ドラマ「砦なき者」について先に書いてしまったけど。実は念願の「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」も2日夜、一人で見に行きました。前2作は親友のOちゃんと一緒だったので、最終作も一緒に…と望んでいたんだけど、nancix、あまりに忙しすぎてスケジュールを合わせられず(-_-;)
「指輪物語」を読破したのは第1作の頃で、その後はOちゃんはじめ人に貸しまくっていたので、今回は読み返してません。それでも原作のあのシーンこのシーンがまざまざとスクリーンに重なりました。…さすがに原作読んで「ひぇぇぇ、腐女子大歓喜! いいのか英国人!」とおったまげた「フロド全裸拉致監禁事件」は、上半身裸に変えられていました。それにサム役があの役者だもんな。801にはなりません、ええ。
しかし、第1作から3作の間に「HERO 英雄」萌えを挟んでしまったので、大平原で対峙する人間の軍隊VS化け物軍団のシーンでは(ああ、いくら中国人民軍を動員して人海戦術で頑張り、マトリックスCG軍団の技術を応用しても、予算の差はいかんともしがたいのか…悲哀なり亜州電影よ)と、チャン・イーモウが痛々しくなったことでした。>って、論点ずれてる自分。
以下はネタばれも含みます。DVDで見ようと思っている方はここまでにしておいてくだされ<(_ _)> (あのシーンがない、このシーンがない、おやどうして馬面がこんなに出張ってくるのか。えーっ微笑み合って終わりかいっ男装の姫君とファザコン王子の破れ鍋に綴じ蓋ペアはっ!)とは確かに思いましたが、戴冠式からラストはスキッとまとまっていてよかったのではないかと。
正直、原作の戴冠式後のホビット庄でのごたごたは、読んでて辛かったです。そりゃ「ちいさいひとたち」は天使のように無垢なわけではなく、欲もあればいさかいもある。田舎暮らしに闇雲に憧れる都会人がガッカリするのと同じだけの問題要素をいつも抱えているのは確か。でもねー、あれだけサムやフロドやメリーやピピン(順不同)が懐かしむ故郷が、あんなふうにメチャメチャにされ、あまつさえ殺し合いさえあったというのはどうも…外で習い覚えた剣術で、武器をふるい、ならず者らをあっさり殺しちゃうメリーやピピンも何だか。蛇の舌だけは再度、思い切り情けない姿で登場してほしかったけどね。
だから映画では、あれぐらいの描写に留めていてくれた方が後味がよいのです。冒頭があれだけ陰惨な「殺人の追憶」から始まるんだしね。パート2あたりであのスメアゴル=ゴラム化の画像が流出していたので、今更本編に登場するとは意表を突かれたけど。
気になるのはイライジャ・ウッドの今後です。ヴィゴ・モーテンセン王もレゴラス様も、他作品がどんどん公開決定、イメージに縛られることはないだろうけど、あまりにもハマリ役だったイライジャは? 人間離れしたあの青い瞳、まなざし、タマらん怯え方を生かせる役柄がそうそう、ハリウッド作品にはありそうもない…。ファンタジー専門俳優になるなんてことは無理だろうし…。
こんなとき、何でもかんでも演じられる、演じさせてもらえる香港男優は、ハリウッド男優より恵まれているのかな?とも感じるわけです。トニーさんなんか「シリアス作の次は気分転換にコメディ」というワガママが通りまくっているわけだしね。
教訓:3時間半の映画を見るときに、レモンサワーもビールと同じくらいよくない。トイレ行き確実だから(^_^;)
2004年04月06日
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『王の帰還』は先月アカデミー賞発表直後に観に行きました。
クライマックスでのサムの台詞には泣きましたね〜。原作でもほろっときたもんですが。
中華を含むアジア映画にはファンタジーものって少ないですけど、まぁ武侠映画もファンタジーっぽいといえばファンタジーっぽいか。日本/香港/中国/韓国合作で東洋のメジャーな伝説をアクションたっぷりに映画化ってーのもアリかな、とも思うのですが…。やっぱ難しいですよね。
武侠映画はまさしく「ヒロイック・ファンタジー」だとnancixは思ってます。剣と魔法と美女! 全部揃ってるじゃないですか〜。(気功も功夫も魔法みたいなもんでは? 違うか?)
実は日本にも素晴らしいファンタジーが平安朝文学にありまして、男装の姫君が夜な夜な透明人間になれる超能力を発揮してちまたをさまよい、父親に性的虐待を受けた幼い姫君に同情して偽装ケッコンしてしまう。男装の彼女が笛を吹くとあまりの素晴らしさに天に異変が起こり天女が宙を舞い花びらが降って来る、その男装の姫君を親友と思っていた帝がいつのまにか恋し「男でも女でもかまわない、君が好きだーっ」っと押し倒して子どもができちゃう。
やむなく姫君は女の姿に戻り、皇后として子育てに励むが、自分がケッコンしちゃった姫君が生んだ息子(つまり父娘の間にできちゃった子)は、一時は義理の父だったと知らずに皇后に恋してしまう…というトンデモ物語です。
これを中華宮廷に置き換えて、ブリジット・リン、いや今はもう無理だけど、フェイ・ウォンとか若手に演じさせて香港オールスターで撮ったら素晴らしいだろうなぁとひそかに夢見てきました…日本で撮ったら松田聖子まで出した某源氏物語もどきになるので、絶対ダメっす。帝改め皇帝はトニーかアンディがいいっす〜。(アンディはやらないよね…)