今回の金像奨領奨典禮は開催資金縮小のせいもあり、レッドカーペットをかなり短くしたそう。
そのために登場する映画人ラッシュで、入場開始後15分という意外に早い到着となったトニーは、すぐにはレッドカーペットの上を進めず、直後に到着した「投名状」のピーター・チャン陳可辛監督と一緒になって、衆人の目も気にせずしばし話し込んで旧交を温めたそうです。

マスコミに聞かれると、ピーターさんは「僕らは何度も一緒に仕事をしたからね! 僕個人が最も好きな映画は《風塵三侠》だし、《亞飛與亞基〜錯在黒社会的日子》でもトニーと一緒に仕事をしたよ」と語りました。(あの2003年の「1:99電影行動〜2003春・追想」を忘れてますか、ピーターさん?) ピーターさんはまた「僕とトニーは一緒に成長したんだよ」とも語ったのでした。うんうん、東南アジアと米国の人脈を生かしてその時代時代に即した娯楽作を作り続けたピーターさんと、中華圏に居ついてゲージツ映画に出演を好むトニー…という方向性の違いはあれど、香港に生まれた同い年だもんねー!
話してるうちに、彼はさらにトニーとの面白いエピソードを思い出してくれました。「『君さえいれば 金枝玉葉』では彼を起用しなかった。でも彼の恋人(カリーナ・ラウ)を起用したので、彼は撮影現場に見学に来てくれた。ちょっと撮影を見ていて、彼は僕に言ったんだ。陳可辛、君ってひどいなあ。こんないい役に僕を使ってくれないなんて! 僕は彼に言ったさ、だって君は歌を歌えないじゃないか…当然これはジョークだよ(笑)。でもトニーは言ったんだ。『君さえいれば 金枝玉葉』の中のレスリーとカリーナの、一人は静かな生活を好み、一人は賑やかな生活を好むのに一緒にいるっていうのは、明らかに実際の僕とカリーナの物語だろうって。トニーは言ったんだよ、『君は僕の物語を撮ってるのに、僕を起用しないのは意外だよ』って!」

やっぱりぃぃぃぃ! 「恋する惑星」を観たくて飛んでみたら前日で上映が打ち切られていたあの1994年夏、香港での「金枝玉葉」封切日に、満員の映画館で香港一般ピープルと(以上に?)座席からずり落ちかけるほど笑い転げながら、nancixは心の中で何度もピーターさんに叫んでいましたよぉ! 「このサムって人物、絶対トニーもモデルの一部でしょ? そうでしょ? きーーーっあなたってばあなたってばもう、面白すぎる! 巻きロングスカートに鼻ピアスの30過ぎて偶像歌手トニーまでネタにしてぇ! トニーがこの映画を観たらどう思うか! 謝れ、絶対謝れぇ!」って…。いや、トニー本人も苦笑交じりに面白がってただろうけどさ。
こういうエピソードを、ピーターさんからもトニーからも聞きたかったのに、聞き出せないできた無力な自分が本当に情けない…。・゚・(ノД`)・゚・。 でも今このときになってでも、読めて本当に嬉しいよぉ。









さて、順序が前後しますが、世紀影壇成就大賞の発表後にアニタ・ユン袁詠儀がステージでスピーチした時、彼女がアンディ・ラウ劉徳華の中国女性ファン・楊麗娟の一件について言及したそうです。



















そして、かつてはポストレスリーと言われたクリス・ウォン黄凱芹という男性歌手が、レスリー・チョン張國榮の名曲にして「君さえいれば/金枝玉葉」の主題歌でもあった「追」を絶唱している様子です。



