2007年09月28日

香港到着! 信和中心と旺角巡り

 台風が来るかもしれないと警戒し、予算より2万円ほどオーバーだけど、映画館のあるショッピングモールと隣接していて地下鉄駅の真上でもある「ランガム・プレイス・ホテル朗豪酒店」を選んだ今回の旅。
 ホテルの公式サイトには「ビジネスルーム」なんてないのだが、とりあえず楽天トラベルでは「ビジネスルーム」設定でしたよ。往復はもちろんキャセイパシフィック航空。アジアマイル、まだ香港との往復航空券まで達しないのよー。今回の往復でかなり貯まるはず…。

 荷造りしながら明け方に入浴したら、右足くるぶしあたりに何やら長い糸くずが。思わず手で払った瞬間にチクリとした。ぐぇぇぇ、小さいけどムカデだったんです。お湯で流したけど、絶対咬まれたなぁ…腫れなきゃいいけど。メンターム塗りこんで、荷造り続行。
 レンタルスーツケース押したり引いたりしながら出発、予定より1本遅い電車になってしまったけど、空港バスにギリギリ間に合った。出発1時間55分前には関空に到着しそうだけど、間に合うだろうか?

 ……間に合いました。ここで腕時計を忘れたことに気づき、やむなく免税店で2000円程度の安物時計を買う。しかしこの時計、帰途の機内で日本時間に戻そうと龍頭をいじったとたん、ぴくりとも動かなくなってしまったのだった。……安物買いの錢失いたぁ、このことよ…。

 税関での荷物検査、以前は携帯電話やノートパソコンをバッグから出してカゴに入れてレントゲン検査機にかけなきゃいけなかったのに、今回はバッグに入れたままでOKだった。もちろん手荷物に液体やジェルは入れてない。化粧? んなもんホテルに到着してからでOKらー。
 機内では睡眠を確保するつもりが、ふと目覚めると香港映画「十分愛」をやっていた。"水泳王子""飛び魚王子"ことアレックス・フォン方力申が主演の恋愛映画かぁ、と思いつつ、ついつい見入ってしまった。ヒロインのステフィー・タンケ麗欣(元Cookiesのリーダーらしい))は、日本のファッション雑誌モデルにもいそうなタイプ。自分の友人と結婚した方力申との腐れ縁を断ち切れないまま、合コンのサクラを務めたり(イマドキ「ねるとん」形式かよ!)、若き医師に心惹かれ出会ったその日にディナー→彼の家への誘いをあっさりと受ける→男はやる気まんまんでコンビニで○○ドームを購入するも…なんて、日本のドラマとあんまり変わらない恋愛模様が展開するのでした。
 …日本のテレビ局、2時間スペシャルでリメイクすればぁ?

 しかしこの方力申が演じた男、結婚しておいて妻を残して外泊三昧、やたらステフィーの前に現れて未練がましいし(医師の男とも、コン○ームを見つけて危うくつかみ合いに)、愛人にしているのも実はステフィーと自分の妻の親友だし、嘘つきで不実な男なんである。それでも好きなのかステフィー。友人が心通わせた青年が不治の病で亡くなった話を聞かされるやすっかり影響され「私にとって本当に大事な人は、あなただと気づいたの〜」なんて方力申の前で泣いていいのか。コイツはステフィーに「誤解だよ、君が見かけたあの子は、米国から戻った妹なんだ」なんて打ち明けた若い女の子が、実は短期の遊び相手だったりするのに、ホンットーにいいのか!
 
 息巻いていたら香港到着。両替店で1万円だけ香港ドルに替えたら、620ドルにしかならなかった。レートは0.62か…これよりレートのいい両替屋を市中では捜そう。
 エアポートエキスプレス機場快線に乗ろうとオクトパス・カード八達通を取り出し、「増値機」にかけたら、なぜか「エラー・客務中心に問い合わせなさい」の表示が出る。しかも、予備のカードまで!
 なぜぇぇ? 今年1月には何ともなかったわよぉ?と内心泣きながら、インフォメーションセンター客務中心の長い行列に加わる。女性係員につたない英語と広東語で説明したら、係員がカードの磁気だか記録だかをチェックしてくれて「問題ない。使える」と返してくれた。えええ? 半信半疑で改札へ。……ちゃんと入れました。「増値機」の表示は何だったのよ、じゃあ…?

 エアポートエキスプレスの座席は、背もたれに設けてあった液晶画面がきれいさっぱり無くなっていた。まあ映りが悪くてほとんど見てなかったけど。車両前方に取り付けられている液晶テレビはさらに解像度がよくなり、映画の予告編もクリアーに見られたから素晴らしい。日本メーカーではなく中国ハイアールのものだった。香港の中国化はこんなところでも進行中か。

 九龍駅からタクシーに乗り、旺角へ。運転手はちゃんと正面玄関に車を止めてくれ、さっそくベルボーイがスーツケースを運んでくれた。エレベーターでフロントへ。Keikoさんという女性がチェックインを担当してくれたのだが、日本語は話せないみたいでオール英語だった。
 本来、チェックインは午後3時からだったのだが、nancixが到着したのは2時半少し前。それでもチェックインを受け付けてもらえた。「ベッドは1つ? 2つ?」などと聞いてくれ、渡されたカードキーは27階。おおっ!謎の"ビジネスルーム"からアップグレードしてくれたか!
 「インターネット接続は?」「部屋で設定できます」とのことだったので、そのままエレベーターで27階へ。このとき、エレベーターが2種類あって、途中の階までしか行けないのもあったのに気づかなかったのが、後の敗因となった…。

 部屋はネットで調べたとおり、本当に広いっすー! バスタブと寝室スペースの間は本当にガラス壁っすー!もちろん布ブラインドで目隠しできるけど、バスタブから壁面液晶テレビも見られるっすー! 便器の背後に、音量調節のつまみもあったしね。
 ここの液晶テレビもハイアール製。唯一、備え付けのDVDプレーヤーだけがPanasonic製品だった。日本メーカー、頑張らなくちゃ……。
 ベルボーイがスーツケースを運んでくれたのだけど、香港ドルの小銭も持参するのを忘れたのに気づく。5ドルでもよければ!と渡そうとしたら「いや要らない、要らない」と手を振ってさっそうと去ってしまった。……え? いつから香港ではチップ要らなくなったの?

 液晶テレビとDVDプレーヤー、2つのリモコンの使い方がさっぱり解らず、しばし苦闘。DVDプレーヤーで持参の「色、戒」サウンドトラックCDをかけながら荷解きし、こちらで会う約束の2人の友人に電話をして、今日明日の待ち合わせの詳細を決めていたら、結構時間を食ってしまった。両替に行かなくちゃ!

 まあでも、1万円分の香港ドルはあるのだし。あせらなくてもいーやと、しばしランガム・プレイス朗豪坊を見物することに。
 いやもうまったく、液晶スクリーンが壁にどでんと設置されたガラス張りのアトリウムといい、長い長いエスカレーターといい、デザインがJR京都駅カラフルバージョンですな。後にこのショッピングモールの迷宮性に、nancixはさんざん困惑することになるのであった。
 4階の飲食店スペースに、渋谷パルコでしか食べたことがない「池記」があるのにも気づいた。うん、ここで鮮鰕雲呑麺が食べられるんだなー!
 10階に「満記甜品」があったので、さっそく「甘露豆腐花」25ドルをいただく。んーーーんまいっ! Tommy Liデザインの、赤ちゃんや子供をあしらったチープシックな器や匙も面白い。どこかで買えればいいのに。販売の計画もあるとどこかのサイトで読んだのに、ここでは何も書かれてなかった。
 他にもマンゴープリン17ドル、楊枝甘露25ドル、マンゴーやドリアンのクレープ包み(パンケーキとも。包みの中は生クリームでパンパン)もあるし、こりゃ毎日でも通わなくっちゃー!
 無印良品で、やはり持ってくるのが少なかったソックスも2足購入。

 ところで、ビル1階に下りようとしたら、エレベーターが見当たらない。右へウロウロ、左へウロウロ。結局エスカレーターで4階へ。ホテルのエレベーターガールに尋ねて、ホテル1階から地上にやっと出た。
 何とか外界に出たら、目の前にミカン色の看板にミカン色の内装の両替屋発見! 香港ツーリスト何とかのプレートも飾ってあるし、白人旅行客が両替している。ボラれることはなさそう。しかもレートは0.63である。空港よりはマシ。わざわざジョーダン佐敦まで行くこともないかと、ここで3万円換金。さっそく向かうは、もちろん信和中心である。

 地下のCD屋(2つ並んだ、間口が狭い方)で、82ドルの「色、戒」サントラCDを2枚購入。ネット通販をあまり利用しないトニーファン仲間への土産です。それから上階を探索するも、アイドルショップは台湾の男子アイドルグループ「フェイルンハイ飛輪海」(申し訳ないが一人としてショーン・ユー出ビュー当時ほどビビビと来るタイプがいない…)や、来港中で朗豪坊の巨大液晶スクリーンでもばんばんプロモビデオが流されていた「バンバンタン棒棒堂」(申し訳ないが以下同)、そして日本でも例のプロモーターが付いている韓国アイドル「東方神起」(問題外)で占領され、港産アイドルの影は本当に薄い……(-_-;) それでもわずかながらも、アイドルグッズやシール、カレンダーが作られてるトニー・レオンって……。
 結局、変顔トニーの生写真を幾らか買えただけで、お土産には到底足りないので、もう一度地下に戻り、さっきの店でおじさんに「このCD、もう2枚クダサイ」と広東語で頼んだ。すると2ドルばかり値引きしてくれた。ラッキー!

 信和中心裏手の、"いつもの定点観測地点"西洋菜街もチェック。……大型看板はやはり台湾の大型新人男性アイドルだけだなあ。可愛い顔してたけど、あまり興味がないので写真も撮らず。実は、旺角百老匯Broadway Circuitで香港初の「色、戒」を見るつもりだったんだけど、あまりの人ごみにたじろぎ、チケット売場にたどり着けなかった…。大型タペストリーにドギマギするも、人の頭に遮られて写真も取れない。とにかく3級片だというのに、バンバン宣伝している香港人の太っ腹に感謝だ!
 スニーカー通りこと花園街で、念願のクロックスを購入。ええと、レディースのMサイズを履いてみたらやはり大きかったので、KIDS ケイマンってのにしました。おばさんが親切にあれこれサイズ違い、色違いを出してくれ、試し履きもさせてくれて、結局水色(See Foam)に決めた。……庭仕事に198ドル=約2940円のクロックスはもったいないんだけどね…。

 地下鉄旺角駅に戻り、出口案内図をしばし睨んで、D3出口を出て、「大快活向かい」を目印に「尚書房」を捜した。22時半まで開いている、大陸・台湾系の書店である。ここでアン・リー李安監督が表紙になっている「看電影」最新号を購入。他には目ぼしいものがなく、「看電影」バックナンバーも見つからなかった。台湾だともっといろいろあるのかなあ…?

 荷物が重くなったので、とりあえずホテルに戻る。さて、と朗豪坊8階のUA CINEMAS旺角へ。「色、戒」のチケットを買おう。友人と夕食後に戻ってくるとすると……ゲッゆっくり食事したいなら23時半の回にするしかないのか! まあとにかく、今日中に見るという目的は達せられるんだからいいか。
 チケットには、窓口のおばさんが何やら紙片をホッチキスで留める。……3級片で年齢制限があり、入場の際に年齢を証明する身分証明書を提示してもらう可能性があるという警告文が、表に中国語、裏に英語でびっしり書かれていたのだ。こんなの初めて…。「ブエノスアイレス/春光乍洩」の時はどうだったんだろうなあ。

 それにしてもこの日の「色、戒」上映は、朝11時半から午前0時まで、10回ですよ! 香港映画「C+偵探」は7回だっていうのに!
 3級片で2時間超える長編なのに、香港人そんなにそんなに見たいのか、見てくれるのか、トニー・レオンの○○○を!
 ミョーな感動を胸に、ホテルの自室に戻ってシャワー浴びて着替え、友人とロビーで落ち合った。
 夫婦1組と妻の友人、3人の香港人が「鶏肉が好き」とメールで伝えていたnancixを連れて行ってくれたのは、旺角[女乃]路臣街33の「泉章居」。客家料理がメインの店だったのね。地元では有名店らしく、ロビーで待っている人も多数。我々は、友人の夫が先に来て順番待ちをしてくれていたおかげで、すんなりと席につくことができた。
 友人達に料理選びを任せたら、4人セットにアラカルトをプラスしてくれた。運ばれてきたのは例湯(本日のスープ)、名物だという豚バラの角煮「ムイチョイカウヨッ梅菜扣肉」、「招牌鷄」、オレンジ色が毒々しいけどパリパリの食感が面白く味は薄めだった揚げ内蔵料理「脆皮大腸」、nancixが「野菜も食いたい!」とリクエストした「ブロッコリーの蟹肉卵の白身とろみソース」(名称は忘れた)などなど。しかし、肉肉肉ばっかりだー。
 やっぱり肉がとろけるほど柔らかい「梅菜扣肉」が最高だった。白ご飯の上に、高菜漬のような醤油漬け梅菜の切れ端とソースをたっぷり載せて食べるのを、みんなに勧められた。
 鶏肉はかなり塩っぱく、スープは味があんまり感じられなかったのよ。頑張って食べたけど、全部が4人では多すぎる量だった…。友人夫のビールをお相伴しちゃったのを、少々後悔。結局nancixはお金を払わせてもらえず、おごってもらっちまったー。申し訳ない。

 食後は、みんなで歩いて新世界廣場へ。KCR旺角駅に隣接の巨大ショッピングモールです。夜遅くまで開いているのはさすが。日本でも百貨店に入っているような有名ブランド店はすっ飛ばして、入ったのはカジュアルウェアの店や、マグダルのファンシーグッズがいっぱいの「マグダルショップ」。またまた土産用に、ミニカードやシールを大量に買い込みました! あと、帰国したらもう長袖が必要だろうと、Bossini(ボッシーニ)で長袖VネックTシャツと、セールのTシャツを購入した。一応、ジョルダーノよりは布地も縫製もしっかりしてます。サイズはXSでぴったりだった。
 友人の夫、こんな"女の買い物"には付き合っても面白くないだろうに、嫌な顔一つせず付いて来て、荷物持ちに徹してくれるおおらかさが本当に素晴らしい。(顔はコワモテだが)。
 さてこれでお別れかと思いきや、ホテル近くまで送ってくれることに相談がまとまり「甜品も食べようよ〜」と誘われ、まだ食えるのかいそんなにスリムなのに!と突っ込みを入れつつ、旺角西洋菜街近くまで戻り「許留山」に入る。間口は狭いし大混雑だし、と心配していると、なんとここには2階があった。
 天井は低いが、テーブル席がかなりある。4人で座れる座席を確保。各自が別々のメニューを頼む。結局友人の夫のメニューがなかなか到着せず、夫婦は妻が注文したものを分けわけして食べるのであった。くーーーっ、妬けるよ香港人カップル!

 11時過ぎに、ホテルが目の前に見える地下鉄出口前でお別れ。本当にお世話になりましたです。ペコリ。

 さあ、いよいよ「色、戒」鑑賞だぁぁぁ!
posted by nancix at 23:00 | Comment(8) | TrackBack(0) | 旅行記
この記事へのコメント
nancixさん、帰国でお疲れのところ早速レポートありがとうございます。
「尚書房」というところでは大陸・台湾の雑誌を買えるのですか、メモメモ。

いよいよ「色、戒」鑑賞ですね、どきどき。
Posted by ぐう at 2007年10月03日 19:58
お久しぶりです。

いつもいつも今日はどんな情報かな?と楽しみにしています。
本当にありがとうございます。
(マンゴークレープ‥美味しそう)

「色、戎」のレポート楽しみにしています。
Posted by ヨコリン at 2007年10月03日 22:31
すいません。
字を間違えてしまいました。
「色、戒」すいません。
Posted by ヨコリン at 2007年10月03日 22:34
はじめまして。
突然の質問をお許し下さい。

今週末、香港で「色、戒」見たいなと思ってますが、もうご覧になったんでしょうか?

言語は英語でしたか?中国語でしたか?
中国語だったら、英語字幕ありましたか?

香港ってレイトショーやってます?
Posted by 楽園男 at 2007年10月04日 12:33
台湾のワーナーヴィレッジにあったそうです。
http://bbs.avi.jp/photo/228385/30278712
Posted by レインボーママ at 2007年10月04日 22:29
nancixさん、お疲れ様でした。旅行記、本当に楽しみに待っていました。
読んでいるとまるで自分が香港に行ったような感覚になってしまいます。いつも詳しい情報を本当にありがとうございます。
いよいよ、「色、戒」のレポート、本当に楽しみです。ワクワクしながら待っています。^v^
Posted by Johnko633 at 2007年10月05日 11:33
nancixさん、いつも拝見しております。
私も先月、レスリーのお誕生日にあわせて渡港し、CXで「十分愛」を観ました。
nancixさん、たぶん、途中までほとんどご覧になっていなかったのでしょう、一部ストーリーに誤解があります。
ステフィーの友人と結婚したのは森美で、方力申はステフィーの心を残しつつ分かれた(たぶん)元カレです。

でもnancixさんが仰るように、一応まとまった二人とも、ステフィーはドクターに心を残しているようだし、ナンパした彼女を妹だなんて後ろ向きで舌を出す方力申を見ちゃったような、いい気持ちでは終わらない映画でしたね。

気の毒なドクター役の張敬軒がヒットチャート1位だったので、ためしにとCDを買ってきました。
なかなかよかったですよ。

さて、「色、戒」のご感想、そろそろアップしてくださるんでしょうか。
首をながーくしてお待ちしています。
Posted by n at 2007年10月05日 16:45
nancixさん、おかえりなさい!お疲れ様でした。

東京でも香港でもいつでもどこでも寸分も惜しまず五体をフル回転する
nancixさんに感動します。
昨夜香港へ出かけた友人が「すごい人気!」とチケット売り場から
メールをくれました。良かったぁーーー!
nancixさんと友人の感想を比べるのが楽しみです。
充分に休養してからアップしてくださいね。

ありがとうございました。

Posted by ろくさん at 2007年10月07日 08:53
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