2007年05月15日

「色、戒」米国向け予告をちょっぴりと。

 一昨日ぐらいから中華圏でちらほら話題になっているのが、米国FOCUS FEATURESのサイトでアン・リー李安監督の「色、戒」の予告がちょっとだけ見られること。
 サイト上部の「MEDIA」の文字をクリック、続いて表示されるページで「FOCUS REEL」という白い文字をクリックすると、QuickTimeかWindows Media Playerでの動画再生が選べます。

 この動画には、リチャード・ギアと共にアンドリュー・ラウ劉偉強監督作に出演したばかりのクレア・デインズに加え、nancixがよく間違えるグレン・クローズとメリル・ストリープとヴァネッサ・レッドグレープの熟女名優揃い踏みの「EVENING」や、まるで「ドリーム・ガールズ」の深刻版か?と思わせるほどアフリカ系アメリカン業界人らしき人々がいっぱい出てくる「TALK TO ME」、アラゴルン王ことヴィゴ・モーテンセンとナオミ・ワッツ出演、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品「Eastern Promises」なども含まれていて、お得感が!(馳夫ならぬ韋駄天ならぬアラゴルンさま、ロシアンマフィアの刺青たっぷり入れすぎ、怖すぎです〜! 何だか昔のクリストファー・ウォーケンを連想する…)

 「色、戒」についてはほんの数秒(7秒?)なんですが、いやこれがワクワクドキドキ胸きゅーーーんのシーンぞろい。

窓辺の裸女
 タイトルバックは、窓辺にたたずむタン・ウェイ湯唯の全裸背中。ああああ、色っぽい…。ここは、この館は、誰の家? 当然寝室でタン・ウェイ湯唯演じる王佳芝をこんなすっぽんぽんにしたのは、トニーの演じる易先生……?

二挺拳銃
 2挺の拳銃を確かめるように手にするのは、王佳芝? 革命を夢見て要人暗殺に向かう、愛国学生の[廣β]裕民? 易先生? チョウ・ユンファ兄貴ではないのは確か。窓外に白鳩の群れも飛んではいないはず。

小悪魔王佳芝
 挑むような上目遣いを見せる、小悪魔・王佳芝。うわ……。

誘惑にのるか易先生
 例によって煙草の煙を吐きながら、その蠱惑的なまなざしをしっかと受け止める易先生。(おっイイ女、コムスメだけど艶女=アデージョ!)と俄然乗り気…?

上海のクラシックカー
 上海の街をゆく、高級車。当然乗っているのは、易先生?

街を歩く二人
 街をそぞろ歩く、2人。おそらく誰かの姿を認めた王佳芝の緊張した横顔には、何らかの決意が…。

素知らぬ顔か易先生
 それに気づいているのかいないのか? どことなく憂愁漂う易先生の表情。肩を並べて歩き続ける二人の目的地は、もちろん運命を分ける宝石店か。

ついに処刑場へ
 ……愛国学生たち、敗るる…! 人里離れた郊外の崖の上に座らされている6人の学生たち。中折れ帽を目深に被り藍衣を着て、煙草の吸いさしを地面に捨てる監視役が、背後に…。人知れず執行される処刑は、まもなく開始されるのか…。絞殺じゃなくて、銃殺なのか…。

凄艶な王佳芝
 凄艶な、やつれた王佳芝のまなざし。泣き濡れた後のような赤いうるんだ目で見やるは……。

愛国学生役の王力宏
 頬に殴られた痕跡を残す、[廣β]裕民。もちろん拷問後。王佳芝を見返すその胸に去来するのは、怒りか無念か諦念か?

王佳芝を抱きしめる易先生
 易先生に背後から抱きすくめられているらしき、王佳芝。愛と憎悪、彼女はどちらに身を任せるのか…?
 ちなみにFOCUS FEATURESとは、メディア・エンターテイメント企業のNBCユニバーサルとグローバル企業のGE(ゼネラル・エレクトロニック)が8対2の割合の出資で2004年に設立した、まだ若い会社。映画製作・配給と海外作品の配給を手がけていて、今までに「8人の女たち」「戦場のピアニスト」「BRICK ブリック」「ナイロビの蜂」、「バベル」で話題のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品「21グラム」、そしてアン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」(共同製作)などを世に送り出しています。

 アン・リー監督が「色、戒」完成後に予定している、キャメロン・ディアス&ジム・キャリーの「A Little Game/小遊戯」もこの会社で撮ることになっているそう。フランスの演劇が原作のラブコメとのことですが、ジム・キャリーとキャメロン・ディアスってそういえば「マスク」以来12年目の共演……ってこれ、確か昨年のクランクイン寸前に両方が降板を表明し製作中止に追い込まれたんじゃなかったのか。脚本・監督担当予定だったガブリエーレ・ムッチーノを、アン・リーにすげ替えることで製作が再開されるのかな…? IMdbにもアン・リー作品として記録されているし。

 とりあえず、動くオールバックトニーを見てしまったことで、もう陶然、メロメロです…。どれほどトニー本人が心身ともに疲労したとしても、銀幕に映し出される、易先生の欲情を隠し切れない表情、正夫人に隠れて小悪魔との恋愛ゲームを楽しむ中年男の狡猾さ、したたかさ、権力闘争に明け暮れる日々でのアンニュイ、やがて無垢なる何かを喪失した悲哀をも、じっくりと味わいたいと(サド)。

 ……あああっ日本公開が待ちきれない(泣)。
posted by nancix at 00:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 「色、戒」特集
この記事へのコメント
いや〜ありがとうございます!さっそく動画を見させて頂きました!あの一瞬のTONYのまなざしがぁ・・・今日もお仕事がんばれます!やはりTONYのお仕事してる顔がわたくしには最高のものでございます。多謝、多謝、nancixさん
Posted by TOMです at 2007年05月23日 10:34
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