2005年04月05日

金像奨ルポ「高みの見物・その3」

 ブログサービスのSeesaa.netの障害で、昨夜も今朝も書き込み不能でした。うるるる〜〜早起きして朝食も食べずに悪戦苦闘したのに〜。

 続きは最優秀主演女優賞の発表から。
 おおお、カリーナ・ラウ劉嘉玲とアンディ・ラウ劉徳華のラウコンビが、腕を組んで登場です。
 会場が沸き返ることといったら。
 ここからのやりとりは、中国語ニュースサイトの採録を拝借。
カリーナ:「大家好!」
アンディ:「春風得意。みなさん拍手を」(と、パートナーが受賞したカリーナに祝福の拍手を求める)
カリーナ:「私たちは縁があるようでないわねえ、毎回のようにこの授賞式に参加しているのに、奨には関係ないし、共演する機会もないじゃないの」
アンディ:「実はあるんだよ、『欲望の翼』であったじゃないか」
カリーナ:「でも私たちは、すれ違っただけだったわ」
アンディ:「91年の《九一神[周鳥]侠侶/アンディ・ラウ 神鳥伝説》でも共演したよ」
カリーナ:「でも(劇中で)あなたが好きだったのは、別の女性(アニタ・ムイ梅艷芳)よ」
アンディ:「『インファナル・アフェア/無間道』でも」
カリーナ:「あれは少年時代の劉徳華だったわ。私は現在の劉徳華の方が好きよ」
アンディ:「こんなに長年のキャリアがあるのにね。君は僕と共演したくないの?」
カリーナ:「私はあなたと一緒に仕事をするのは好きよ、あなたと共演した女優は"最優秀主演女優賞"がもらえるんですもの」
 昨年のセシリア・チョン張柏芝の受賞を指しているんでしょうね。
アンディ:「僕も君のボーイフレンドになりたいよ。いつも影帝になれるんだもの」
 場内、大笑い。
カリーナ:「それはあなたの選択ミスね。あなた間違えたのよ」
アンディ:「……僕の心情が平静に戻るまで、みなさん”最優秀主演女優賞”の候補者のハイライトシーンを見てください」
 さすがのアンディも、カリーナ姐さんにはかなわない様子で。
 アンディ&カリーナの軽妙なコメディも、そろそろ見たくなってきました。所属会社が違うと難しいのかなあ。

 アンディが「最優秀主演女優賞は」と宣言し、カリーナがカードを開いて読み上げます。
カリーナ:「最優秀主演女優賞は、《2046》のチャン・ツーイー章子怡!」
 チャン・ツーイー、ステージの上に。一歩退いてアンディと一緒に彼女を見守るカリーナの胸中は、いかばかりか。なにせ自分が何度もノミネートされながら獲得できないでいるトロフィーを、デビュー数年にして、しかもトニーの相手役で得たツーイーなんですから…。
チャン・ツーイー:「王家衛監督が私に大きな創作空間をくれたことに、とても感謝しています。おかげで私はこの難しい役柄を完成させることができました。私は、今回ノミネートされたその他の4人の女優を、私もとても尊敬していると言いたいです。みなさんと一緒にいられるのが私にとって一種の栄誉です。彼女たちと一緒にいられてとても楽しいです。《2046》のスタッフのみなさんありがとう、トニー・レオンさんありがとう。彼の演技から、私が《2046》の演技中に学んだことはとても多かったです」
 トニーへの謝辞がなーいとハラハラしていたnancixですが、ちゃんと言ってたのね。聞き逃した。

 ここで、もはや香港映画界の重鎮と化したサムボス、いやさエリック・ツァン曾志偉のとっつあんが登場です。司会のローレンス・チェン鄭丹瑞と軽い言葉のジャブを交わして…余裕です。
 ここも長くて一気呵成で聞き取れなかったのですが、中国語ニュースサイトの採録を拝借。でも多分ボロボロ。「覇王餐」って、別の意味あったっけ…? BTって何だっけ…?
エリック:「私は昨年の金像奨が終わった後、司会をやるのは本当に休みたい、次は一人のゲストでいた方が楽しめると言ったことを覚えています。しかし金像奨協会が電話をくれ、私に何かスピーチしてくれと言うんです。映画を喜怒哀楽で表現してみましょう。まずは《喜》。映画は100周年を迎えました。映画の名作はそう多くはありません。喜びから怒りに至るにはいくつかの過程がある。税関が海賊版を取り締まるためにした多くのことに感謝したい。友人を助けてくれたことに感謝したい。BTの友人にも感謝が必要だ。ITなら皆さんも聞いたことがあるだろう。BTとは何か? それは一緒に覇王の晩餐を食べてくれるグループのことだ。無料でフィルムを朋友に与えてくれるグループのことだ。「カンフー・ハッスル」がマーケットに出回ったとき、1秒間に200人の朋友が我々のBTとなった。昨年のスマトラ沖津波の時に、我々はある演芸活動をした。みなさんもただキャストを見るだけでなく、我々の裏方のスタッフに拍手してくれることを希望します。(喜怒哀楽の)悲しみは心の中にある。我々の映画業界はなぜこんなにうまくいかず、低迷したのか? 私はみなさんに告げたい。うまくはいっていない、しかし現在我々はもう知っている、中国東南アジアで放映されているなかで、最も多いのが香港映画なんだと!」
 ……あれれ、確か「2046」は本来なら2年で完成できたはずだとか、「インファナル・アフェア」にも言及していたような気がするのになあ。4月10日香港で発売予定の、DVDで確認する日を待ちましょう。

 いよいよ作品賞の発表。
 待ちに待った、トニーとマギーのペアが登場です。
 マギー:「各位好、おめでとう偉仔、また賞を手にしたわね。私は今年、5作品の"最優秀作品"を見たわ。入選した映画は、とても選ぶのが難しいわよね」
 トニー:「だってみんな一緒じゃないからね。みんな異なる映画だ。《カンフー・ハッスル》はカンフーアクションに笑いのストーリーを加えているし、爾冬陞の作品は典型的な香港の"警匪片(警官と悪人のドラマを描く映画)"だ。ジャッキー・チェン大哥のはアクション映画で」
 トニーさんトニーさん、もしもし?
 肝腎の「2046」のことを言ってませんよ? ……形容に困った?(^_^;)
 マギー:「本当に選ぶのが難しいわ」
 トニー:「僕らはまず、彼らの精彩なハイライトシーンを見てみよう」
 ハイライトシーンの上映。
 マギー:「どうやって選びましょう?」
 トニー:「幸い僕らが選ばなくてもいいんだ、ただ発表して(賞を)差し上げるだけで。第24回香港電影金像奨の最優秀作品賞は……」
 マギー、カードを開く。
 マギー:「あらまあ! 《カンフー・ハッスル》!」
 場内にホイッスルと拍手の嵐が巻き起こります。
 周星馳と、先ほどから繰り返しステージに上がっている代理の女性がステージに。4人がハグし合います。
 星仔、トロフィーを手にせず、脇に退いたトニーとマギーの方へくっついていってしまいます。代理女性がまずスピーチ。中国の合作会社やスタッフへの感謝の辞でした。
 星仔、やっとステージ中央へ。
 シンチー:「国家電影局ありがとう、コロンビア・アジア公司ありがとう、(金像奨)協会ありがとう」
 たったそれだけでした。んもー、星仔、シャイなんだからー。

 司会の締めくくりの言葉で、いつものようにステージにシャンパンが用意されます。受賞者、候補者、来賓の皆さんがステージに上がって、いつものようにエンディング。
 テレビ放送でもDVDにも収められていないかもしれない、このエンディングについては、次のエントリーで。
posted by nancix at 21:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
nancixさん
本当に心のこもったルポありがとうございます。
広東語も中国語もわからず、きっと画像を見つめることしかできなかった私が、画像を見ながらいろいろな想像までできるほど、鮮やかに表現していただきました。
tonyへの愛のこもったコメントをこれからも楽しみにしております。
Posted by 紗理菜 at 2005年04月05日 22:53
なんかすごく昔のことのように感じますわ〜。
nancixさん、本当にいろいろありがとうございました!

マギーさん、そのカードを開いたときに
「アイヤー!」って言いましたよね?
私があの夜はっきりと聞き取れた唯一の単語でした・・・。(単語か???)
Posted by grace at 2005年04月06日 00:38
待ってました作品賞のパート。
…本当にシャイなんですな…星仔…
でも、あのお二人がプレゼンターだったから、そっちの方で存分に喜びを表現してたかも。

DVD買います!そしてnancixさんのレポートと合わせて見たいと思います。ありがとうございました。
Posted by safra at 2005年04月06日 08:28
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