SOHO地区の士丹頓街STAUNTON Streetを西にずっと歩いていくと、飲食店が途切れ、荷李活道警員宿舎という、閉鎖された古い建築物の横に出ます。
もしや、ここでピーター・チャン陳可辛の「THREE・臨死/三更之回家(ゴーイング・ホーム)」のロケが行われたんだろうか?

右手には、最近話題らしい「孫中山記念館」にちなんだ孫文の時代の香港を写した貴重な写真が、壁に展示されている。もちろん、2006年夏のロケ中にはなかった写真ですが。
さらに行くと、城皇街SHING WONG Streetと直角に交わる辺りに出る。正体不明の男を足で追う丘建邦の、援護に回った劉正煕が、車で男に先んじて逃走を阻もうとするあたりのシーンのロケ地だと思うのですが。

城皇街を下っていくと、士丹頓街に並行する一つ下の通り、骨董品店の並ぶ荷李活道に出る。
で、金城君が必死に駆け上がった階段が荷李活道に交差しているこのあたり。

真っ赤な消防栓が目印と、rainbowmamaさんにご教示いただきました。

……体力がないと、真夏にこの階段は駆け上がれないわ…。心臓破り。もちろん、トニーには全速力での疾走なんて無理だーー(^_^;)

ちなみにこの階段道には、こんなプレートがありました。これを目印に捜してください。
階段道を下ると、謎の男のアジト(トニーの盗撮写真が至るところに張られている…ハァハァハァ)をロケしたとおぼしき界隈に出るのですが、それらしきビルを眺めても、特徴的だった窓格子が全然見つからないので、あのビル外観は別の所で撮影してインサートしたのかもね、とrainbowmamaさんと話し合ったことでした。
帰国してから地図帳を見て確認したのですが、劉正煕の携帯電話に直接電話を掛けて来た謎の男、その電話の発信源が「[手へんに罷]花街LYNDHURST TERR」のコンビニエンスストアの公衆電話だと劉正煕が突き止め、コンビニを訪れて防犯カメラ映像を入手、謎の男の車のナンバープレートを確認するシーンがあります。
その「[手へんに罷]花街」も、地図帳によると、SOHO地区のすぐ近く、荷李里道とつながる界隈でした。次の香港旅行ではそのコンビニ探しと、數碼港に足を延ばして「病院」に見立てられた建物(一般立ち入り禁止らしい)も突き止めなくちゃね…。
それと、舒淇ちゃんがサンミゲルビールキャンペーンの仕事をしていて、トニー&金城君が訪れるスポーツバー「太平道の世界杯」も。この店だけは、九龍半島側・旺角にあります。
で、話は謎の男のアジト界隈に戻ります。
ふと気づいたのですが、この辺りって、もしやあのトニー・レオン主演作「裏街の聖者/流氓醫生」のロケを行った九如坊の児童遊園が近くないか?
足を延ばしてみましたが…。
なんと、児童遊園は再開発事業か何かで潰され工事現場と化し、映画での面影はもうありませんでした。
ベンチの背後の壁に、ベンチに座る老人3人のイラストが描かれ、そのベンチにイラストとそっくりな姿で佇む老人を配していた、洒落たシーンだったのになあ…。

この児童遊園は劇中にもう1回出てきてて、夜の公園でぼおっと座り込んでいるヤク中ホームレスの老人たちへ、マック先生が麻薬類似薬か中毒緩和剤を無料配布しているところに、女性精神科医のジェミーが真っ赤なコンバーチブル・カーでやって来て、会話する舞台にもなっていました。
あの1995年2月、もう二度と海外旅行なんてできないかもしれないと覚悟しながら、被災地・神戸に帰るその日に、わざわざ足を延ばしてこの九如坊に来て、一人で映画の世界に浸っていたんだっけ。雲が低く垂れ込めて、暗い日だったけど…。
あの日から、もう12年も経つんだなあ…。
で、この後にバスに乗るために皇后大道中に戻り、「傷城バス」を目撃し、感激の覚めやらぬなかでコーズウェイベイ銅鑼灣の「邀月茶館」へ行こうとしたんですが、何と開平道のその辺りはビル2棟ぐらいが改装中、トニーにも縁深い「邀月茶館」は影もかたちもなくなっていました。
うわーん、どうなってるの? 移転したの? 誰か「邀月茶館」の行方を知らないかー?
「邀月茶館」は、9月に閉店したとのことです。
台湾の雑誌で読みました。
続きを楽しみにしていますね。とりいそぎ。
東京・渋谷の店も品川高輪「春風秋月」に、大阪・本町の店もモダン・チャイニーズの「皇月」にリニューアルしたんでしたっけ?
オーナーのヴィンセント・チュー朱映華さん、どうしてるんだろう…日本進出が大きく人生を狂わせたわけじゃないといいけど…?