2004年08月28日

「2046」大多語録その2

サトエリ:「速いスピード感っていうか。あの、オーストラリア人か何かなんですよね? カメラマンが」
大多:「クリストファー・ドイルさん?」
サトエリ:「オーストラリア?」
大多:「オーストラリア人? まあクリストファー・ドイルさんですよね? いっつも酔っ払ってますよね」
サトエリ:「へぇーーーーーー!」
島田アナ:「だからなんですかね?」
大多:「うん…いや、だからいつも揺れてるわけじゃないと思いますよ! そーーんなことない!と思うけど、いやだってあの人だって、コレ(花様年華)なんかそんなに揺れてないし、チェン・カイコーさんなんか監督の、映画なんかはピシッとしてる、確か」
 チェン・カイコー陳凱歌監督&ドイル撮影の「花の影」は揺れるというより、クルクル回ってました…カメラ酔いしそうなくらい…。ピーターさんの「Three」や「インファナル・アフェア」や「HERO英雄」は、揺れてないよね(^_^;)
大多:「でもいいよね、あれ、『恋する惑星』を見たとき、衝撃、だったよね俺は」
サトエリ:「あのー、そうですよ…、ごめんなさい、あ、何だっけ、全然違うんですけど『初恋から来た道』とか、好きです。王家衛じゃないですけど」

 サトエリちゃん、それを言うならチャン・イーモウ張藝謀監督の「初恋の来た道」だ…。
大多:「ああ〜…あれは…いやチェン…?」
サトエリ:「チェン・カイコー…」
大多:「(客席から聞き取り)チャン・イーモウ。チャン・イーモウとかチェン・カイコーとかホウ・シャオシェンとかいろいろいるんでね」
島田アナ:「少し、似てますよね」
 いえ、似てません…。チャン・イーモウ張藝謀は中国西安省出身、チェン・カイコー陳凱歌は中国北京生まれ、ほうちゃんこと侯孝賢は中国広東省出身の台湾外省人です…。
大多:「ええ、アレですよ…『初恋から来た道』、好きですか? 俺はダメだなあれ。もー周りがもう」
サトエリ:「えっなんで? なんで『小さな恋のメロディ』とかは好きで?」
大多:「あれはだってもう、泣けー!って感じが嫌なのね。もう恩着せがましいよもうって感じで。でも周りはびゃあびゃあ泣いてるから、映画館で。やーんなっちゃった途中で。あららーっと」
サトエリ:「ワタシはちょっと、嗚咽を漏らす感じですけどね、ちょっと。ダメなんですか」
大多:「俺はね、王家衛以外で、まああまり看てないせいもあるかもしれないけど、チェン・カイコー陳凱歌の『覇王別姫』っていうね。あれはーすごい…」
サトエリ:「覇王別姫! 『さらば、わが愛』! ダーイスキです!ね」
大多:「あれはすごいと思いましたけどねー。だけども」
サトエリ:「ワタシも好きですね!」
(中略)
 大多さんの好きな恋愛映画は「ラブ・アクチュアリー」、コーエン兄弟作品、「ノッティング・ヒル」など脚本家のリチャード・カーティスもの、そして「キャバレー」「追憶」などの名画だそうです。

(サトエリの「花様年華」第一印象は?という話題になり)
サトエリ:「だって18歳で、恋愛なんか全然してないときに見たら、うわぁなんて、エロいんだぁ!って。大人って、大変じゃーん!みたいな。感じ、なんですけどぉ。でもこう、ホントは台湾のしゅうかん何とかって、観光何とかってあるじゃないですか、それになったことがあって、そのときにぃ、着させてもらったんですよ、デザインの」
大多:「(やっと言いたいことがわかったとばかりに)あ、チャイナドレス」
サトエリ:「チャイナドレスを。いまの、花様年華の。デザイナーさんの。着させてもらって、そのときにも見たんですけど、今回見たときに、あっなんかこの人、純だなあと思って。お二人とも。純だなあ、純粋だなあって」

 交際相手が浮気したら、そいつの友達と寝てやる!というぐらいの「キモチ」だったのが、トニマギを看てるうちにすごく反省した、そんな仕返しはしちゃいけない、余計しちゃいけないんだとわかったというサトエリちゃん……純ですね(^_^;)。
大多:「花様年華の場合はね、そういう意味じゃ我慢の美学の映画ですからね。何にもない話…を、とにかくムードだけで見せていく部分もたくさんあるし、まあでも、2人が隣に住んで、それぞれいろいろあるんだけども、あのなかなかくっつかない具合は、やっぱり、ホント素晴らしいです。よく…でもね、これ1時間半ちょいの映画なんですけど、これを長いと思う人はたまんないと思います。何だコレ?!って。こーんな話、どうすんの?って思う人もたくさんいると思いますね」
島田アナ「賛否両論でしょうね、これは」
サトエリ:「あーーそでしょうね。男の人でも女の人でも”早くはやく!”って思ってる人もいるかもしんない」
大多:「だから、年齢が上になればなるほど、この映画の評価は高くなる。変わってくるし。深いんじゃないかなと思います。あのマギー・チャンが色っぽいな。トニー・レオン…トニー・レオンってね、あのう、普通に見るとほんっとに、何てことない、あまりにも何てことない!人、です
女性陣:「へえーーーーーーーーっ!」
大多:「あのー、ちょうど『2046』のときのカンヌ映画祭でね、キムラタクヤさんと一緒じゃない。もう、全然もう! キムラタクヤの方が断然何か、背も高いし、なんか、スターって感じなんだけども、映ると違うんだよね、トニー・レオンって…」
サトエリ:「フォトジェニックですね」
大多:「うん、『2046』(の上映が)終わって、その記者インタビューがあるんだよね。そのときだって全然いいと思わないもん。なんでこんな人が、もてはやされるんだろうと思うんだけども、映るとカッコいいんだな
島田アナ:「しかも、台詞もそんなにないですよね」
サトエリ:「劇中で煙草ばっか吸ってますよね」
島田アナ:「(笑い)そういう映画なんですけど、煙草の煙も何かを語っているって感じですよね、トニー・レオンが吸って吐くと。あれ何なんでしょうね? 映画だけの魅力っていうのは」
 …そりゃ演出と美術のマジックですよ。それと、王家衛とウィリアム・チャンの深い愛情!(爆)
大多:「やっぱり、王家衛なんか見ると、映画は映像だなって、思いますね。この映像体験をしたくて、多分見てるんだと思うんですよ。物語は確かにいいといえばいいんだけども、そーんなすごいことがおきるわけじゃないんで。あの一枚いちまいの画にこめられた、映画でしか見られない、特に大きな映画館でやれるもんじゃないっていう感じが…『2046』も、いいですよ、なかなか」
島田アナ:「おんなじような世界なんですか?」
大多:「うん、一緒いっしょ。全然変わらない、相変わらずの感じと、いつものようにスローモーション使って、いつものように煙草の煙が上がって、だからもう、それでいいんだっていうふうに思わないと。何だいつも一緒っていうふうに、思われ、てるかもしれない、『2046』も。でも初めてSFみたいなことやってんです。2046年に飛ぶって話なんでね」

(以下は簡単なストーリー説明)

 だめだ、もう寝ます……。
posted by nancix at 01:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | 2046
この記事へのコメント
nancixさん、お台場行きお疲れさまでした。そして、詳細なレポート、じっくり読ませていただいています。
いやぁ、楽しそうなトークショーですねー。その場にいたら思わず突っ込みまくっちゃいたくなるくらいに(苦笑)。さすがサトエリ、数日後の小影帝がカンヌで会ってドキドキしたといってただけあるわ。(ちょっと意味不明か…)
Posted by もとはし at 2004年08月28日 02:14
 たぶん「2046」公開寸前は、大多さんが”事情通、アジア映画通のキーパーソン”として引っ張りだこになるでしょうね〜。(日本のテレビ界では、まだマシな方ですが…)

 あちこちで「トニー? カメラの前以外では何てことない男!」と言いふらさないことを願うです。公私に渡って人並み以上の修羅場と試練をくぐり抜けて、なおかつあの可愛い表情と仕草を保ち続けてる人のいったいどこが、何てことないのか…ねえ(^_^;)(^_^;)
 いやしかし、妙にオトコに見込まれて「月9ドラマに銀縁メガネかけて、米国生まれ中華系やり手のビジネスマン役で出ませんか」なんてことになっても困る。フェイの二の舞は激しく困る。仲間由紀恵ちゃんと共演以外は、本当に困る。やはり野(中華圏)に置けトニー・レオン。

 だめだー、ホントに寝ます…。
Posted by nancix at 2004年08月28日 03:06
nancixさん、お疲れのところ、夜を徹して3日にわたるレポートをどうもありがとうございます!王監督、大多プロデューサーと同年の私にとって「花様年華」は国こそ違え、まさしく子供時代の雰囲気でした。アイロンのきいた白いYシャツ、細いネクタイ、ポマードでがっちり固めたヘアー、タバコの煙、寡黙で優しげな細身の周さんに父を思い出し、同時に当時の空気や匂いまでもが甦りました。私事を書いてしまって申し訳ないです。大多さんのトニーの普段は何てことない人発言は苦笑ですね。私はあの濃い〜、リキ入りまくりの香港芸人の中で、一人静かに笑みを湛えて佇むトニーの中に芯の硬さや頑固とも思える意思の強さを感じながら、でもこの可愛さは何なの???と思っていたんですが、大物プロデュ―サーも見抜けないトニー、恐るべし!最後になってしまいましたが、nancixさん、本当にお疲れ様でした!!!
Posted by ろくさん at 2004年08月28日 09:36
 ろくさんさん、まだ続きます。核心部分はここからっ!(^_^;)

 60年代…独身時代の両親のアルバムを見て、パラシュートスカートの母に偲ぶしかないなあ。父は学生服の腰に手ぬぐいぶら下げた、田舎のバンカラ大学生だし…。ポマード、まだMG5を父は使ってます。

 とりあえずCMタイムです。洗濯しなきゃっっ!
Posted by nancix at 2004年08月28日 09:59
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