また台風(ToT)新大阪で1時間近く足止め。やきもきさせられましたが、何とか東京国際フォーラムCホールでの2回め上映に間に合いました。「恨ミシュラン」神足裕司が恒例・蝶ネクタイ姿でやって来たのに出くわしてしまいました。うひゃー…王家衛作品なんてキョーミあるんでしょうか? 実はツイィーファンだったりする?
ジャパンプレミアの可能性について聞けそうな、FテレビとMハウス関係者を探しましたが、もちろん顔も知らないし。興行者とマスコミのライターさんや編集者しかいないのでした。男性が多かったです。
香港映画関連のおなじみライターさんらも何人かはせ参じておられました。…ていうか、10年前と同じ顔ぶれだよね…
さて、映画です。
言っちゃっていいですか?
見る人をものすごく選ぶ作品になってました(泣)
FテレビにD通にMィアスーツにRントラックジャパン(「インファナルアフェア」配給会社の親会社)から資金を分捕って、よくもまあ……。
あっぱれだよ王家衛! それでこそ王様だよ!
しかし。
絶対にお子様連れ厳禁ですよ! トニー&Takさんファンのママさんたち!
うっかりお連れ合いか彼氏なんか連れて行ったら、帰りはラブホ直行ですよ!
正直言って、初体験でいきなり、テクニシャンな女あしらいの巧い男にあーーんなことやこーーんなことをカラダで覚えさせられたって感じ……なんです。
一晩中愛されて疲れてるし、体………当然痛い。
でも甘美。反すうしてはポヤーン、と陶酔してしまう。
(ワタシ以外の女ともいっぱいいっぱいこんなことしちゃってきたのね、許せないわ、悔しい、でもでもでも…もういっぺん味わいたいかも…)と……。
特にそれが「スキャンダル」のペ・ヨンジュンどころじゃない、スケベ度満開の中華カサノバ=トニーが相手だったりしたら、もうもうもう…。
ものすごいものを王家衛+トニー+Takさん+カメラ酔いしないドイル+チェックシャツ無しのウィリアム・チャンのドリームチームで、作っちゃって……。
東西のハザマを泳ぎ渡り、21世紀、こんな怪物みたいな私小説映画を作っちゃえるなんて、何という時代でしょう。
フツーなら企画・脚本段階で却下です。シナリオコンクールではボロクソに言われます。いまもう、日本で罵倒される言葉の数々が思い浮かびます。王家衛チームでなかったら、nancixも思い切り「なーーーーーーんやコレッッ!」と叫ぶでしょう。
にもかかわらず、シーン一つひとつがそりゃもう、すばらしい完成度なのです。
「花様年華」「欲望の翼」も「恋する惑星」も「楽園の瑕」さえもぶち込まれていました。それぞれの作品が重層的に存在し、まるでそれらのダイジェストを一気オールナイトしたのを見てしまったみたいな。そりゃ疲れますでしょ?
でもね、ダイジェスト感が拭い去れないのですよ(泣)
2時間10分ぐらいかけた、壮大なダイジェスト。
王家衛の頭の中にはきっと、6時間? 24時間? いや3年、5年分の周慕雲の、蘇麗珍の、また名前を変えたというミミ=ルルの悲劇的な、白玲の孤独で誇り高い、Takとフェイの日本と香港を巡るドラマが詰まっていて、今も息づいているはずなのです。なのに彼は意地悪なことに、その断片しか観客に見せようとしないのです。見せたくてもきっと、お金も時間も足りないのです。
ああ、悔しい。
いっそ全10巻の大河小説でも書きやがれ。
一生かけて読みきってやる。
さて「花様年華」では情欲を抑え、耐えに耐えてきたトニーさん、そりゃもう欲情全開。
フェイに対してだけは妙に純情でしたが、ツイィー相手にはさんざんお励みになられて…。
生お尻は一瞬しか見せてくれなかったけど(カットすんなよぉぉおぉ王家衛!!!!)、ギシギシギシギシとまあ、何人の女と何発ヤったのか、わかりませんです。(まだヤルんですかぁー、もういいでしょー、誰と何やったって、結局はすること一緒じゃーーん)と、さすがのnancixも途中で匙を投げてました。
ストイックな男のロマンが好きな皆さんには、総スカン食らいそうだし、初恋の君、白馬の王子様が好きな方々にはツバ吐かれそう。
それでもそれでも。
「欲望の翼」のレスリーが冷たく激しく突き飛ばして拒絶するのが魅力だったとしたら、「2046」のトニーさんは女心を優しさの真綿にふんわり包みこんで、その上で横っちょに片付けてしまうのです。
やってることは同じ、心の中への進入を拒んでるのに。
またかいっと思いつつ、タクシーの中のアンニュイトニーだけで、もうもうもうもう………
(3分放心状態)
そうだ、Takさんですよね。
nancixは気に入りました。
8分ダイジェストのときのあの噛み付くような台詞「だからアンタに頼みたいことが一つあんだ、これ見りゃわかるんだろう?」(一息で)のあったシーンがカットされ、イマドキ感を消してます。
つまり、意味もなく人をねめつけて(何か文句あんのかよ、あーん?)と挑発する部分が見事に拭い去られていて、あきらめ半分、うつむきつつも必死に好きな相手の真情を捕まえようとする60年代青年像を、見事に王家衛色に染まって演じてました。
ただ(6年もかけてまだそんなことをぐちゅぐちゅと…君らはいったい何やってんだーーー!)でしたけど。
近未来Takさんも、思ったほどワイルドでなく。(ややガッカリ。トニーが逆立ちしても出せない鋭さ・しなやかなワイルドさを期待したのにな)
そしてコン・リーとドン・ジェ。この部分は絶対カットすべきでした。
過去のある女なんかどーでもいいわーい!
ガキがじゃれついてきたからって何じゃーい! 猫じゃらしでも与えとけー!
(大暴言)
王家衛が何と屁理屈をこねようと、中国大陸プロモ対策でしかないであろう彼女たちの部分をカットし、もっともっともっと近未来部分、バードさんとTakのスリリングなやりとりや、断片的にしか見せてもらえなかった未来カリーナとチャン・チェンの経緯を、つまりは周慕雲の小説世界をちゃーーんと時間をかけて見せてくれたら…。
王家衛、ウィリアム・チャン、もう屁理屈はいいからフィルムを全部提出しなさい!
あああ、奥村和由プロデューサーと化して「美男そろいぶみ女の裸はついで日本向けバージョン」を作りたい。
でもこれ以上の撮り直しを命じたら、トニーさんビョーキになっちゃうかもな…。
何だか寝込んで風邪と称しているみたいですね。大部分が気疲れですよ…。
来る日も来る日も無理して誰にでもニコニコ愛嬌を振りまくから…貪欲な記者や顔もわからない大群衆に、精力吸われちゃってるの。くすんくすん。
私は公開まであと1ヶ月弱、期待感をじっくりと熟成させつつ味わいます〜。
写真のポスターor看板(?)、とっても大きそうですが・・・「主役の」特大チャウさんに出会えてよかったですね。
あ〜。そうなんですか・・・。
見る人を選ぶ作品ですか・・・。壮大なダイジェストですか・・・。欲情全開ですか・・・。
では、Yahoo!ムービーとか、@映画生活とか、そういったサイトは見ないようにします。精神衛生上よろしくないようなので・・・(^^)
それでも、アンニュイトニさん、姿の見えないレスリー、カーウァイ色に染まったタクさん・・・期待はどんどん膨らみます。
「花様年華」「欲望の翼」は当然として、「恋する惑星」も「楽園の瑕」も見直して、予習してから行きます〜!
そんなに官能的な・・・エロイんですかぁ。(^_^;)
R指定付くかもって感じなんでしょうか?
あと1ヶ月、私も映画見直して臨みたいと思います!
スケベ度満開のトニーちゃん…おかげで心の準備ができました。予習をしつつ、期待でいっぱいになりながら公開日を待ちます。
う〜ん、「2046」周慕雲さん、やはりそうですか・・・
では、あの記者会見のかわいく、さわやかな方が演じられてるとは、誰も気付かないかも・・・
そんなわけない〜。初めてトニさんをご覧になる方、他の作品も観てね。
一方、想像だけで、すでにメロメロな私・・・
でもね…見せない分だけ音で、声で、表情で、責めて来て、経験者にとっては記憶を喚起されて充分スケベなのですよーーーーー(泣)
もちろん笑えるところもあります。何もそこまでって。
もートニーってば、愛すべき男! いくらいやらしい下卑た笑みを浮かべても、何かしらユーモアがあって心底からは嫌いになれないのです。
見る人を選ぶ映画ですか…ホッホッホ、大いに結構!(最初から大ヒットなんて期待してないし…)
でも、おフランス辺りでは受けそうかしら?(…って気にしてるやん(^_^;))
エロエロでもアンニュイでもイイわ〜。
トニちゃんがとっても満足しているのなら、この目でしっかりと見届けてあげなくては!
>トニーさんビョーキになっちゃうかも。
ほんとに昨日、病気で倒れたようですね…(T_T)
nancixさんの感想を聴いて、余計に「2046」へ興味が持てました。
今までのカーワイ作品も見る人を選ぶ感じの内容でしたけど、今回はそれに輪をかけて人を選ぶ作品なのかな、と。
エロエロですかー。
本気で楽しみです。
エロ、エロエロ、エロス、私にとってはビミョーにビミョーに受けるイメージが違うのですが、うーん、エロエロに仕上がってたか・・・。こうなったら、あきらめ悪く、私の脳内分類でのエロス(一番好き)の範疇であることを最後まで期待しよう・・・。
コン・リーとのシーンも、一応、希望を捨てないでおくことにします(^^;)。
私は香港人の22歳の藍です。
私も2046映画を見たので感想を書きに来た。
日本語があまり上手じゃないけどごめんね。
私もnancixさんと同じこと思った。
きっとこの映画は好き嫌いが分かれるなって。
私はどっちか好きって方かもしれないけど
嫌いな人は嫌いな映画かも。
ほんとうに若い人は見ないほうがいいと思う。
さすがカーウァイ映画って感じがします。
トニー、フェイ、カリーナ…
いろいろいたけど私にはTakが一番気に入った。
一番光ってたと思うし、お芝居も上手だった。
眼力がすごく素敵だったと思った。
私は彼が好きになった。
私は彼のFanになりそう。
彼は香港でもすごい人気。
それが私にも分かった。それはすごく嬉しいこと。
日本のみなさんも早く映画見れるといいですね。
なるほど〜〜。エロエロのトニーですか??
私は期待がバシバシグングン盛り上がってきてしまいました。
昨日、私に声をかけてくれた会社の人は、なかなか面白かった、という感想を寄せてくれました。
やはり彼女もnancixさんと同意見で、好きな人と嫌いな人とですぱっと別れると思う、とも付け加えていましたよ。
という事は、かなり的を突いた意見なのでしょうね。
お子ちゃまは今回の映画の鑑賞は我慢していただきましょう。
10月23日が楽しみ〜〜
「2046」初鑑賞後、nancixさんたちとお話できて嬉しかったです。
私は昨夜鑑賞後は何だかぼんやりしていたものを徐々に自分の中で消化中です。
>見る人をものすごく選ぶ作品になってました(泣)
確かにそうですね。
今までの映画の様々な要素が入っていて、ウォン監督の作品を今まで観た事がない人が観たらどう感じるのかなーと思いました。
私的には結構気に入りました。(もともとウォン監督作品好きだからかもしれませんが・・・)
私はウォン監督の作品は勝手にいろいろ分析・想像して自分なりのウォン監督作品と捉えてしまうので(上手く表現できない。)
タクさんは今までドラマで観ていたタクさんよりは良かったと私も感じました。
>周慕雲の小説世界をちゃーーんと時間をかけて見せてくれたら…。
これは私も思いました。観るまではもっと小説の世界が描かれているのかなーと思っていたのですが・・・。
トニー、今回はちょっとエロ親父化していましたね。
私は平気でしたが、本当にかわいいトニー、ストイックなトニーがお好きな方にはちょっとショックかもしれませんね。私は今回のエロ親父も役作りの賜物と思っておりますが・・・。
>そしてコン・リーとドン・ジェ。この部分は絶対カットすべきでした。
私もこのふたりの役柄の存在意味がよく理解できませんでした。でも後半にあるトニーとコン・リーとの長いシーン(あれです。)は皆さんに観て欲しいです?
「2046」=いろいろな意味を含めて様々な愛のかたちというかなんというか・・・そういう事を表現したかったの?監督って今は思っています。2回目観た後はまた感想が違っているかもしれませんが。
そうそう、フェイに純情というか協力的なのは、現実の世界ではふたりの愛を実らせたいという願望の表れなのかなーと思いました。フェイの恋人=小説のモデル=周慕雲自身だから。
それにしてもnancixさんの鑑賞後の文章はさすがですね。私はどう文章にしてよいのか悩んでしまいました。
・・・日本でどう評価されるやら・・・とても心配です。
試写の感想を読ませて頂いて「好き嫌いが分かれる」
というフレーズにドキドキ、トニーさんのラブシーン中に
生唾ゴックンを聞かれないか心配でドキドキ(笑
なんにしても楽しみに待ちたいと思います。
トニーさんに会えるのを木村も楽しみにしているようなので、是非、日本プレミアに来て頂きたいです。
試写の感想本当にありがとうございました。
感想を読ませていただいて、この映画を観もしないうちから周囲の雑音を聞くたびに自分があれこれ悩んだり怒ったりしていたのが、なんだかバカバカしくなりましたよ。モヤモヤがちょっと晴れた気分です。あとは、日本マスコミが余計なことを言わなければもっと晴れそうです(ってまたヘコミモードに入らないようにせねば)。
10月23日は東京国際に行く予定なので、なんとか地元の試写会にもぐりこんで観たいもんですわ、はい。
TSUNさん:
そうでしょ? 見た人はそう言うと思うの。もっとひどいことを言う人も「映画○宝」方面にいそうです。言ってやって言ってやって。「面白かった」「訳わかんね」としか言えない連中には来てもらいたくな……あわわのわ。
チプドンさん:
>ウォン監督の作品を今まで観た事がない人が観たら
……「訳わかんねーよ、何だこりゃ?」かもしれませんね…。王様の耳はロバの耳、我々の「1万回の??」は、聞こえないと思うけど(^_^;)
リコリスさん:どうぞ盛大に生唾ごっくんしたり、ひやーーーっと両手で口を押さえたりして楽しんでください〜。もートニーもここまでヤッチャッたからには、覚悟するしかないです、ハイ。
もとはしさん、やはり百聞は一見にしかずでした…自分なりにああつながってこうつなげてるんだろうなあという予測を、見事に覆されました。だけどやっぱり、カットシーンも見たい〜CGを直しただけのカンヌバージョンも見せろ〜DVD−BOX絶対出せ〜〜!とじたばたせずにはいられません。
nancixさんの感想を拝見して、ますます2046が観たくなりました。私は『笑えるところ』っていうのがとても気になります。早く観たい。。。
で、少ないながらも一応Birdさんのシーンもあったわけですね?良かったぁ〜。カットされて無くて。Takさんの見た目があまりに現在と違うので、カットされてしまうのではないかと気が気ではありませんでした。ほんと、うれしいです。
今日までこの日記を拝見しようかどうしようかと迷って、きょう思いきって読ませていただきました。観る人を選ぶ映画ですか。何度も観て、年月が経ってもずっと頭の中に気になって残っている映画なんですね。王家監督の映画はどの作品も観るたびに最初観た時の印象とまるで違う感想を持ちます。何回か観た時にはっと気づくことばかりです(私が気づくのが遅すぎるんですが、お陰で二度おいしいです)。そしてトニ―は「2046」でトニ―が演じたあのチャウのような、と語られるような男性キャラクターの一つを完成させたのではないのかな、と想像しながら公開を心から楽しみに待っています。
そして、中国は大連で映画をみて、恐れていたことが・・・見事に吹きかえされてました。トニーもフェイ・ウォンも普通語に。映画への冒涜だー・・・これはウォン・カーウァイはOKをだしてるのかしら?
また2046情報があるようでしたら、期待してます!!