2007年06月08日

【赤壁】周瑜の都督府は北京から河北省へ

 昨日、香港の「東方日報」「太陽報」が報じた「赤壁」ニュースが、本日には中国の新聞「新聞午報」などで否定されています。

 昨日のニュースは
北影片廠(北京電影制片廠=北京映画撮影所のスタジオのことか)に壮大、金ピカ&翡翠色でまばゆいばかりの豪華な周瑜の水軍都督府のセットを組んでいる『赤壁』だが、一度も周瑜を迎えることなく期限切れを迎え、取り壊されるはめになりそうだ。来月撮影開始となる陳凱歌監督の『梅蘭芳』の20世紀初頭の北京東安市場付近にあった丹桂大戯院(京劇の劇場)セットを北京撮影所内に組むためで、使われなかったセットによる損失は1千万人民元(約1.6億円)となる
というものでした。
 また、昨年12月に出演契約した端役の俳優や各部署のスタッフも、7月には大部分が契約切れを迎える、新たに契約を結び直すとしたらまた膨大な経費が必要になる。とのことで「ジョン・ウー監督は戦わずして退却の太鼓を鳴らすはめになるのか」と揶揄されていたんですよね。

 待てまてまてーい!

 7月末までなら、まだ1ヶ月弱あるじゃないか! 映画撮影の場合1週間、昼夜を問わず集中撮影なんてザラにあるぞ! 「恋する惑星/重慶森林」は2週間で撮り終えたぞ!(時代劇じゃないって…) おまえら自分の国の映画製作を冷やかしてばかりいないで、少しは温かい目で見守れー!(…まあ、「大日本人」はnancix、観に行きませんが…)。

 しかし、中国の新聞晨報の記者らが投資集団の中でも大手の「中影集団」広報責任者の翁立氏にコメントを求めたところ「『梅蘭芳』も『赤壁』も、わが社が出資する作品で、いわば家族の一員ですよ。セット設営も、セットの移築も、セットを取り壊すことも予定通り行います。巷で言われているような高額の損失など、根も葉もない噂で、ありえません」との返答があったそうです。
 また「周瑜の都督府を北京撮影所から河北省に移転させるのは、チョウ・ユンファ周潤發からトニー・レオンに急遽キャストが交替になり、撮影予定が大幅に変更されたためです」と肯定したそう。セットを建築する時には、確かに北京撮影所で撮影が行われる予定だったんだそうで。
 さらに「何人かの俳優の撮影は8月初旬に終わる予定だった」ことについても、翁氏は「何ら問題はなく、現在は金城武とリン・チーリン林志玲の撮影に集中しているところ、撮影場所は水庫などのロケ地であり、撮影は予定通り進行しています」とコメントしましたが、あのー、金城君は先週からnancixのホームタウンを大股で闊歩し行儀正しいギャラリーにニコッとし小さく手を振って……おっと、製作発表があるまでむにゃむにゃ、むにゃ。

 さて、大量の時代劇台詞についての訓練と役作り研究を終え、大河ドラマ「風林火山」にお耽美Gackt謙信が登場するのに歩調を合わせて(合わせてない)、いよいよ来週から「赤壁」撮影に入ると噂されているトニー周瑜。
「いよいよ出陣です、頑張ります…暑いの嫌だけど…」のトニーさん

 本来、先に集中して撮るはずの金城武とトニーの共演シーンは全て後回しに(あああ……いちばん期待しているのに…)。
 ヴィッキー・チャオ趙薇が扮するおてんば姫君の孫尚香と、尤勇が演じる劉備との間の芝居が急遽先に固め撮りされます。林志玲、張豐毅の出演シーンも全て前倒しに。中国の若手俳優イ冬大為が「蹴鞠」シーンを撮影したのに続き、ジョン・ウー監督は台湾の林志玲のシーンを撮影中とのことです。半年間の演技訓練を受けたチーリンを、女性には優しいジョン・ウー監督は「感情表現が豊富で細やか」と絶賛しています。チーリンは食事制限の努力をしてダイエットし、トニーと釣り合う愛らしさを出そうと苦心しているとか。お世話かけます……m(__)m
 しかしジョン・ウー監督、シナリオを10数回改訂してもまだ満足できず、"火焼連環船"(連環の計と火計)のシーンに欠かせない存在である老将・黄蓋についても撮影期間がたったの2日(3日じゃなかった?)とのことで苦心を重ねていて、本来の構想では2千隻の船を連ねて燃やす壮観のシーンになるはずが、現在は約100か200隻の船が停泊しているだけとのことで。


 んなもん、燃える船と燃えながら河に飛び込む兵士らをアップ&スローで撮影できれば充分、ロングショットはCG使って増やせばいーのよ。
易水湖上で撮影中 5月28日にはちゃんと、易水湖ってところでスモーク焚いて、湖上から河岸の砦?を撮影してるじゃないかー!

 素人があれこれ杞憂して騒ぐことじゃなーーいと言いつつ、nancixも杞の国の人のように、先行きを心配しているのだった…。
この記事へのコメント
>nancixのホームタウンを大股で闊歩し行儀正しいギャラリーにニコッとし小さく手を振って……

そうなんだやっぱり金城君なんですね
ウチの近所で撮影してたみたいですけど・・・
運よくその辺を闊歩してれば遭遇してたのかも・・・
知り合いが遭遇したみたいですけどギャラリーが
物凄かったみたいですよ
金城君は見なかったみたいですけど・・・
Posted by YUKI at 2007年06月08日 18:46
まだ制作会社が正式な発表をしていないので、詳細は書けませんが(邦画は何かと規制が…(-_-;))。YUKIさんちの近所の撮影には、金城君は一瞬だけしか参加してないかも。
あと「闊歩」は「大またに堂々と歩くこと」の意味で使いましたが、一般にはあんまり自分の散歩や自分の歩行については使いませぬ。「遭遇」は「思いがけなく出会うこと。偶然、巡り合うこと」だけど、敵に遭遇、とか(不気味な)宇宙人に遭遇、とか、運悪く、ありがたくないめぐり会いの時に使うのよー。言葉の使い方一つで誤解されたりする、日本語って怖いから要注意〜(*^^*)
Posted by nancix at 2007年06月09日 08:13
指摘ありがとうございます
Posted by YUKI at 2007年06月09日 22:49
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