中国、売国奴を美化と批判 金獅子賞の歴史映画で激論 :共同通信社ど、ど、どうしたんでしょう、共同通信社?
【北京17日共同】抗日戦争期の中国を舞台に、今年のベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞した台湾出身のアン・リー監督の「ラスト、コーション」が中国で封切られた。しかし、日本に協力する「漢奸(売国奴)を美化し歴史を歪曲」しているとの批判が上がり、映画支持派との間で論争が白熱している。
11月には中国で封切られた「ラスト、コーション/色、戒」について、なぜ今頃キナ臭い雰囲気で取り上げることにしたんで?
記事の続きをよく読むと、後半で「11月に封切られた」ことに言及していますが、最初だけ読むと、まるで昨日今日に中国で封切られたような誤解を招くんですが…?
中国で、確かにこの映画は大いなる論議を呼び、ネット上でも活発な意見交換や議論が行われましたが、そのほとんどがアイリーン・チャン張愛玲による原作小説の比較と
・ベッドシーンはやり過ぎではないのか、ここまで描く必要があったのか?などに集中していて、漢奸(売国奴)を美化し歴史を歪曲しているかどうかは、傍流の論議だったと記憶しているのですが。
・中国版でカットされたシーンはどことどこ?
・本当にトニー・レオンら、スター本人のヌードなのか? 替え玉ではないのか?
(替え玉疑惑については、タン・ウェイ湯唯の身代りを務めたと言い張る人物が現れ、自分のヌードの後姿まで合成写真で公開しましたが、実はこの人物が性転換者、つまり女装の男の、売れてないタレントだったというオチまでつきましたさ)
「歴史」を歪曲しているというより、テン・ピンルー鄭蘋如による丁黙村暗殺未遂事件という史実との比較や、鄭蘋如の遺族による「彼女は漢奸との情欲に溺れてなどいなかった、身を堅く守り愛国心に燃えた救国の烈士だった! 映画ヒロインと一緒にしないで!」という訴えが話題になっただけで。(そんなことを言ったら伴野朗氏の小説「シャンハイ伝説」なんて、鄭蘋如を実名で酷い描きよう……むにゃむにゃ)
それに易先生は特務機関の大物であり「情報将校」ではないと思うのですが、この記事を書いた記者は一体…。易先生の書斎のデスクに飾られていた、軍学校時代とおぼしき軍服姿の写真で誤解したのかしらん?
とにかく、中国の皆々様がいろんな意見を持ち百家争鳴するのは当然ですが、それを日本へ報道する側の人間には、「君は映画を見たのかね?」と、アン・リー監督のごとく凛と反問したいものです。
「映画を見て、ちゃんと細部まで理解できたのかね?」とも。
nancixもまだ、未消化の部分があるので、台湾版と香港版DVDを注文してしまいましたが…。
中国製品及び中国製食品に関しても、もしかしたら「安かろう、悪かろう」と言われ公害をも引き起こした時代の日本製品と同じく、一部をクローズアップして全てが悪いみたいに報じてないかしらん…?
地道に、基本を守って生産している業者の存在ほど「ニュースバリューに欠ける」として、報じられることが少ないものなんですから。