2007年09月11日

「色、戒」中華圏公開予定に変更も

 さて、トニー・レオンは所属マネージメントオフィスを通じ「ラスト、コーション/色、戒」の金獅子賞受賞について「映画がベネチアでの大きな賞に輝いたことを、非常に嬉しく思っています。この作品の1参加者として、僕は深く栄誉と幸せを感じています。アン・リー監督とスタッフの皆さんおめでとうございます。また観客の皆さんの僕たちへの支持に感謝します」と、公式コメントを出しています。
 ワン・リーホン王力宏君はレコーディング・ルームでアン・リー李安監督からの電話を受けて受賞を知らされ、また監督が受賞スピーチで自分の名前も呼んでくれたと知って、大感動したそうです。

 たかのひろこさんのブログ「雕刻時光 movie cafe」で、アン・リーのベネチア〜トロントの旅程図解?を見て、改めて驚愕。トロントからベネチアまでは、ロンドン経由でしたか…そしてもうアン・リー監督は、トロントにとんぼ帰りですか…。「奥さんと祝賀旅行に行きますか?」と記者に聞かれて「うちのカミサンは、旅行でも節約のために公共のバスしか利用しないんだよ。それなら自宅に帰ってぐっすり眠って、台湾の家庭料理を食べるほうが嬉しいなあ」とぼやいていたというアン・リー監督、大はしゃぎの湯唯ちゃん、微笑んで迎えるトニーさんと合流できたかしらん。どんな話をするのかなあ。

 そのアン・リー監督が、今頃になって「実は私の(出世作となった)『ウェディング・バンケット/喜宴』(93)の同性愛の中華系青年は、トニー・レオンのイメージで脚本を書いたんだよ」と述懐している記事(捜狐娯楽 先鋒人物 李安 中年男人的危機與釈放)を読んで、あぜんぼーぜんとした次第。

 確かに92〜93年当時のトニーは歌唱活動にのめりこみ、それまでの甲子園球児のようなサワヤカさ+コミカルでトッポくてちょっと頼りない好青年のイメージから、ダイエットして脱皮し、ウィリアム・チョン張叔平オジサンとクリストファー・ドイル杜可風と王家衛によってたかって、憂愁のアンニュイ美青年へと変貌を遂げた頃ではありましたがね。この記事を書いた記者も「しかし当時、トニー・レオンはすでに有名俳優であって」と驚いている通り、インディーズ系の駆け出し監督だった当時のアン・リーには、到底起用することはできなかったでしょうねえ…。
 結局その役を演じた元航空会社のフライト・アテンダントのウィンストン・チャオ趙文[王宣]は、端正でナチュラルではあったものの、細かい感情表現についてはあの作品では未熟だった気がするわけで。もしもあの役をトニーが演じていたら…?

 いやいや、「ブエノスアイレス」までは「僕は役柄に入り込んでしまうタチなので、同性愛の役だけは無理です、やれません」とはにかんで固辞していたトニーだったから、無理だったろうけど…。

 タン・ウェイ湯唯ちゃんは海外ではまだ新人の身ながら、トロントでは道を少し歩けばあちこちからサインをせがむ声がかかる様子。中国に戻ったらさらに、反響はよくも悪くもすごいですよぉ……精神的に潰れるなよぉ。

 ところで、金獅子賞受賞によりアジア各地での「色、戒」上映スケジュールが、いささか変動している様子です。
 もっともはしゃいでいる台湾では、今週金曜にベネチアで上映されたのと同じフィルムを新聞局の「映検」のような審査部門に送り、上映の等級を決めることになっているとか。その結果次第で、当初の予定だった、25日公開より前倒しの、24日夜に公開開始することになるそうです。
 すでにこちらのサイトで、24日(月)上映と赤字で明記されています。今年の中秋節は25日。台湾の観客は中秋の名月と共に、湯唯ちゃんの美しい柔肌やトニーの……もとい、哀しくも恐ろしくも美しい愛と裏切りの物語に、息を呑むことになるのですね。

 ……台湾全体でハリウッド大作並みの100本もフィルムを焼くって……ホントに?

 ただし、トニーは今のところ、中国の「赤壁」製作チームに「台湾でのプロモに、アン・リー監督らと一緒に参加するための休暇をクダサイ」と申請している段階。……香港は? そして日本は?
 それに、まだトニーや湯唯がいつ台湾に到着するのか解らず、予定されているサイン会の場所も時間も、まだ不確定だそうです。おそらくこの2、3日中には答えが出るでしょうと……中華圏のイベントなんてみんなこんなもんでして。

 また9月26日から公開予定の香港では、9月22日にプレミア上映会を開催見込み。湯唯と王力宏が「旋風式」で香港を訪れ48時間びっしりの宣伝スケジュールをこなして去る予定だと香港文匯報は報じていますが、トニーがそこに参加するかどうかは書かれていません。"地元の神様は"何とやら、ですかぁ? ブツブツ。
 あ、日本での公開予定は、ワイズポリシーさんの公式ブログを随時チェックして楽しみに待ちましょう。おっベネチア国際映画祭での公式記者会見の模様もアップされましたよー!

 しかし「タロットカード殺人事件」のブログパーツの音声、何とか消せないものでしょうか…女性の悲鳴が深夜の自室に大音響で響き渡るんですが…しかもエンドレスで(泣)
 今のところ、ブログにアクセスするとすぐにカテゴリー「ラスト、コーション / 色・戒 」をクリックして目的の記事を読む方法でしか、悲鳴を回避する方法はなさそうです。
posted by nancix at 23:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | 「色、戒」特集
この記事へのコメント
こんにちは。

リンク、ありがとうございます。
金獅子賞、本当によかったです。
みんなの苦労が報われましたね。
香港&中国のマスコミはベッド
シーンやら露出についてばかり
話題にしていて(新しい3級単
語は覚えましたが)悲しかったので
これで払拭できるわと安堵してます。

いやいやあの地図だとかなりの移動
のように思われますが、実際のとこ
ろは裏側(?)を通っていてユーラ
シア大陸を何往復もしているわけでは
ないんですが(笑)。プライベート
ジェットはロンドンからだったんで
しょうか。
Posted by たかにゃん at 2007年09月12日 03:14
たかにゃんさん、どもども。
確かに私も、一生知らなくてもいいような"玉子玉子"などの単語を覚えてしまってもうどーしようあたふたでございます。

トニーさん絡みで覚えるのは、アンニュイだの怠け者だの考えが牛の角の尖端=袋小路に入り込んで出られないだの、地味で慎ましやかだの、監督に酷使されて磨り減ってもう僕へとへとだぁ〜みたいな単語だけでよかったのに…シクシクシク。

ユーラシア大陸を何往復も…じゃなくてよかったです。それにしたって、よくまあ授賞式の1時間前にレッドカーペット上にたどりつけたなあと…。
アン・リー監督には、できるだけ早く勝手知ったる我が家で朝寝坊+台湾の家庭料理を楽しんでほしいもんです。(ん? 今でも自分で料理するのかな〜?)
トニーがおうちでバタンキューできるのは、まだ1ヶ月半先か、2ヶ月先か…?
Posted by nancix at 2007年09月12日 23:06
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