2007年12月14日

日本のTV・映画の企画って…

草なぎ剛&田中麗奈で韓流映画「猟奇的な彼女」が連ドラ化:サンスポ.COM
 SMAPの草なぎ剛(33)が来年4月スタートのTBS系「猟奇的な彼女」(放送枠未定)に主演することが13日、分かった。平成15年に公開された韓国の同名ヒット恋愛映画の連ドラ化。お人よしな主人公と破天荒なヒロインが繰り広げるコメディータッチのラブストーリーだ。草なぎは主人公、眞崎三朗役。ヒロインは本格的な連続ドラマ初出演となる田中麗奈(27)が扮する。


 なんで、今さら「猟奇的な彼女」……。
 韓国映画のヒット後1年以内ならともかく……。
 しかも、あの「インスパイア・アンフェア 無間輪舞曲」(名付け親は「funkin'for HONGKONG@blog」のもとはしさん)のTBSが、「ジョシデカ!−女子刑事−」で最愛の仲間由紀恵ちゃんに、泉ピン子と韓流スターを組ませるようなどうしようもないTBSが、まだ懲りずに製作ですか。改悪間違いなしですな。
 何が「数字的には最低20%は獲れると思います」と自信の弁、だよプロデューサーさん。日曜劇場「ハタチの恋人」開始時もそう思ってたんじゃないのー??


 韓国映画「猟奇的な彼女」は、ヒロインの可愛さと突拍子の無さももちろんのこと、脇役のシュールさや細部の作りこみも魅力だったんだけど、TBS製作じゃ、オリジナルへの敬意も皆無で、そんなもんどっかに吹き飛んでしまうんでしょうな。
 ま、一応"日本のレオン・ライ黎明"こと谷原章介も出るのが注目ポイントではあるけど、彼に中国語は話させないだろうしさー。

 金城武&松たか子出演映画「怪人二十面相」来年12月公開予定:サンスポ.COM
  俳優の金城武(34)が主演、女優の松たか子(30)がヒロイン役の映画「K−20 怪人二十面相・伝」(佐藤嗣麻子監督)が製作されることになった。東宝が13日、明かした。

 原作は江戸川乱歩氏ではなく、二十面相誕生を描く劇作家、北村想氏の小説で、舞台は1949年の架空の都市。金城は二十面相に仕立て上げられる奇術師役。松は二十面相に狙われる財閥令嬢。明智小五郎は仲村トオル(42)。1〜4月まで日本と中国で撮影し12月に公開予定。

 金城クンが再び邦画界で活躍してくれるのは喜ばしいことだけど、
 秀作ドラマ「YASHA-夜叉-」やゲーム「鬼武者」オープニングMOVIEの佐藤嗣麻子監督と組んでくれるのも嬉しいけど、
 なぜに「怪人二十面相」??

 小学校の図書室で江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(ポプラ社版)に読みふけり、ワクワクドキドキし、明智探偵と小林少年と一緒に活躍できるヒロインになりたいと夢見たのは、nancix世代までじゃないのか…?

 最近になって「グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人」(森下香枝著)を職場のオジサマに借りて読み、改めて「かい人二十面相」の卑劣・粘着な手口に怒り、関西の各県警・府警の失態の連続に呆れたんだけど、いったい金城クンや松たか子のファンらが、グリコ・森永事件の「かい人二十面相」を覚えているだろうか…?

 いっそもみ上げの長い金城クンで、若きルパン3世のドロボー稼業開始の理由から峰不二子の出会いを描く「ルパン3世・伝」でも作った方が…って、何かあったような、そういう企画って。

 とにかく、邦画も日本のテレビドラマも、企画が枯渇してるんだなーと痛感させられた、このごろでありますよ。

 オリジナル企画が無いからって、数年後に「ラスト、コーション」翻案なんてのは、絶対反対。
 「傷だらけの男たち」を水谷豊&寺脇康文で…なんてのも、絶対反対。(ドラマ「相棒」をトニー&金城クンで焼き直し、ならnancixの脳内妄想でだけOK)。

 そういえば、香港映画や中華圏映画にのめりこんだそもそもの理由も、二枚目男優はあくまで二枚目でコミカルな役や憎まれ役なんて絶対やれず、事務所の異なるライバル男優とは絶対に共演が不可能で、滑舌に問題有りのアイドルが主演を張り、企画力に乏しいくせにやたらと主題歌流しまくりの売らんかな商業主義が鼻につく邦画・日本ドラマに呆れ絶望していたから、だっけか。
 その香港映画が日本ドラマに追随し始めた頃も、香港音楽界が小室哲哉色に染まりかけた頃も、がっかりしたっけなー。
 とか何とか、ボヤキ苛立ちながらも、一視聴者としては、興味深く傍観していくしかないんですけどねー。

 ちなみに最近はNHK「ちりとてちん」(自分の妄想しまくり・周囲がA子だらけで劣等感まみれ・片思い&失恋しまくりの10代の頃を見ているようで、イタい…)や土曜ドラマ、フジテレビの深夜ドラマ「SP(エスピー) 警視庁警備部警護課第四係」を面白く見ていますが、「SP」もどことなく、アンドリュー・ラウ劉偉強テイストなんだよなあ。このドラマの総監督が「少林少女」(08)の監督でもある本広克行氏だから、まあわかるけど。
 勇ましくもカッコイイBGMや、こないだまでのIT系企業経営者の証言者警護でのホテルエレベーターの撮り方は「インファナル・アフェア」ぽかったし、悪役に韓国or中国系の俳優を起用してるし、病院占拠・患者人質なんてのはジョン・ウー呉宇森監督の「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」(92)を思い出したし。

 とにかく、企画はあくまでオリジナルで、
 小説やコミックを原作とする場合も原作に敬意を忘れず尊重し、
 何かに影響されてもいいけどそれを隠さず、
 余計な色や付録を付けず、蛇足を排し、
 真摯に作るべきだと思うですよ、映像作品というのは。

 今のところの不安は、新春スペシャルの「のだめカンタービレ 新春スペシャル」なわけだけど……。
 台湾や香港からの若手起用は無いのか…残念無念。
posted by nancix at 06:35 | Comment(1) | TrackBack(2) | 日々のこと。
この記事へのコメント
nancixさん、初めまして。以前よりちょくちょくこちらにお邪魔させていただいて、トニーさん情報拝見させていただいておりましたm(_ _)m
nancixさんの疑問の「何で今頃猟奇的な彼女…」なんですが、来年六月公開予定のクァク監督の新作映画「僕の彼女はサイボーグ」がTBS協賛のためだと思います。映画の方はあくまでクァク監督作品ですし、個人的に主演二人(綾瀬はるかと小出恵介)好きなので期待しております。
・・・ですが、連ドラの「猟奇的な彼女」はどうでしょうね??TBSがどんな風にいじってくるのかかなり不安ですね(^^;
またお邪魔させていただきます〜
Posted by のんのん at 2007年12月20日 14:28
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