いよいよ福岡市の姉妹都市・マレーシアのイポー市で、クランクインしましたね、「色、戒」。
撮影現場でのタイトルは、とりあえず「老易的故事」になっているらしい…ちょっと、イヤ。邦題がとんでもないことになりそうで。
まだロケ地には、肝腎のトニー・レオンがお出ましになっておらず、やきもきするばかりですが。
宝石店のセットが作られてなければ、トニーはイポー市には行かないかもしれない…とか思ったり。
併行して原作小説全文もネットで読んでますが(繁体字版も見つけた♪)、うう、日本語に訳すの難しそう…。心理描写や回想、モノローグが多いので、全4幕程度の舞台劇にする方がいいみたいな気がするなあ。なぜかトニー、いや易先生登場のシーンでは、頭の中で「夢二のテーマ」か「キサス、キサス、キサス」が鳴り出しますが、いかん、いかん。アン・リー監督、音楽担当はどうか梅林茂さん以外でお願いします。そしてストーリーは、監督と脚本家の王[艸/惠]玲女史の料理ぶりに、期待するばかり。
そういえば、台湾の度(又ではなくて尺)宗華も、物語のキーを握る軍人役で出演すると報じられていますが、ぐ、軍人…? 小説には出てきませんが…? 実在の戴笠(鄭蘋如の上司にあたる、特務機関の大物)にでもあたる人物を登場させるのかしら。まさか日本陸軍憲兵隊の日本軍人役?
さて、鄭蘋如を解説したからには、彼女が命がけで暗殺しようとした相手、丁默邨の生涯も解説したい、と思っていろいろ調査中です。
しかーし、なんと自分がこの時代の中国史に無知なのか、思い知らされるばかり。
公立中高では、孫文、劉少奇、周恩来、蒋介石、毛沢東ぐらいしか習った記憶がないぞぉぉぉ。神戸に住んでるから、孫文先生には少しは親しみがあるけど。
それなのに、現在調査中の人物ってば。
・汪兆銘(精衛)
・曾仲鳴
・陳立夫
・周佛海
・白崇禧
・李士群
・唐恵民(瑞民)
・馬紹武
・戴笠
・土肥原賢二(ヤスクニ参拝問題でいろいろとかまびすしいA級戦犯の一人なり)
・影佐禎昭
・晴氣慶胤
うはははは、日本人の名前の読み方すらおぼつかないわこりゃ。
……もー日本と中国(+台湾?)のフリー百科事典Wikipediaに頼りっきりです。
ネットでは微妙なところが違ってたりするので、あんまり無いと覚悟しつつも、図書館に出かけて、文献も漁らなきゃ。
というわけで、アップした後にも加筆訂正しまくりかもです。
宝島社あたりの不埒なフリーライターに黙ってパクられても、恥をかくのはそのライターだもんねってことで。
それにしても、皆さんの末路は、そういう時代でそういう立場にいたから仕方ないとはいえ哀しいです…。
長生きできたのは、台湾に落ち延びた唐恵民と白崇禧ぐらい? でも白崇禧は60年代に夫人に先立たれ、鬱症になって看護師の女性にすがり、彼女の家で薬酒の過度の摂取のため全裸で亡くなったというから、決して大往生ではないか…(T_T)/~~~
日本でお亡くなりになって、中国側には謀殺だ何だと言われてしまってる方もおられるし。
あと「労働者糾察隊」「艶電」「白色テロ」って何?とか、「上海クーデター」が正しいの?「清黨」それとも「四・一二反革命政変」?とか、
ゲッ!上海マフィアの杜月笙(邦画「落陽」ではユン・ピョウ元彪が演じた)まで出て来たよ!とか、
えっ! 「寂しき十七歳」台湾ドラマにもなった「[薛/子]子(ニエズ)」など同性愛ものもある台湾の作家・白先勇の実の父が白崇禧将軍? あららビックリ!(@_@)とか、
まあ言ってみれば、一人で楽しんでます、ハイ。
2006年09月08日
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せんきちさん、文献のご紹介ありがとうございます。ポチっとしてみます。「著者は南京政府樹立までのいきさつに謀略が絡んでいたことを示した上で、南京政府樹立に動いた日本側が、結局は南京政府を通して重慶に拠点を移した蒋介石に照準をあわせた外交を行うことで、南京政府に過大な要求を突き付けたことを明らかにする。」ですか。なるほど〜。どの人物にも国を守るためにはこうすべきなのだという信念があり、わが身や一族を守るための必死の努力があったのだろうと信じたいです。後世の人間が日和見主義だとか優柔不断だとか無力だとか断じるのは簡単なんですが…。棺の蓋が閉じられた後も、評価が定まらない人々の群像に、何だか胸が詰まる思いをしておりますです。
せんきち さん までいらしてびっくりです。
nancixさま はじめまして。
■中国主要人物を調べるなら
岩波現代中国事典(岩波書店)
お近くの図書館などにあると思うので
使ってみてください。
■「色、戒」
張愛玲 ワンリーホン 白崇禧
アンリー監督
私のツボばかりそろってヤバイです。
映画本当に楽しみですね。
またお邪魔します。
いつも楽しく読ませて頂いております。
汪兆銘と陳璧君・・・こういう視点も興味深いと思いますよ。
http://taweb.aichi-u.ac.jp/leesemi/ronsyu2/sakurai.htm