「オペラ座の怪人」を、親友Oちゃんへの励ましもあって一緒に見に行きましたよ。
劇団四季ファンクラブ会員のOちゃん、身内の悩み事でへろへろなもんで。
二人で最初に劇団四季ミュージカル版「オペラ座の怪人」を見に行ったのは、堂島に昔あったMBS劇場だったと思う。旧毎日新聞社社屋のところにあった劇場でした。
ファントムが市村正親、クリスティーヌが野村玲子だったかなあ。ラウルはWキャストで…あれえ? 山口祐一郎さんだっけ、石丸幹二さんだっけ?
あの頃は夢中になりましたねえ。Oちゃんと「5番のボックスは空けておけと言ったはずだー!」
なんて台詞遊びしました…いまだにしてます。
ガストン・ルルーの原作小説もJETさんによるハロウィンコミックス版もさっと読破。テレビ映画版(83)もテレビ放送で見ワした。映画「ある日どこかで」、ドラマ「ドクタークイン 大西部の女医物語」のジェーン・シーモアがクリスティーヌ役と、怪人の妻で自殺する歌手の2役を演じてましたが、クリスティーヌが芸のためなら有力者の床にだってはべる女の役で、何か違ってました…。確か「シャンデリア落下がクライマックスでラスト!」というとんでもない筋立てだったかと。
あ、ホラー仕立てバージョンは一切見てません。ブライアン・デ・パルマ監督のロックオペラ「ファントム・オブ・パラダイス」だけは大毎地下劇場で、ワタシの記憶が正しければ、確か「ロッキー・ホラー・ショー」と2本立てで見たよーな。実に濃い客層だったよなあ…。
追憶はこのへんにしておいて、今回は何といっても! 全編アンドリュー・ロイド=ウェバーの名曲ですよ! そりゃもうフィルムコンサートだと考えてもお釣りが来ますよ! スワロフスキー・クリスタルのシャンデリアに灯りがぽっとともり、ぐわーっと上昇し、炎がぼっぼっぼっと劇場内に自動的にともされていき…はーーーーーったまらん!
試聴はここで
サウンドトラックに特化したSONY musicのサイトもなかなか。
舞台劇では自らの妄想…もとい、想像力で補強する努力が必要でしたが、今回は不要! オペラ座だけでなく、墓場の彫像も凄い。どう見ても日本人なカルロッタや短足のクリスティーヌを、乏しい想像力で補強する必要なし! まんまワガママプリマドンナ、まんま怯えがちな可憐なヒロイン! 舞台裏の猥雑さも想像以上。
その上、ですよ。衣装が衣装が。お耽美がくるりと輪を描くヴィスコンティの「山猫」を参考にしたというんですが、ラウルの雪上にもまばゆい白ブラウス! まさに「ポーの一族」で、貴族階級出身の美少年エドガー・アラン・ポーが着ていたような白ブラウスなんです。あうあうあう「どうぞバラを、僕は君からもらう」ですよ!(何興奮してるんだろ、自分) それで白馬にまたがって疾走するですよ! 銀の剣(推定)でフェンシングですよ!
可憐なクリスティーヌも、胸の谷間露出のドレス着まくりです。楽屋から拉致されるわけなので、ほとんど下着にガウン状態で地下に下りていくのです。コン・リーだとトニー・レオンでなくても(あ、ちょっと、窒息しそうで巨乳怖い…)と後ずさりしたくなりますが、芳紀17歳(撮影当時)のエミー・ロッサムです。かまへんかまへん。足でもちちでも減るもんじゃなし、どんどん出したって。でもすっぽんぽんで風邪引きなや(関西オバチャン口調)。
でも、お口は閉じなさい。何ですかその、いつもいつもいつも半開きの唇は。品が無いしだらしない。マダム・ジリーと化して杖で打ちますよ!
そして圧倒的なセクシーダイナマイツ! 目だけで妊娠させるのがトニー・レオンなら(…濡れ衣です)、歌声だけで処女を奪わんばかりのファントムですよ! おフランスの話なのに、なんでラテン系なんでしょう…。黒マスクをつけたときなんて「よっ怪傑ゾロ! アントニオ・バンデラス兄貴!」と大向こうから声をかけたくなりました。とても地下でフィギュア作って愉しんでいる、引きこもりオタクとは思えない。四季版でも等身大フィギュアが出てきてのけぞりましたが、今回は輪をかけてます…。あれですか? マン盆栽の世界とか教えてさしあげると、大いに話が弾みますかね? それとも速攻で絞首刑ですかね?(怖)
あああ、それにしても渦を巻いている、もじゃもじゃの胸毛が胸毛が。
♪エンジェル・オブ・ミュージック 昔は 心 捧げた…。
それに。
「情熱のプレイ」…?
あのう、nancix、字幕を間違えて選択しましたか?
確かこれ「♪もーはや 退けないーーー!」の、ドン・ファンと好色な彼の餌食になる村娘=ファントムとクリスティーヌのデュエット名場面ですよね? 何だか舞台装置が蜷川幸雄作品だ。前衛的過ぎない? 紅く照らされたロープはなあに? 黒装束の男たちはスペイン人ダンサーなの?
ここはどこ? ワタシは誰?
体型があきらかにオペラ歌手でない長身のあなたは…ファントムに決まっておろうがー! 間違っても提灯ブルマーに白タイツにつけ黒子でロミオを演じて民衆の蜂起を促す若き革命家ファントム、「夜半歌声 逢いたくて逢えなくて」のレスリー魔王ではないわっっ!
でも胸毛を言うならラウルです。nancixのイメージでは貴公子ラウル子爵は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのレゴラス役当時のオーランド・ブルームの容姿だったんですが…。
ラウル、胸毛むなげ。ラウル、もみあげ長いって。ついでに顔も長いって。あうううう。
でもね。
ラウルは悪くないんです。
クライマックスの三重唱では、彼は「僕を救うために、君の人生をあきらめるな!」だか「…無駄にするな!」と訴えているのに、戸棚さんは「裏切らないでくれ」と簡略化しちゃった。し、しどいよ…おまけにクリスティーヌの「♪いま 見せーてあげーる 私の心ーーー!」の決死の行為の寸前の台詞訳が「あなたに惹かれていた」ですってぇーーー!
そうじゃなくってぇ! クリスティーヌがあの時怪人に抱いたのは、父なる神に結婚の許しを求めるような娘の思い、相手の魂の醜さにひるまず大きく包もうとする、母の包容力的愛なんだってばー!可哀想ってのは惚れたってことよ、惹かれろ切れろは芸者の時に言う言葉、いまの私にはいっそ、死ねとおっしゃって…(作品違い)。
しどいよしどいよ、戸棚さんの名前がタイトル画面に出て来たときから、もうブーイングしたくなったよ。指輪のときの「韋駄天」のヒトだもの。「さらば、わが愛 覇王別姫」のときだって、サンザシの飴かけを…(あまりの不愉快さに忘れた)。「花様年華」の「ゴマの水飴煮」は戸棚さんじゃなかったけどさ…。DVD化のときに別の人が字幕を作り直す場合もあるらしいから、それに期待するか。
ま、いろいろ突っ込みどころは満載でしたが、各自の圧倒的な歌唱力には酔いしれました。
天はずるいよなあ。1人にだけ、容姿、演技力にさらに歌唱力まで与えるなんて。
やっぱりnancixは舞台でと同じく、ファントムに感情移入して(そうだよねえ、容姿が不自由なばっかりにモテずに、思う人には思われず、どんどんひねくれていった自分に、今更憐れみかけてもどうしろってのよねえ)ともらい泣きしてしまいました。
「レ・ミゼラブル」ではエポニーヌ、「オペラ座の怪人」ではファントムですよやはり! 切ないのは! マリウスとコゼット、クリスティーヌとラウルなんて心清き美男美女は放っておけ!! どうせ幸福な添い遂げ余生を天に約束されているんだから! 問題は金無し伴侶無し良心錆び付きがちな恵まれない人間の余生ですよ!(…え?)
しばらくは「♪プリーマ ドンナー」とか「♪ザ・ファーーーーントム オブ ジ オペラ そう わーたーしだーーー…」とか「♪……よーるのしじまの なーかーでーー…」とか、歌が脳内を駆けめぐる日々を送ることでしょう。
え? 全部四季版の歌詞だって? 「♪Point of No Retur---------nn」とか歌えって? だってパンフレットにも歌詞載ってないもん…サントラ買ってないもん…。
2005年02月03日
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私もレミゼではエポニーヌ支持です。
見たら泣いてしまいますわ〜。
オペラ座の怪人は、ミュージカル版を見てないこともあって、
最後、えー??? クリスティーヌ、カムバーック!!!と思いました。
惹かれてる、てゆーてたやん!(←字幕ミス)
誰かレ・ミゼラブルもあの歌そのままで映画化してくれないかなあ。(無理やろなあ・・・)
トラバをいただいた記事は1月31日からの「映画THE PHANTOM OF THE OPERAセリフ(歌詞)解説特集」の一部で、各日の最終行にANGEL OF MUSICなど英語歌詞(全文)へのリンクがあります。
パンフに歌詞がない〜とお嘆きのようですので、ご活用くださいませ。
THE POINT OF NO RETURNの歌詞はココでどうぞ。
http://www.seeklyrics.com/lyrics/Phantom-Of-The-Opera/The-Point-of-No-Return.html
英文歌詞までネットで調べられるとは…!!! よ時代だのう…。
Past the point of no returnだったのか…最初の部分が聞き取れなかった…駄目だなーー…。
Gerryの英語は特に聞き取りにくいと思います(笑)
でも記者会見などではかなり頑張って聞きやすい喋り方してましたね〜
パンフにもサントラにも(国内版には日本語訳のみあり)歌詞が無いので「FILM COMPANION」を手に入れてシナリオどおりにたどって覚えております。
「オペラ座の怪人観てきたのですね、お〜っ」とTBさせて頂きました。同じく私も脳内を四季版歌詞が巡っておりますですよ〜(笑)
blogのスタイルシート、かっこいいですねー! うらやましい。私はちょこちょこ改造するのが精一杯です。
「夜半歌聲」をどうしても連想してしまいますよねえ。レスリーのあで姿を…(しみじみ)
私も映画みてレスリを連想してしまいましたです。素敵なシーンも勿論ですが、あのお姿も…(~_~;)まぁなんでも、許しちゃえますが♪
本家サイトにもまた、お邪魔いたしますね。新作気になるこの頃です☆nancixさんの情報にいつも大助かりの、東雲です。