
王家衛作品にしては奇跡的に、もとい無事にカンヌ映画祭のオープニングを飾る段取りになった「マイ・ブルーベリー・ナイツことMy Bluebelly Nights」は、アスミック・エースさんの配給で、東宝洋画系で全国拡大ロードショーになるんですね…。
2008年公開予定、としかまだわかりませんが。
タイトルも、原題がそのままカタカナ表記になるだけなんだろーか…?

(C)Block 2 PICTURES 2006
ニューヨーク州コニー・アイランド。40年以上前からある、何の変哲も無いデリでジェレミーは働いている。最近、ある女性が毎日必ずブルーベリーパイを買いに来る。ということで、てっきり「恋する惑星」フェイ・ウォン王菲&トニー・レオン編と同じく、ノラ・ジョーンズの視点でイケメンのデリ店員が描かれ、彼との出会いや奇妙な恋の顛末が物語られるものだと思っていたら、逆だったんですねえ。
彼は密かにその女性に"ブルーベリー"と名づけ、彼女のためにパイを残しておく。
ある日、ひょんなことから、お互い少しだけ過去を明かしあう。そして、ジェレミーは彼女が要らなくなった鍵を預かることになる。
彼女は店に来なくなり、ある時、メンフィスから手紙が届く。
「あなたのブルーベリーパイが世界中で最高!」
ジェレミーはブルーベリーの居所を探し始める…。
監督・脚本:ウォン・カーウァイ/共同脚本:ローレンス・ブロック 「八百万の死にざま」ほか"マット・スカダー"シリーズ
出演:ノラ・ジョーンズ 第一回主演作
ジュード・ロウ 『コールド・マウンテン』『リプリー』
デイヴィッド・ストラザーン 『グッドナイト&グッドラック』『ツイステッド』
ナタリー・ポートマン 『クローサー』『レオン』
レイチェル・ワイズ 『ナイロビの蜂』『アバウト・ア・ボーイ』
2007年フランス=香港/ストゥーディオ・キャナル提供/配給:アスミック・エース
内容的には単館ロードショー公開(大阪ならシネリーブルや、梅田ガーデンシネマや、懐かしの「恋する惑星」公開館・梅田ロフト下のテアトル梅田で…)でロングランを目論んだ方がよさそうな小品佳作だと思うのですが、さすがにこのキャストなら拡大ロードショーもいけるんだろうか。ていうか、配給権が高かったんで、ロードショー公開しないとモトが取れないんだろうなあ…。クランクイン前の2006年カンヌで、同作の前払印税保証金(MG)の提示額が380万ドル(約4.56億円)だった、これは「超メジャー級の値段」だと、ワイズポリシーの方もぼやいていらっしゃいます。
まあ、元ネタは「花様年華」撮影中に王家衛が香港のコンビニ勤務のヒゲトニー&客のマギーで撮った"現代編"なんだろうと推測するところで、しかも酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズといえばトニーが好きな小説で、ローレンス・ブロックに書いてもらうならまずトニー主演作でしょうが!(T_T)と泣いたマイ・ブルー・ナイツもあったりしたわけですが、こうなったら仕様がない。覚悟を極めましょう。(from 夏目漱石「それから」)いや見ますよ見ます。ジェラシーはちょっと置いといて、見ますです。
カンヌ映画祭関連のテレビ放映スケジュールは、さすがにMovieWalker編集長ブログが詳しいです。60回記念作品オムニバス「Chacun son cinema(To Each His Own Cinema)」も何とか紹介されないだろうか。松本人志や北野武や河瀬直美監督作品ばっかりだろうか…(-_-;)
WOWOWの恒例カンヌ特集ページはこちら。
ちなみに@ぴあでは、5月27日(日)に『2007 カンヌ国際映画祭パブリック・ビューイング』ご招待なんてのも企画しているんですね。50組100人が招待されるとか。くぅぅ、クジ運の強い関東の人がうらやましいぜ。
http://www.pia.co.jp/news/hot/20070510_cannes.html
応募締め切りは5月17日(木)午前10時まで。
おっと、会場となるユナイテッド・シネマ豊洲でも、応募受付中。こっちがメインか。
http://www.unitedcinemas.jp/cannes/index.html
授賞式での、王家衛の勇姿や審査員のマギー・チャン張曼玉のあで姿を見たい方は、急げ!