30日正午(日本時間で30日午後7時)、「ラスト、コーション/色、戒」公式記者会見が開かれ、世界初のプレミア上映が行われます。
トニーは現地時間の29日午前11時(9時40分説も)、北京出発香港乗り換えで、ニューヨークからのアン・リー李安監督よりも20分早くベネチアのマルコ・ポーロ国際空港に到着しました。空港でさっそく取材陣に取り囲まれたトニーは、長旅で疲れていたに違いなく、フラッシュ避けのいつものパンダサングラスを外さず、しかし微笑を絶やさず穏やかに北京語で対応しました。動画は今のところ、こちら…。

小さいけど、これも。

動画だと、やはり後頭部の短い頭髪がちょっと立ってしまってるのがわかります…寝癖? ねえトニー、ファーストクラスで爆睡した後の、寝癖?(*^^*)
誰か、トニーに飛行機を降りる寸前には、櫛で髪を整えるように、忠告してくんないですかー。
このライトグレーのパーカー、とっても馴染みがあるんですが…。
2000年に日本・大阪に来た時もパーカー着てたし、2002年の「インファナル・アフェア」公開前にアンディと一緒にトーク番組「小燕有約」に出演した時も、ライトグレーかホワイトの、似たようなの着てました…。2003年は、空港でナイキのホワイトパーカー着てたときもあった…。
なぜか中国人記者が「撮影中の『梅蘭芳』の状況は?」と聞き、もちろん同作品には出演していないトニーは「??」とキョトンとなったものの、怒りもせず。「ベネチアに何回来てますか?」と聞かれて「4回、今回で4回目。10数年(ベネチア映画祭に)来ていない。とてもうれしい」と答えました。また「ベネチアの印象は?」と聞かれて、(まだ空港から出てないのにぃ…)「ますますきれいになったね」とだけ答えました。また、「色、戒」が米国でNC-17級にされたことについては「特に感じることはないね。今回観客と同じように、初めて(完成した映画を)見るんだよ、だから緊張している」と答えました。またカリーナ・ラウは付き添うのか?と聞かれ、笑って「彼女は来ない」とだけ答えました。
20分後に取材陣の前に現れたアン・リー李安監督。空港内ですでに待ち構える取材陣を目ざとく見つけ、微笑んで手招きしたそうです。主なインタビュー場所は、空港建物を出て、映画祭実行委員会が用意した迎えの車の前だった様子。

10数時間のフライトで幾分むくんだ顔で、疲れは隠せなかった李安監督、 やはり妻子は同行せず、空港ロビーではタン・ウェイ湯唯とワン・リーホン王力宏を伴っていました。

またまたNC-17問題について取材陣に問われた李安監督は「編集作業中にもう、NC-17指定されることはわかっていたよ。配給は重要だが、さらに重要なのは映画としての完成度なんだ。NC-17級はポルノ映画ということではない、ただ児童が見るには適さないというだけなんだ。米国の級別指定については尊重すべきだ。しかしこの機会に、この映画が米国で、NC-17級のイメージを変えることを望むよ」と穏やかに、やや仕方なさそうに答えました。
「色、戒」が監督人生における最大の尺度の作品か?という問いに対しては、アン・リーは笑って「色情について言うなら、最大の尺度だね」と答えました。また台湾で上映するバージョンは全くカットせず、中国バージョンはカットを加えて短くなるだろうとも答えました。
また、ベネチア国際映画祭が出品国として「Taiwan,CHINA」と表記したことについては「その方面は政府機関が処理することだ。私の仕事(責任とも)はよい映画を撮ることだ」とかわしました。また審査委員長を務めるチャン・イーモウ張藝謀について聞かれると「私たちはよき友だ。私が初めて国際的な大賞(「ウェディング・バンケット」で93年にベルリン映画祭金熊賞)を受賞したとき、張藝謀は同映画祭の審査委員だったんだ。まあ、いくらよい友達でも、審査に私情は挟めないからね。審査委員にはそれぞれの意見がある。彼は彼の1票を投じるだけだろう。私は彼が公平に審議すると信じている。一切は平常心だよ」と答えました。
開幕式での、今年の審査委員団。

迎えの車に乗り込む寸前、アン・リーは「君たちはもうトニー・レオンに会った? 彼の演技は本当に素晴らしいよ!」と、右親指を立てて記者たちに告げたのでした。
ありがとうございます…監督ぅぅ…(感涙)。
また、アン・リーは30日から3日間しかベネチアに逗留できず、その後カナダのトロント映画祭に出席するのでした。おそらく、トニーもカナダに同行するんだろうなあ…。
9月8日の各種受賞発表&閉幕式に、監督と主演男優が出席できないかもってことは…つまり、その…。
まあ、日本の今村昌平監督なんて「楢山節考」では「カンヌ出品のために作った作品ではない」と映画祭を欠席、「うなぎ」の時も、パルムドール受賞発表の前にさっさと帰国しちまったんだもんなあ。
nancixとしては、いろんなことを考え合わせると「色、戒」もトニーもベネチアでの受賞の可能性は低く、日本人が「えっ? なんで? 聞いたことがない作品!」とビックリするようなヨーロッパ映画が受賞するかも…なんて悲観的なんですが。なんせ22作品がコンペティションで競うんですからねー。
審査委員団と欧米がどう評価しようとも、nancix的には「必見作品!」だからいいのだ!! 日本人なら見とけ!と自分に命じるのだった。(意味不明)