トニー・レオンの英文ファンサイトにもご報告申し上げなきゃ、ファン仁義がすたる!と思いつつなかなか進まない英作文に取り組んでいたら、地元在住の友人が助っ人を買って出てくれた。ありがたーい!(号泣)。
そして夕方。……あれ? 久々に見る、その英文ファンサイトのフォーラムにプライベートメッセージが入ったというお知らせメール。
ドキドキしながら夕食後に見に行った。
ひゃーーー! 14日からぴたっと止まっていた、トニー・レオンからのメッセージが!
きっとギリギリまで撮影進めてくたくたでネットするひまもなく倒れこんで寝ていて、前日は北京に前泊したりしているんだろうな、もう帰国してから目を通してくれればいーやとあきらめつつ
「スタンバイOK! チケットを買えたよ! みゆき座はすでに満席! 映画館で会えるね!」だの
「今朝、横浜も満席になったよ! 香港映画ファンも金城武ファンも来場するよ! みんなあなたのお話を楽しみにしてる!」だの
と報告していた成果かー!
午後6時33分。
Really happy to meet all the japanese fans in Tokyo,そうかそうか、ハッピーだったか。この短い骨休みをエンジョイしたか、そうかそうか。
I enjoy very much on this trip..............take care & see u next year.
そりゃね、台風一過のせいかぐっと涼しかった東京で、香港スタッフと合流して広東語でいっぱい話せて、念願のお寿司をどこかで食べて、快適な一流シティホテルで熟睡でき、
舞台に出ても旧知の仲のサミュエル・周先生にサポートしてもらえて安心で、優しいお姉さん司会者に「(お寿司)おいしかったですかぁ?」とあやされて、リアルタイムに満席の観客が自分の話にうなずいたり笑ったりしてくれ、
中華圏娯楽記者に意地悪質問もされないで済んで(いまだに中華圏ニュースサイトで今回の来日ニュースを探し出せてない…あれだけ「わいちゃい! 偉仔!」と叫びながら彼らが撮影していた写真はどうなったんだろう)、
enjoy very muchじゃなければ「こんの贅沢もーん!」と背負い投げと無影脚食らわすぞホントにもう、手のかかる直前君なんだから!とか強がりながらも、鼻の奥がつーーーんとしてくるのをどうしましょう。
パソコンの前でうつむくと、この低い鼻の上にも一筋の涙がつつつと伝うのであった。
それにしても、トニーって出るとこに出れば、ちゃんと雄弁になれる人なのよね。再認識。
以前から、映画俳優って、舞台劇俳優よりもちょっと不幸かなあ、と思わないこともなかったのだった。
映画が仕上がり公開される頃には、俳優たちはすでに別の作品に取り掛かっている。彼らにとっては「もう終わってしまった仕事」なのだ。
観客が見るのは、いつでも過去の俳優たちだ。自分に厳しい俳優ほど、完成フィルムを見て(ああ、あそこはタイミングが早すぎた)だの(このバージョンよりも別のバージョンの方が僕は上手くできたと思ったのに、なぜ使ってくれなかったんだろう)(この続き、なぜカットされちゃったんだろう)と後悔したりがっかりしたりするかもしれない。映画批評家や観客がどんなに絶賛しても、彼自身には納得がいかないかもしれない。喝采を受けても、どこか醒めてしまってるかもしれない。
批判を受けても、今さらフィルムに収められた演技を修正できやしない。
舞台劇俳優なら、初日から千秋楽まで、毎日少しずつ調整することも、初日のすぐ後に出た舞台評を読んで、別の試みを取り入れることだって可能だ。観客が見るのはリアルな、いま現在の彼らだ。笑ったり、かたずを呑んだり、思わず身を引いたりの反応が、息遣いが、客席から伝わってくる。そして舞台が終われば、すぐさま喝采を受けることができる。(ブーイングも、しらけた雰囲気もすぐに伝わるから、怖いといえば怖いけど)
映画やテレビ俳優で、実は完成したフィルムやオンエアされたドラマを見ていない、という人も結構多い。彼らは時として、どんな顔をした、どんな観客が、どんな感慨で見てくれているのか、見失うことだってあるのではないか。それは表現者として、表演者として、不幸なことだ。送り手と受け手が乖離してしまっては、何のための表現活動なんだ?
トニー・レオンに10kgの甲冑を脱がせて(夏の河北省易県よりも)涼しい日本で、寿司を食べさせてあげたい(自分が払うわけじゃないんだが)という願いももちろんあったけれど、nancixの願いは、撮影撮影また撮影とお仕事目白押しの彼に、エンドユーザーたる観客と触れ合ってほしい、言葉の異なる日本の観客の顔をちゃんと見て、この人たちが映画館で、自分の映画を見て、驚いたり泣いたり笑ったり映画のメッセージを受け止めて考えこんだりするんだな、ということをちゃんと認識してほしいというものだったのだ。
ファンにサインしたり握手したり2ショット写真を撮らせてあげて喜ばせるのも触れ合いっちゃ触れ合いだけど、やっぱり映画館で、その映画の観客に語りかけることって、俳優稼業には大切なことだと思うなあ。
「またこんな近い距離で、観客と触れ合いたい」という彼の願望、何とかして実現したいものだ。援護射撃ならいくらでも引き受けますぜ、阿頭。
来年…来年……うーん、来年……。
さらに一歩進めた野望を書くとしたら。
たまにしか見られないんだけど、NHKの「アクターズ・スタジオ・インタビュー」(正確なタイトルは「Inside the Actors Studio」らしい)、あの番組に出てくる監督や俳優たちの、なんて面白くて含蓄に富んだ、あるいは意外性のある言葉が聞けることか。
司会のジェームス・リプトンというアクターズ・スタジオ副学長兼映画監督・演出家が、徹底的なリサーチをして自ら番組を構成しているから、見応えがあるんだと思うけど、トニーだってこういう番組に出てもおかしくない地位にいまやいると思うんだよねえ。
中国ではトニーって、かなり「アクターズ・スタジオ・インタビュー」に似た番組に出演して、きちんと自分の考えや感じていることを話しているんだから。
NHK-BSさん、書評番組出演者でもある野崎歓先生をホストに迎えて公開録画番組「トニー・レオン アジア映画と自らを語る」を、BS-2ででも作っていただけませんでしょうか。「赤壁」公開寸前にでも。もちろん会場に詰め掛ける客は公募で。
またSUSHIとSAKE、またはあの手この手で釣ってみたりで、協力は惜しみませんから〜。
何よりも、あの何ともいえない愛らしい仕草や表情を、また見たいよぉぉぉ。
でもトニー、次は"直前君"はやめてよして週末か日本の連休に来てお願い。せめて告知は1週間前に。そして滞在は1週間くらいに。
http://ent.zgjrw.com/News/2007723/Ent/457501745310.html
少しですけど中華サイトにありました。
身動きのとれなかった私も臨場感を味わわせていただきました。
トニー、満足して帰ってくれたのですね。
めでたしめでたし。
私も、地道に「傷城」布教活動に励んでおります。今日も北京語講座の夏休み前の一言メッセージで「傷城」を紹介したらいろいろ質問されましたよー。「勝手に宣伝チーム」にも一名加入者が!
それから、「アクターズ・スタジオ」激しく賛成します!!!あの番組でトニーの話が聞けたら本望ですわ。「強く願えばいつかは叶う」と信じて進みましょう!
でもなんで見出しに金城君の名前が。無暇願及?
中国語で舞台挨拶は「見面活動」というのね。( ..)φメモメモ…。
>かしこさん、本当に、連休に台風さえ来なきゃね…_| ̄|○ 北京語講座に通ってらっしゃるのですね! 私も1週間休んだ広東語教室に、通い続けて聞き取り力を高めなければ〜!
「アクターズスタジオ」日本版ね! ていうか、トニーだけでなくアンディ、レオン・ライ、アーロン、マギー・チョン、スティーブン・フォンらを捕まえて収録できたら、どれだけ後世にまで残る資料的価値高い番組になることか…。
「っきしょー!(某国での)この仕事さえなければ横浜に参上できたのにっ!」と思っていた私も、癒されました。
コメントにも見事に出遅れた分、 so muchThanks! です、nancixさん。
http://www.tokyoheadline.com/vol316/show01.html