2007年11月23日

ドラマ「花いくさ」も見ましたえ。

 NHKスペシャルドラマ「海峡」はとても全話見る気力がなくパスしたのに、ドラマ「花いくさ〜京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子〜」を、”何となく見”してしまいましたえ。
 
 ……あのう……BGMが……。

 ハリウッド映画「SAYURI」のBGM、そのまんま使ってませんでしたか? 勘違い? 気のせい?

 小説「メモワール・オブ・ゲイシャ」映画化に際しての記事は、こちら。
 nancixの、映画「SAYURI」の第一印象は、こちら

 原作「芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす」の著者で、現在は岩崎究香(みねこと読む)と改名しておられる岩崎さん、確か「メモワール・オブ・ゲイシャ」のモデル問題で、作家のアーサー・ゴールデンを相手どって訴訟を起こしておられた記憶が…。
 2003年に示談という形でおさめたのか。ふーーん。

 とりあえず、先に「SAYURI」を見てしまったので、
 チャン・ツイィー=井上真央
 コン・リー=戸田菜穂
 ミシェール・ヨー=葉月里緒奈
 桃井かおり=白川由美(途中でお亡くなりに…)+名取裕子

 の比較に、どうしても目がなってしまう。

 さすがに舞妓、芸妓さんの着付け、髪型、所作は、「SAYURI」よりはまだ安心して見られるというもの。
 だけどねえ……。
 日本にはこんなにいろんなタイプの女優さんがひしめいているのに、難しいのねえ、いざキャスティングしようとすると。

 「花より男子」でブレイクした井上真央ちゃん、一途で気が強くてひたむきなのはわかるけど、こんな意気込みだけ強い舞妓さん、お座敷に来られても、座が弾むんだろうか。
 「祇園一になってやるっっっっ!」と何度も決意してたけど、そもそも何が「イチバン」なんだろうか?
 サラリーマンが目を剥くような大金はたいて座敷に来てくれた客を、どうもてなすか、どう楽しませるか、若いのにどう話し相手になって、相手をくつろがせるのか。それがまるで伝わって来ない。
 舞妓さんも芸妓さんも、もっと腰が低く、はんなりしていて、だけど誇りを胸に秘め、堂々と振る舞う方々じゃないんだろうか。

 何だか、京都の町角で「すいませーーん、写真撮らせていただいてもいいですか?」と観光客として彼女に声をかけたら、ギロッとにらまれ、キツーーい一言を捨て台詞にされ、あぜんぼーぜんとなりそうでした…。
 確か、原作者の著書のどれかに「「功名心はいらん。向上心はええけど、 ほかの欲は見苦しいえぇ」 という言葉があったと思うんだけど…。
 真央ちゃんからは、気性の激しさと功名心しか感じ取れなかったなあ。
 やむなく先輩芸妓の息子と同居するはめになり、その息子に抱きつかれそうになったせいで、すっかり接触恐怖症になってしまうやなんて、男はんと毎晩のように接する接客業としては、致命的ですがな。
 どう克服するのか、やがては男はんのおさわり願望も微笑ましく思えるほどうまいこといなせるようになるのかを描くかと思いきや…。
 怖いこわい、融通の利かんおねえさんにならはって……。
 座敷で気の利いたやりとりをして、オジサマ方となごやかに談笑する、上達した芸を見せて皆に感嘆される、真央ちゃんが見たかったですよ。

 何だか最近、やたらと戸田菜穂さんを見るような気がしたのは、NHK土曜ドラマ「ジャッジ」で主人公の裁判官の妻役を演じてらしたせいですかね。
 見始めは(これ、戸田菜穂と葉月里緒奈の役柄が逆じゃないん?)と、けげんに思った。
 葉月里緒奈といえば、金城武主演作「不夜城」で、リー・チーガイ李志毅監督と衝突し、降板した印象が強くて。
 当時は確か、理由もなくハダカにはなりたくない、ヒロインの心理がわからないという苛立ちが、衝突の原因だったような。
 ……アン・リー監督なら言葉を尽くして説得してしまったかもしれないけど、李志毅監督、寡黙だからなあ…むしろ原作者の馳星周に食ってかかってよ、とあの時は思ったもんだ。
 その後も彼女、恋多き女と呼ばれ、仕事よりも恋を優先するかのようなエピソードが多かったし。

 戸田菜穂さんだと、清純できりっとした感じで男よりお仕事優先しそうで、男性をみだらに誘惑したり奔放に振る舞う感じじゃない。あくまで外見上の印象ですけど。
 
 ま、ドラマが進行するにつれて、ああ、葉月里緒奈の役はミシェール・ヨーのハツモモとはやはり異なるんだ、だから彼女を選んだんだと解るんですがね。
 「不夜城」の頃より、すっかり頬がこけてしまって…細い首が痛ましかったです。

  売れっ子俳優高宮誠一郎役の、仲村トオル。
 スマートで少しキザな外見からは若き日の石原裕次郎とか、トニーこと赤木圭一郎か?とか思ったんですが、後でネット検索で、違う人がモデルだとわかった。
 小野小町と深草少将の「百夜通い伝説」かよ、と呆れた、3年間、毎日京都・祇園に通うエピソード、裕次郎のような立場じゃ到底無理ですね、ハイ。
 会社経営者などの実業家でも無理だわ。時間の融通がつく自由業でないと。
 マネジャーや、彼が所属する映画会社のお歴々は、彼の「3年通い」、どう見てたんですかねえ…。

 でも、お重の白飯と赤飯など、しきたりによるしめくくりは、しゃれてましたね。

 ……それだけかい。

 ま、接客業でなくても、おんなの多い職場は日々、闘いですなあ。

 負け犬でええです、nancixはもう(溜め息)。

 この日はその後、何となくNHK教育にチャンネルを変えて、もう1本番組を観てしまった。
 これがまた、以前から気になっていたトンデモ作品で……(^_^;)(続く)
posted by nancix at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のこと。
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