「攻撃は最大の防御なり」と言います。
誰が言い出したのか、ハムラビ法典かギリシャ神話に載ってるのか諸葛亮孔明の言葉か知りませんけど。
小心者の最大の防御策は、最悪の結果をいつも想像して心構えしておくことです。どんな結果に終わっても(自分が考え付いた最悪の結果よりはマシだ)と思えば、茫然自失となって貴重な時間を無駄にすることもなく、少しは慰めもつきます。
そんなわけで、カンヌ映画祭で「2046」がどんな評価を受けるか、最悪の結果の心構えをしてみました。
1) 近未来SFだSFだ「恋する惑星」のメンツを使ってSFだーわーいわーい、とクェンティン・タランティーノ審査委員長を始め観客たちは「イノセンス」並みの「ブレード・ランナー」並みの空想未来描写を心待ちにしているにもかかわらず、延々と60年代香港で男と女の三角関係だか不倫だか娼婦とのただれた不適切な関係の愁嘆場やメロドラマが1時間30分続き、やっと現れた30分ぶんの「作家の妄想する未来社会の恋愛」が手塚治虫の60年代作品並みにショボくて、キムタクの出番は3分程度。観客がブーイングの嵐、次々に席を立ち最後には関係者しか残らない。「楽園の瑕」香港上映の再現です。
タラちゃんは苦々しげに一言。
「Kill Wong!!!!」
2) 超現実的な上海系香港人の作る実写SFが、豊かな発想を自在に映像化できるアニメにかなうわけもなく、同日上映の邦画「イノセンス」と見比べると見劣りする内容で、ストーリーも「花様年華」の方が本筋がシンプルな分だけ完成度が高かったとして黙殺される。
タラちゃんも「イノセンス」絶賛。
「2046? 何だっけそれ?」
(註:nancixはまだ「イノセンス」看てません。「ブラザーフッド」試写会会場でコミック版を立ち読みしただけ。あの背景はしかし、お台場香港だったね…)
3) ウィリアム・チョン叔父さんの必死の作業で完成にこぎつけトニーやコン・リーが誠実に懸命にインタビューに答えフェイ・ウォンが奔放に振る舞って日本のテレビ局がぞろぞろ金魚の糞のように付いて回り派手に話題を振りまくも、パルムドールはとってもとっても地味でノーマークだった作品に行き、高等撮影技術賞みたいな賞は「イノセンス」にいき、無冠に終わって日本のスポンサー激怒。日本公開無期延期…_| ̄|○
4) 結局20日上映に間に合わず。ウォン・カーワイは平気の平左で「じゃあベルリンに出すわ。今回は日本のアニメ作品もあるし、題材的にだぶると不利だからね」。日本のスポンサー大激怒。不眠不休で撮影に付き合い無理にスケジュールを開けてカンヌ行きを予定していたトニー、気が抜けて香港国際空港で倒れる。精密検査の後、自律神経失調症と診断され1ヶ月の自宅療養に入る(号泣)。日本公開は来年に延期…。 どーだ、ここまで妄想しておいたら、いくらなんでもこれ以上不測の事態で泣き伏せるようなことにはなるまいて。ふっふっふっ……。
はぁぁ、こんなひねくれた自分がつくづくトホホだ……。
今回はPingを送信しないでおきます(^_^;)
でも、実現しちゃったら、と思うと背筋、さぶ!
(・・・どれも、ありえなく・・・ない、と思わせる箇所があるだけに)
しかもストーリー全く「?」なのにカンヌの期待値、とっても膨らんでますしね。
でもでも!(3)の最後の1文と(4)は・・・勘弁してください〜(T_T)
いややっぱり、ここまで覚悟しとかないとダメですか!!
「ありえな〜い」と笑い飛ばして大丈夫だと思われます!
きっときっと、世界(特に東の几帳面な島国)のスポンサーの皆さんが激励しお尻を叩き「ちゃんとしなさいちゃんと!」とハッパをかけ脅しなだめすかして何とかしてくださるでしょう!
何とかなりますって、無問題マイペンライ!
…あれ? nancixが微笑んで言えば言うほど、みなさん青ざめて後ずさるのはなぜ?
ねえトニー、大丈夫よね? トニー? なんでうつむくの? ねえ?