2007年05月01日

「赤壁」カンヌのマーケット部門でセールス

 「赤壁」も、第60回カンヌ国際映画祭のマーケット部門に出されるんですね…。

 すでに欧米への配給権販売は、米国Summit Entertainmentが権利を獲得していて、カンヌで積極的に各国に売り込む計画だそうです。
 このSummit Entertainmentは、潜水艦サスペンス映画「U-571」(2000)や「サハラ」(05)、「パフューム-ある人殺しの物語-」(06)「DOA:デッド・オア・アライブ」「バベル」(06)などのディストリビューターとして知られる会社。製作会社としては「エビータ」(96)、「バニラ・スカイ」(01)、「Mr&Mrs.スミス」「ブラザーズ・グリム」(05)などでもクレジットされています。
 今回のカンヌ映画祭では、特設ブースで積極的に「赤壁」の各種権利をセールスする予定で、もちろんキャストの欧米への目玉はトニー・レオン梁朝偉となるわけですが…。

 トニーはまだ正式に「赤壁」撮影に加わっていないものの、もうこの「赤壁」の成否の鍵となる人物として国際的に注目されている、と元ネタの台湾「聯合新聞網」は報じています。しかし本来、この「赤壁」が欧米で最も興味を持たれた理由は「ジョン・ウー呉宇森、チョウ・ユンファ周潤發のゴールデン・ペアが再び手を組む!」ことにあったわけで、ユンファの降板により欧米ではこの映画製作の成否を危ぶむ声ももちろんあったわけです。製作チームは急遽、一度は出演辞退したトニー・レオンをキャストに迎え入れ"黄金の陣容"のイメージダウンを避けようと図りました。トニーが出演した「HERO 英雄」(02)は、実は北米でなかなかの好成績を収めており、欧米での観客動員力は他のメインキャストよりも高いと見られているのです。しかもトニーはカンヌ影帝でもあり、そういうわけで「赤壁」インターナショナルバージョンの販売における主力選手と化しているのです。
懐かしの「HERO」青残剣さま
 懐かしの「HERO 英雄」の青残剣さま。

 しかし「HERO 英雄」が欧米で注目されたのは、もちろんジェット・リー李連杰やドニー・イェン甄子丹の剣戟、チャン・ツイィー章子怡という当時売り出し中だったエイジアン美少女戦士キャラ、チン・シウトン程小東によるワイヤーワークや古代中国の軍陣の壮大さによるところが大きいとnancixは密かに思っているのですが、さて欧米でどれだけの映画人や観客がトニー&マギーが繰り返した曽根崎心中ならぬ"滅亡趙国心中恋の道行き"に心打たれたのか…?
「HERO 英雄」英語版DVDジャケット
 なんせこれ↑が、複数ある英語版「HERO 英雄」DVDジャケットの1つなのですから…トニーはいずこ…_| ̄|○。

 まあとにかくSummit Entertainmentは「赤壁」をとても重要視していて、今年のカンヌ映画祭のマーケット部門の主力商品の列に加えようとしているそうです。その他の同部門の主力商品というと、ロマン・ポランスキー監督がイタリアで撮影した、やはり歴史劇である「ポンペイの四日間」(ロバート・ハリス原作の歴史スリラー)、ジョディ・フォスターと「リトル・ミス・サンシャイン」の子役アビゲイル・ブレスリンが共演するファンタジー映画「Nim's Island」(20世紀フォックス配給)などとなります。

 まだまだ撮影中の「赤壁」、いったい映画祭ではどのように宣伝するのでしょうか。トニー抜きの、風景や現在撮影中の曹操らの剣戟・戦闘シーンなどをちりばめたラッシュフィルムを上映するのか、トニーが周瑜姿に、金城武クンが諸葛亮孔明に扮したスチール写真だけでも展示するのか…。
 誰か日本人映画関係者が、頼むからこのブースを訪れてレポートしてくれーーー!と絶叫したい思いなのですが…。コネもつてもない…_| ̄|○
この記事へのコメント
ぶははは〜!・・・って、笑っている場合じゃない。

私が持っている「Hero」DVDも、これと同じジャケです。
裏面にも「トニーはいずこ?」です。

「Hero」は、トニーの、あの透徹した眼差しがあってこその作品だと思っているのですが、私は・・・・。

いや。
トニー、欧米でも、それなりに認知はされていると思いまする。
何時だったか、英語の雑誌でトニーの記事、読んだ記憶がありますよん。
何処で何が書かれていたか、忘れてしまいましたが。(汗)
Posted by sala at 2007年05月02日 01:26
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