あれれ、欠席かと報じられたサミー・チェン鄭秀文、ちゃんと出席していたのね。「長恨歌」で賞をもらえなくて、気の毒。

「影帝」レオン・カーファイ梁家輝は、舞台劇「傾城之戀」の楽屋からマイクロウェーブ伝送形式で中継出演してたのね。プレゼンターのカリーナとサンドラが「トニー・レオーーーン・カーファイ!」と叫んだだけだったので「どの映画で?」と聞き返した。なんせ「長恨歌」と「黒社会」2作でノミネートされてますから、謝辞を述べるにもどちらの作品か解らないと、監督や他の出演者に失礼になってしまいかねない。2人が「当ててごらんよ」とイジワルするので「からかうなよ、残忍だよぉ」と苦笑していたそう。カリーナは澄まして「あら、からかってないわ。当てられなかったら、ホントにトニー(梁朝偉)にあげるわよ」と切り返したって。それで場内がどっと沸いていたのかあ。
家輝さんは11時半から、慶功宴=祝賀パーティーにジーンズ姿のまま駆けつけて、市民と握手しまくり、トロフィーを受け取ると投げキッスを繰り返したとのこと。

3度目の助演男優賞に輝いたアンソニー・ウォン黄秋生は、その心情を「心又喜心又慌」という6文字で表現。9度も助演女優賞にノミネートされながら、「早熟」まで獲得できずにきたテレサ・モウ毛舜[竹/均]は、神に感謝し、監督のイー・トンシン爾冬陞に感謝しました。会場で候補者が紹介されたとき、少なからぬ来場者(映画人、観客含む)が「モウモウ! モウモウ!」とコールしてくれるのを聞いて、今回こそはもしかしたら…と期待できたそうです。夫のトニー・オウ區丁平も観客席の前の方に座っていたのですが、発表の瞬間まで妻の方は見ずじまい。テレサは笑って「妻が落選するのを正視できなかったんじゃないかしら」などと言っていたそうです。
最優秀主演女優賞のプレゼンター、アンディ・ラウ劉徳華とドゥドゥ・チェン鄭裕玲は、ステージでこんなことを話していたんですね。「もしも僕があげられるとしたら、サミーに賞をあげたいな。重病疑惑の渦中にあって、レッド・カーペットも踏まずにひっそりと入場した彼女に、励ましの意味で」とアンディ。ドゥドゥは「私の心での最優秀主演女優は、チャン・マンイー陳敏兒よ」と。すると場内からは、拍手喝さいが巻き起こりました。スクリーンには「SPL 殺破狼」のリウ・カイチー廖智智が映し出されました。そう、陳敏兒は廖智智の妻であり、二人は白血病で5歳の息子を喪ったばかりだったのです。喪中でも、廖智智はこの祝典に出席した。その「敬業精神」こそ、映画人の模範となるものだと述べたそうです。
サミーは受賞と、晴れがましいレッドカーペット行進こそ逃がしたものの、会場のカメラが逐一彼女の笑顔を映し出していたそう。式典が終わるとアンディ・ラウが彼女をエスコートし、映画会社「メディア・アジア」の大ボスの林建岳とはハグハグして旧交を温め、廖智智もマスコミから写真を撮られているのを見かけると、ひじを触って振り向かせ、息子さんを亡くしたことに対するお悔やみといたわりの言葉をかけたそうです。
最優秀監督賞を受賞したものの欠席したジョニー・トー監督は、香港成報の電話インタビューに答えて「撮影中だったから出席できなかったんだ。(4賞のうちどれが最も嬉しいですかと聞かれて)どれもうれしいさ。唯一の失望は、王天林翁が賞を取れなかったことだな」と言ったそうです。王天林はご存知、王晶の父親でかつての売れっ子監督、いま90代のはずです。
みんな、本当によかった。今年もぜひ、授賞式DVDを発売してほしいですよ。でも、多少時間かかってもいいから、ぜひ中国語字幕を付けてくれーーー! 半分ぐらいが北京語なんだもんなあ、トホホ…。



nancixさんのレポートのお陰でこちらもいろいろ記憶を補足しております。
授賞式DVDは是非出してほしいです!
トニーが、何かの話にウケて座席で笑い転げてるシーンとかアップで映ってましたので。
会場では、言葉はわからなくてもいろんな方の受賞の喜びの様子は伝わってきました。