大阪・梅田ブルク7初体験の職場の同僚にせがまれて「バタフライ・エフェクト」を見てきました。
デミ・ムーアとアツアツだと伝えられつつ、そのゴシップのせいか幾つもの大役を逃していると聞く、美男アシュトン・カッチャー主演作です。
とっても見覚えがあるなあ、と思ったけど、典型的ファッション雑誌を飾る有名ブランドモデル顔なんですよね。「CUT」の広告ページにも出てきてたかも。
タイトルは確か「北京で蝶が羽ばたけば、ロサンゼルスでハリケーンが起こる」というカオス理論の法則に基づくものだったはず。
しかし北京の蝶、何万匹といそうなんですが…。
ブエノスアイレスでファイが(恋しい、会いたい)と思えば、世界の果てのチャンから台北の屋台街の実家に送られた写真が封筒から出されて店に飾られる、というようなもんなんでしょうか(絶対に、全然違う)。
パンフレットを買わなかったので、アシュトン・カッチャーとヒロイン(ソバカスだらけ、あんまり可愛くない)以外の俳優名などが解りません。特に主人公のパパ役。まあそれはいいや。
何より哀しかったのは、"ペドフィリア・ヘンタイ・隣のおやぢ"を演じていたのが、エリック・ストルツだったこと…。
1961年生まれ、アンディ兄貴と同い年ですよ?
「マスク」(84)でルックスに頼らない演技派若手としてもてはやされ(だって、容貌に障害がある難病少年の実話の映画化だから! ジム・キャリーの不気味な緑マスクじゃないから!)、「恋しくて」(87)ではヒロインの憧れの君、「シングルス」(92)にも出た美形だったのにー!
そりゃ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズには、抜擢されて撮影にまで入りながら、翳りあるルックスや演技がどうも合わないとおろされ、当時はのーてんきでいかにも楽観的に見えたマイケル・J・フォックスにとって代わられてしまったけど…。いーじゃないか、憂愁があったって! 透き通った瞳がゾクゾクするほど怪しくても!
「キリング・ゾーイ」(94)でも驚かされたなあ、なんせ当時夢中だったジャン・ユーグ=アングラードとの共演! しかもただの関係じゃなくて、ドラッグ漬けのジャン・ユーグ・アングラードが惚れてほれて、娼婦のジュリー・デルピーと張り合う男の役!
ああそれなのに、卑屈にへらへら笑いながら「ロビン・フッドの結婚式のシーンを撮ろう…花嫁と花婿はあーんなこととかこーんなことをするんだ…さあ、お風呂と同じように服を脱いで♪」ですかっっ!
………_| ̄|○
父親からの遺伝により、意志の力で脳構成を変えられる特異体質+タイムトリップ+パラレルワールド八艘飛び、って話に、一見何の変哲もない郊外の住宅街で起こった少年時代の悲劇が絡みます。
教訓は"ご近所さんだからって、簡単に馴れ合うな。子どもの友だちは、サイコパスやプラモデルおたくを避けて注意深く選べ"でしょうか?(多分、これも違う)
基本の筋書きは、
隣宅だかお向かいさんだか(とりあえず隣宅ということで話を進めよう)の両親の離婚>隣宅の父親は飲んだくれのドラッグ中毒に>欲求不満からか、父親は妹ちゃんを性的虐待の餌食に。さらに主人公も巻き込んで家庭用ビデオカメラで幼児ポルノを撮影>隣宅だかお向かいさんだかの兄はサディストのサイコ野郎に>サイコ兄は一同を引き連れ、ダイナマイトをある家の郵便ポストに放り込み、何も知らず近づいた若い母親と赤ん坊を爆破してしまう>さらに猟奇殺人映画「セブン」(子どもが見るなよ…)に耐えられなくなって映画館ロビーに出た妹ちゃんに、虐待を察した主人公が思わずファーストキッス>嫉妬にかられたサイコ兄に、目の前で愛犬を袋詰めで焼かれ、傷心の主人公と母親は引っ越す…追ってきた妹ちゃんに「きっと君を助けに戻るよ」という走り書きを車の中から見せる>取り残された妹ちゃんはもちろん孤立無援、父親と兄に苦しめられ、不器用なウエイトレスに>一方、主人公は苦学の末、大学生になり、少年時代のノートからまだらな記憶の隙間を埋めようと、ホームタウンへ彼女に会いに戻る>やっと再会した主人公に、思い出したくない過去をしつこく聞かれ、(いつか王子様が救いに来てくれる)と内心望んでいたはずの彼女は、絶望して自殺…>それを兄に電話で聞かされ、がっくりの主人公というもの。
ここから、主人公が父親譲りの特異能力を発揮し、妹ちゃんへの約束を果たそうとあがくのですが…。
いったいどうやってこのタイムパラドックスのオチをつけるのか?
なまじ「夏への扉」「ある日どこかで」などSF小説を乱読してきただけに、心配で仕方ありませんでした。
あんまり書くとネタばれになりますが、要するに小田和正が「東京ラブストーリー」で絶唱した
♪あの日あのときあの場所で 君に会えなかったら 僕らは…
のオチでした。帰宅中、ずっとあの曲が頭のなかでこだましてましたね。
知ってはいるけど一生出会えない、会っても深く関わらない方がお互い幸せ、なんていう人間関係も、哀しいけど在るのかもしれない。一緒に映画を見た同僚は、そう思って切なくなって、ラストに涙したそうですが、nancixったら、泣くどころか…。
「 インファナル・アフェア3 終極無間」のような脚本を練れる若い人材(オタクともいう)も香港映画界に育ってきたわけだし。
15年前ぐらいのアンディ・ラウを主役に、香港映画として作れそうだなあ。なんて考え出したら、泣いてる場合じゃなかったですよ。
何しろ、主人公は鼻血男なんです(‥;)。アンディ、ぴったりだ!
ママはディニー・イップ、精神病院閉鎖病棟に監禁されて拘束されてやつれはてているパパ(回想)は、15年前のアンソニー・ウォン黄秋生が適役。
悲運のヒロインはン・シンリンぐらいで。ロザムンド・クァンやミシェル・リーだと美しすぎて。
トニー? トニーはやらないと思うの。出演依頼が来ても「僕もわかんないような話、観客がわかるわけないじゃん」でおしまいな気が。
いままで、こーんな役をやってくれないかな、あーんな役もやれそうなのになっ♪と妄想してきたのに、結局そのときは実現しなかったことが、どれだけあるか…。
何より、6年もかけてじっくりと脚本を練り、監督を絶対に自分でやると頑張れる若手が、香港でどれだけいるか…。
でも、今後のトニーには、そういうアジアの若者に「じゃあ、僕が出資して、出演は適役があればってことで、製作総指揮として名前貸してあげるよ♪」と申し出ることが、何より大切。
トニーさん、お願いおねがい<(_ _)>
2005年05月18日
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はじめに
Excerpt: これから書く事はノンフィクションです。普通の家庭で育った人から見れば特殊な事でも、人の生活とはいろいろあるので、こういう人生もあるのかと思って読んで頂ければと思います。各ストーリー毎にはじめはノンフィ...
Weblog: バタフライ・エフェクトみたいに
Tracked: 2005-05-20 12:18
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何度も過去に戻って未来を変えようとするこの小説のアイディアが、いろんな映画に影響を与えているような気がしてなりません。
こんなに濃い〜内容だとは知らずに…
昨日は「インファナル〜」を観て来ました。
買ってあった前売り券の最後の一枚で…(何枚買うてるねん)
今日で上映が終わりだなんて寂しいですよね。
DVDであの笑顔(たこやきホッペ)に逢えるまで待たなきゃならないんだから〜!
DVDと言えば、トニーファンの皆さんは買いましたか?
「ウォン・カーウァイ」スペシャル・コレクション!!!!
「花様年華」と「2046」のセット販売は、世界で2046個しかないとなれば、ご購入必須です!
しかし、なかなか出会えず、やっと手にした私は、まだ観ずに飾って見ています。
ワインレッドのベルベット生地の箱に2作品と、大判のポストカードとミニブックまで入ってるんですから。
パッケージだけで、すでにうっとり気味の私(笑)今週末に一気に観るんだー(^O^)
ちなみに買われた皆さんは何番が当たりました?私は1477でした。
贅沢を言えば2046番だったらもっと嬉しいのになぁ〜なんて。
本当に贅沢言い過ぎです。すみません。
分りにくいとは思いませんでしたが、それは歴史改変タイムトリップ物を読み馴れ・見慣れていたからかも(汗
しかし、確かにアンディ兄貴なら適役。トリップする毎に鼻血もピッタリ。というか、これならタイムトリップでは無いものの、「マッスルモンク」でやってますな。香港で作るとアレになるのでは、と。