2004年08月28日

「2046」大多語録その5

(なぜかサトエリはフランス映画「世界でいちばん不運で幸せな私」に感動しすぎてコメントが書けないと思い「千回死んでも見たい映画です!と答えた、そんな感じでしょ」と大多さんに振る)
大多:「あのねえ、凄いと思いますよ。今日看てまたちょっと驚きましたね。でもね、これ、予告とかで流したらさ、中身とかの話じゃなくて、見ざるを得ないよね? この話が最初にあった頃なんか、さっきもちょっと言いましたけど『えー、もう王家衛じゃないんじゃない?』みたいな、時期だったんだよ何か知らないけど。(口をとがらせて)(フジテレビ)映画部の人なんかそういうこと言ってたもん!ウチの!」
 壁際に並んだスーツのみなさん、苦笑。
サトエリ:「王家衛はいつもね、コレがあるんですよ! 当たり外れも!」

 ……何をーーわかったよーな口を利いてーーー! 外したという作品名を挙げてみなさい! …まあ、多分アレだろうけど……。
大多:「(ムキになって)でもさ、ファンていうのはさ、ずっと愛し続けてこそファンなんだよ! その(いい)ときだけファンだったら別にファンじゃないの! 俺はだから、ずっと愛を傾けてるから王家衛には! だからぁ、フジテレビは何だかんだ言って、大枚はたいたんですよこの映画には!」

(女性陣、オジサンの熱弁にたじたじ。nancix、思わず拍手ー!)
島田アナ:「2046、今回たった8分ですけれども、もう世界観をガーンと感じましたよね! すっごいこうなんか、王家衛だー!って感じですよね」
サトエリ:「うん、うん。この時点でもう『マトリックス』超えてますね!
 ……場内、失笑。たとえが激しく不適切。
大多:「胸が熱くなりますよねー。今みたいの見ると! これどーこで公開すんの? 映画館は? 大きいところでやるの?」
「大きいところで」
島田アナ:「何系ですか?」
 壁際の映画部のみなさん、答える。「日劇…系です」
大多:「それはあんまり、デカいところでやるのは…し、心配ですけどねえ」

nancix、爆笑。女性陣、「え? ファンでしょ?」と突っ込む。
大多:「(たじろいで)王家衛ですからねいくら何でも! 基本的にはシネマライズとかね、そんなところでやっていただかないと、盛り上がらないんじゃないかと」
サトエリ:「シネスイッチ
大多:「で、長蛇の列がいいんだけども、キムラタクヤさんが出て……しまいましたからね、そりゃ当然、映画会社がうわーっとやる…んだけども…でもねぇ、そのカンヌ映画祭の画面ってものすごくデカいんだけども、見たでしょ?」
サトエリ:「ええ、見ましたみました」
大多:「メインの会場ってもんのすごいデカいスクリーンなんですよ。それで看て…やっぱ迫力あったから、大丈夫かなあ。何か王家衛の映画っていうとね、何か小さい映画館でってイメージがあるんだけども、これはやっぱスケール感あるからイケるかもしんないね!」
大多:「でも…そんなに多くの人が…見るのかなあ…?」
島田アナ:「好き…なんですよね? 大多さんは」
大多:「いや、好き、なんだけど! 王家衛は密かな愉しみ、だしね! あまり…『ニン×ニン』と一緒にって感じじゃなぁーい…ですからねえ」
 nancix、爆笑。サトエリ、必死に
サトエリ:「そうそう、どちらかというとトリュフォー寄りな感じですよね!」

 …君はトリュフォーテイストって何だと思ってるワケ?!
大多:「でもぉ…いいかもしんない…と、何かだんだんいい感じだなあ、と思い始めましたねえ。でも一応フランスのかたはね、(カンヌで)見終わって、僕はキムラタクヤさんの後ろの席で観てたんだけど、(上映が)終わるじゃないですか。最後にあの曲が流れて、ずっと名前が出てくるたびに拍手が湧いたりするんですよ。で最後に全部終わって灯りがパッと点いたときに、すごかったよ、スタンディング・オベーションで。で、王家衛中心にみんなが立ち上がって、お客さんを看て、10何分やってましたけどね。ああこれがスタンディング・オベーションなんだなって思ったもん」
大多:「ただ一方でやっぱ、僕なんかが言ってもしょうがないことだけども、ああいうところでホントに、まあ是枝さんがね、柳楽クンで賞を獲るじゃないですか」
サトエリ:「『誰も知らない』私も見ました!」
大多:「あそう、よかった?」
サトエリ:「よかったですよ、あー私は泣きました!」
大多:「(軽くいなすように)ああホント。だからああいうところに出ていって、やれるわけじゃないですか。もう全然遠い世界だと思ってたんだけども。だから僕がどうこうという意味ではなくて、日本の映画はね、ああいうところに出て行って、(北野)武さんなんか、もちろんそういう経験は何度もされてるんだろうけども、ここにいらっしゃる方々は(そんなわけねーよ)と思ってるかもしれないけど、テレビの世界の創り手でもね、いつかやっぱ、ああいうことをやりたいな、自分の手でやってみたいなって思うけどね。でもほら、映画の(世界の)人たちは(ああ、んな、テレビ屋だろ?)って思ってるから、なかなかそういうふうには思ってくれませんけれども。夢は持ちましたね、これで」
 うーん、夢を持つのはいいけど、中華圏と競うには……まずはTVタレントでなく映画スターと有能なスタッフを自分たちの手で育てないとね…トニーだってテレビ俳優から切磋琢磨して、映画スターになったんだし。
posted by nancix at 21:33 | Comment(1) | TrackBack(1) | 2046
この記事へのコメント
中学生の頃に王家衛に精神を侵されて以来、「彼はもう終わった」と何度バカにされようと、次回作を待ちつづけてる者ですが、大多氏は熱いですね。ナイス…!w

nancix様>詳細あなレポ、ありがとうございます。大変可笑しく興味深く、ニヤニヤしながら読んでいます。本当に楽しい。ありがとう^^
Posted by 通りすがり at 2004年09月09日 18:38
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Tracked: 2004-08-29 00:57
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