本日の朝日新聞朝刊コラム「アジアの街角」に、重慶大廈(チョンキン・マンション)のことが載っていましたよ。執筆者は三木一哉さん、写真は吉本美奈子さん。
残念ながらこのコラム、ネットで読むことはできないのですが。よって、以下は単なる読後感想です。
ふむふむ、「恋する惑星」ロケ地としても知られる尖沙咀の名物ビル「重慶大廈」も、5年ほど前から環境改善に取り組み中かあ。
「恋する惑星」日本公開以後、日本の若い女性が重慶大廈内「重慶招待所」などの安宿に泊まりたがるようになったと聞いて(……酔狂な。分別ある一般人の香港女性なら絶対近づかないのに。金城武は絶対にいないぞ…金城とーちゃんはいるかもしれないが。財布パスポート一切合財盗まれても自己責任だぞー泣き寝入りだぞー)などと思いつつ、FAX送って予約して香港島側のそごう近くのゲストハウスに泊まったりしてたわけですが(五十歩百歩)。
重慶大廈内は、いまや200以上のモニターカメラを設置し、24時間チェック中。警察出身のガードマンを雇い、売春やマフィアの争いを追放したそうです。
で、2、3階南側には、若者向けの小さな専門店が並び始め「恋する惑星」英語題にちなんでChungking Expressと名付けたってさ。ただしここの家主会主席、「恋する惑星」ロケそのものは「イメージを損ねる」と断って、王家衛らに盗み撮りされたそうです。王家衛、そういえば「天使の涙」でもマクドナルドハンバーガーで勝手にロケしてもめ、その後正式に撮影許可を申請したピーター・チャン監督の「ラヴソング」は態度を硬化させたマクドナルドハンバーガー本部に断られ、やむなく地元ハンバーガーショップを模様替えしてロケするという苦労をさせられたのでした。
「今は(恋する惑星の)映画の名前で商売させてもらってる」と家主会主席。さすがは香港人だ。それでも、インド人、パキスタン人、大陸出身者らどうにもこうにもうさんくさい連中がウロウロし、抹香臭かった「怪しいビル」の印象がまだあって、テナント申し込みは低調だとか…そうだろうなあ。
ま、21世紀になりSARSショックを経て、香港のアヤしいところ、アジアらしく猥雑なところ、古ぼけたところ、レトロなところはどんどん街中から無くなり、日本と同じく清潔で便利で快適になっていくのは香港人としては当然で歓迎すべきことで、最新技術とグローバルスタンダードなサービスを日本人だけでなく我々だって享受する権利があるというものなのでしょうが、何となく「昭和の日本」の郷愁を追い求めて路地裏だの、扇風機しかない粥麺店だの、地元民のじいさまばあさまが昼寝しているような場所に行ってぼーっとしていたいnancixのような者は、勝手に寂しい気分に浸るのでした。
少人数で黙々とさっと食べるだけのカウンター式飲食店より、大人数でワイワイガヤガヤ丸テーブルを囲む飲茶や大皿の中華料理でしょうが。
日式ラーメンより、茶餐庁の伸びきったインスタントラーメンでしょうが。
コーラより生ぬるくて色の濃いポーレイ茶でしょうが。
世界中どこに泊まっても同じの巨大チェーンシティホテルよりも、60年代で時が止まったかのようなゲストハウスの方が味が…(でもけたたましい音を立てる換気扇よりは、エアコン完備かな…バスタブ無しでぬるいお湯しか出ない作りつけシャワーはキツイんだよな…)
へたれ旅行者の域を出ない、nancixでした。
2005年08月05日
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清潔で便利なのはいいことなのだけど、
どうしてもアタシも香港というと
なんともいえない味わい深くアヤしい魅力がある感じで
そういうところが魅力的で、勝手に夢みてしまっている感じで・・
小銭ためていつか行きたいのだけど、
その時には、もう、60年代で時が止まった
ゲストハウスはなくなってしまっているのかしら。。
うーん、アタシも路地裏でぼっけ〜ってしてみたいなぁ・・。
nancixさまの旅は素敵だなぁ。
まさに旅って感じが伝わってきます。
とにかく、風邪っぴき、おだいじにです(ぐすん)