ただいま現地在住のrainbowmamaさんと、11時半にセントラル中環駅で待ち合わせて、SOHO地区蘇豪區へと向かいます。
トニーファンにも金城君ファンにもお馴染み、ペデストリアン・エスカレーター行人電動樓梯が目印。始点も「恋する惑星」の頃とは大きく様変わりしたエスカレーター、途中にこんな案内板も出来ていました。

いつのまに、SOHOが荷南「美食區」になったんだ?
と考えていたらおなかが空いてきた。朝はノートパソコンのバッテリー切れでモバイラー化に失敗した「パシフィック・カフェ」で、ミニパック入りフルーツ盛り合わせとカフェ・ラテしかおなかに入れてないからなあ。
坂道をてくてく歩き回る前に、まずは腹ごしらえだ。
二人で向かったのは、茶餐廰「蘭芳園」。「傷城」のなかで、正体不明の男を走りにはしって追跡した丘健邦が、息せき切って飛び込み、犯人の姿を見失ったと知るや893さんらのテーブルにどっかと座って勝手にビールジョッキをあおってしまう、あの小食堂です!
(何じゃ、コイツ?)とむかっ腹を立てる893さんらを、車で援護していたトニーさんがすぐに後から入って来て、なだめるのがミソ。

住所は中環結志街2號地下。地下といってもグランド・フロアのことで、店は地上にあります。
屋台街の一角にあるこの「蘭芳園」、手前に屋台風の店もありましたがこの時はビニールシートが半分かかっていて、営業していなかった様子。食堂の方に入りました。
日中はジモティ家族連れがランチを楽しんでいる、普通の食堂です。893さんなどいない。安心です。50年以上の歴史があるといいますが、改装を繰り返してきたのか、蜘蛛の巣が張ることもなく結構清潔。
店内の狭さは、よくぞまあカメラを据えて照明灯を立てて撮影できたことと感心するくらいです。閉店が夜8時と香港の飲食店にしては珍しく早いそうなんですが、その閉店後に貸し切れたからこそ、映画撮影が可能になったんでしょうね。
あいにくほぼ満席で、金城君がどっかと座ったテーブルにはグループ客が。その奥の、母娘連れのいるテーブルで相席となりました。

写真付きのメニューを指差して注文したのは、クリームシチューとカレー(全然辛くない)がかかり、上に目玉焼きをのっけた2色ご飯と、店の名物だという、ストッキングのように目の細かいフィルターで漉したミルクティー。練乳入り・砂糖無しなのでほのかに甘く、それでいてしつこくない。
しまった、料理名はメモし損なった(-_-;)。
この「蘭芳園」、茶餐廰ファンの皆様にはわりに有名な店のようですので、皆様どうか日本公開の折には「傷城」に足をお運びくださり、懐かしい「蘭芳園」に再会してください。てか、金城君、ビールだけでなくミルクティーも一気飲みして豬包(豚肉バーガー)もほおばれば宣伝になったのに…(宣伝させるな)。
食事を済ませると、いよいよSOHO地区へ。
場所は香港観光情報サイト「香港ナビ[HONGKONGNAVI.COM]」さんのここも参考に。

いつも神戸のトアウエスト辺りを思い出すSOHO地区、バーやクラブがまだ閉まっている昼間はのんびりしたものです。いつぞやに来た時よりもさらに、オープンカフェが増えているような。冬でも店を開け放していて平気な気温だから羨ましい。
この一角に「傷城」冒頭、2003年にまだ刑事時代の丘健邦と「阿頭(チーフ)」こと劉正煕総督察が張り込みを行うタパス「Scirocco」があるのです。

Scirocco(siroccoとも)とは、サハラ砂漠から南ヨーロッパ地方に吹きつける熱風の意味だそう。店員のおねーさんの一人はアイラインくっきりで色が浅黒い、中近東系に見えました。
なんとこの「Scirocco」、金城武&ジジ・リョン梁詠[王其]ちゃん主演の「君のいる永遠(とき)」のロケ地「Staunton's Wine Bar+Cafe」の真上にありました。Stauntonグループの経営する店らしい。
ブルーの壁や日よけでSOHOでも格好の目印となってきた「Staunton's Wine Bar+Cafe」は、あいにく改装中。店内はテーブルもイスもなく、がらんとしていました。
では、「Scirocco」に参りましょう。

カフェ横の階段が、トニーが金城君と接触するために上がっていった階段です。トニーは何回ここを昇ったんだろう。ハァハァハァハァ(劣情)。

階段脇に、6、7人は座れそうなグループ席。映画ではなぜかクリスマスに「誕生日おめでとう!」とはしゃぐグループが座ってなかったか。
そしてバーカウンターの端が丸く突き出していて、トニーと金城君が座ったイスが! ハァハァハァハァ(発情)。

ここで二人がじゃれ合う?一幕、永遠に忘れられないわ…。

バルコニーとの間に置かれたこのガス燈、足元は石油ストーブにもなっていて、フル回転で客の足元を暖めてくれていました。
バルコニーでトニーと金城君が語り合うシーンも、ロケ中の写真が芸能雑誌に載ったので有名ですよね。

この真ん中のガラス部分あたりに、2人が立っていて…ハァハァハァハァ(大興奮)。
テーブル位置が映画内とは異なり、バルコニーぎりぎりまで席が作られていて満席だったので、ガラス張りのバルコニー部分は店内からは撮影できず。
撮影は夜だったから、トニーが振り仰いでもこの空は見えなかっただろうな…。

でも、トニーが金城君を
昼間なのでもちろん、注文したのは2003年には下戸だった金城君も飲んでいた、アイスストレートティー!

このビルの3階に、劉正煕ほかの警察が張り込んでいたのですよね…。そのターゲットは…。その理由は…見てのお楽しみ。

3階の室内は事務所に使われているのか使っていない倉庫なのか、ブラインドのめくれたところから小さなスツールだけが見えました。
ロケ地探訪、続く。