
その後、バックステージだか祝賀パーティーで記者らに「次作はいっそ、台湾でコメディ映画でも撮ろうか」なんて冗談を言い、「じゃあ、呉君如を起用しますか?」と問われると「彼女か。うん、彼女は面白かったねえ」と笑ってたというのだから、いじられたことを気にしてはないのですね。
ワン・リーホン王力宏に「監督も相当おかしかったですよ」と突っ込まれ「本当に? 僕、面白かったか?」と喜んでたみたいだし…。
それに、「色、戒」の最優秀作品賞受賞の発表後、監督ら皆と一緒にステージに上がった湯唯ちゃんは、とうとう感動のあまりに泣き出してしまったんですねー。
「(「色、戒」撮影中に迎えた)私の誕生日の事を思い出したの。私は一つの願い事をしたんです。どれだけ(撮影から日が経って)後になっても、私たち皆が家族のようになっていられますようにって」と記者らに話したそうで。

自分の最優秀新人賞受賞の時も、他の時も、お澄ましして優雅に振る舞っていたのに、アン・リー監督に抱えられて慰められ、涙を拭くその時の姿が小さな女の子のようで、台湾の男性映画ファンは胸がキュンとなったとか。
あ、さて。
台湾金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞したものの、その身は遥かな中国・河北省易縣「赤壁」ロケ地にあるトニー・レオン。
受賞直後、バックステージに用意された電話機で、特別に電話インタビューに応じました。
トニーは金馬奨に対して特に気に掛けていて、最優秀主演男優賞を受賞したという知らせを受けると嬉しさのあまりに頭がぼんやりとなり、「色、戒」を撮影した頃の辛さを半分は忘れてしまったと答えたそうです。そんなトニーに、「赤壁」のジョン・ウー呉宇森監督はすぐにお祝いの言葉を言ってくれたとか。
昨夜、「撮影中に最も辛かったのはどのシーンの撮影のとき?」と取材陣に聞かれたトニーは、「色、戒」を撮影した頃は最も楽しくて愉快な日々だったと前言撤回(^_^;)。 「撮影チームとの仕事を充分に享受した、アン・リー監督との仕事はとても楽しくて、映画があっという間に撮り終えられたように感じた」と答えたそうです。
「色、戒」はトニーにとり、1994年の「恋する惑星/重慶森林」、2003年「インファナル・アフェア無間道」に続く、人生で3度目の金馬奨受賞作となりました。トニーは受賞を知らされると、ファックスですぐに受賞コメントを台湾に送ったのでした。
トニー自身は「全部脱いじゃうのは爽快だったよ♪」と発言し、撮影時の苦労を認めませんが、アン・リー監督は後になって「トニーに取ってはとても重い心理的負担だったはず」と発言し、トニーの内心の葛藤と衝撃が、言葉にならないほどのものだったはずだと思いやりました。アン・リーの信頼があればこそ、トニーは自分の体をアン・リーにゆだねたのですから、アン・リーはトニーとは「生死の交わり=生死を共にするほどの間柄」だと形容したのでした。
電話インタビューに話を戻すと「いつ受賞祝賀パーティーを開くのか?」と記者に聞かれたトニーは、「赤壁」のクランクアップを待って、お祝いをしたいと答えました。「台湾がとても恋しいです、ずっと台湾に行きたいと思ってるんですよ」と、台湾トニーファンの気持ちも汲んでのメッセージもしたのでした。
さてさて、12月8日は香港女優カリーナ・ラウ劉嘉玲の、42歳の誕生日でもありました。
「彼女への誕生日プレゼントは、あなたの受賞ですか?」と聞かれたトニーは苦笑して「彼女への誕生日プレゼントは、僕はもう買ってしまいました。この賞は僕自身のものです」と言い張るのでした。…照れ屋さんですからねえ。「でもカリーナが長年、僕に対して見返りを求めずずっと支持してくれたことに感謝します。彼女のおかげで、僕は安心して映画撮影に没頭できたんです」ともフォロー。
現在、カリーナは上海に滞在中で、金馬奨授賞式前日の7日夜7時半には、自分が共同経営する上海のバー「MUSE」に現れ、10数人の友人達と誕生日パーティーを楽しみました。香港での芸能活動をほぼ全て休止して子育てを優先し、現在は中国に住んでいるフェイ・ウォン王菲と夫のリー・ヤーポン李亞鵬の夫妻も、久々に夜のちまたに姿を見せました。香港から駆けつけたメディア・アジアの代表社長・ピーター・ラム林建岳、有名ヘアスタイリストの阿Zing、トニーの卓球仲間でもあるンー・ティンイップ呉廷[火華]らも続々と会場に集まりました。
楽しく飲んで歌ってダンスまで飛び出し、さて誕生日当日に日付が変わろうかという夜11時50分頃、スタッフが100本の赤いバラの花束と、D&G(ドルチェ&ガッバーナ)のギフト包み、及びケーキをバーに運び入れました。どうやらこれらの手配の依頼主はトニーであり、段取りしたのはンー・ティンイップ呉廷[火華]さんだった様子です。
↑100本のバラの花束をバーに運び入れるスタッフ。
そして「ハッピーバースディ」の歌が、会場の皆で歌われました。
本来、明日のチャリティーイベントの準備があり、また幼い娘2人を残してきたフェイらは11時頃には会場を出る予定でしたが、台湾を含むパパラッチが詰めかけバーを取り囲んでいるので、危険を察知し店内に引き返し、リー・ヤーポン李亞鵬が先に11時頃帰宅。フェイは1時過ぎにやっと脱出。カリーナらは午前3時になって、ようやくお開きとなって車で会場を出たそうです。一斉にフラッシュが焚かれ、コメントを求める記者らに向かって、カリーナは高らかに「私の誕生日よ、うれしいわ!」と叫び、今では歌手でも女優でもないフェイのボディガードとなることも忘れなかったそう。
カリーナは翌8日、親友のフェイ・ウォン王菲と夫のリー・ヤーポン李亞鵬が設立した、口唇口蓋裂児童援助のための「嫣然天使基金」のチャリティー晩餐会に参加しました。
2006年に生まれた、フェイとヤーボンの娘には口唇裂の障害があり、手術をして日常生活に支障がないまでに回復しました。しかし中国ではこの整形手術を受けられないまま成長する貧しい子供たちがまだまだ多く、生活に不自由なのはもちろん、「先天性障害は親の因果や本人の前世の報い」といった迷信や偏見の目にも苦しめられています。そこでフェイ夫妻は「嫣然天使基金」を設立し、カリーナ、那英、伊能靜ら芸能人や多くの友人らに協力してもらって、中国辺境や医療過疎地区に医療隊を派遣する、子供の手術料が払えない貧しい家庭に資金援助するなどの活動を続けているのでした。昨年行われた同基金のチャリティーオークションでは、トニーも秘蔵の18世紀玉鉢を出品、500万人民元=約7500万円で落札されたと話題になってましたね。
晩餐会が始まる前の取材で、カリーナは記者に「今年は、彼が受賞すると最も信じられる1年だったわ。過去何回かのノミネートでは、いつも幾つかの批判を伴っていたけど、今年は完全にないんだもの。私は彼が間違いなく受賞できると感じるの!」と断言。「トニーから、誕生日プレゼントは受け取りましたか?」と聞かれると「受け取ったわ! でも何だったかは言えないの!」と軽くいなしたのでした。
百本の赤いバラ……。
もー、トニーさんってば、ロマンチックぅぅー。
やっぱり「君さえいれば〜花様年華」で、サム(レスリー・チョン張國榮)が、同棲中の恋人の歌手ローズ(カリーナ・ラウ)への歌謡大賞受賞祝いに、バラの花束を贈ろうと自分の車内に花束を置いていて、でもバラアレルギー?なんでくしゃみしまくってたコミカルな姿を連想するなあ…。
ま、ローズは仲間たちとの乱痴気騒ぎで浮かれはしゃいでて、決して社交的ではないアーチストのサムはうんざりするんだけどね(^_^;)
トニーが親友に託したD&Gの包みの中身も何だったか気になるけど、それは二人の間だけの秘密。
とにかく元気で、クシャミ一つしないで「赤壁」撮影を無事に終わらせて〜!
クリスマスには香港で、ゆっくりできるといいねえ。
日本のファンだって、来年会えるのを待ちかねているよーー。
早く見たい。ドキドキしますけれどね。