昨日は昼過ぎに京都の錦市場を一人で放浪し、3時に八坂神社にみんなと合流してお参りし、夜もそのまま京都オフ会になだれ込んで、何ヶ月かぶりに他愛ないことで大声出して笑い転げ、随分癒されましたですよ。
で、今日はボヤリーーンと一人で自宅で過ごし、テレビ三昧でありました。
関西では、今日が「サンデープレゼント/健さんが泣いた!!俳優50周年…高倉健新たなる旅立ち」の放送日だったのです。
「HERO英雄」以後チャン・イーモウ作品の宣伝の常套手段になった、プロモーション番組ですね。もちろん「単騎、千里を走る。」のプロモーション。ナレーションは「鉄道員」で妻役を演じた、大竹しのぶさん他。「インファナル・アフェア」「2046」でも北京プレミアや香港プレミアをきちんと取材し、こんな番組を作ってほしかったんですよ。
特集番組の作り手の、思い入れの違いかな…。
NHK BSでも特集番組を見たので、新鮮なのは健さんの旧作を見られたこと、昨年12月に「単騎、万里を走る」中国プレミアが雲南省麗江市で大々的に行われて、その様子を見られたこと程度でした。
若手空手家役でスクリーンデビューした健さん、つるんとした、眉毛の濃さだけが印象的な、いわゆる端正な容貌だったんですねえ。まだ声もさほどしゃがれてないし。
「昭和残侠伝」、池部良との絡みをもっと見たかった!
田中邦衛さん、何だかそのコメントじゃ、健さんと二度と会えないような悲しい気分になるじゃないですかぁぁぁ!
中国に単身赴いた健さん、誰とでも肩をポンポン叩き、抱き寄せ、日本語じゃ通じないとしても構わず、自分の思いの丈を語りかけるのが、とても自然でした。
中国人の皆さんは一瞬とまどい、照れてたけど。
あの年齢になると、若い女性スタッフを抱き寄せても、清らかだなあ。
そうだ、このヒトには自宅に帰っても、喜怒哀楽を分かち合える「血縁者」はいないんじゃなかったかな、とふと思い当たりました。姪や甥の存在は知りませんけど…。
映画のスタッフ、キャストが、"擬似家族"。
そう思うとクランクアップを前に「別れは絶対やってくる。別れなければ、新しく始めることができないわけで」と語る言葉が、ずっしり重くなりました。
若き日のトニー・レオンも「僕には芸能界に友達は少ないんです、みんな撮影が終わったらそれきりで、連絡を取り合うことも一緒に食事に行くこともほとんどない」と語ってましたっけ。
撮影中は擬似家族や擬似恋人なのに、撮影終了となると、二度と会えないかもしれない人もいる…。それが俳優や監督の、さだめ?
1年後、健さんが国賓級の大歓迎のプレミアで再会したタレ目の"ヤンヤン"ことヤン・ジェンボー君は、背が伸びて、より幼児から少年らしく成長してました。まもなく、抱っこされるのを恥ずかしがって逃げるようになるかな…。
ホテルシェフが何十人も揃って、白制服でこしらえる長卓宴でのご馳走よりも、健さんにはスタッフやキャストとつついたロケ中の食事の方が、懐かしい味じゃなかったかな…。
健さんが真心こめて、職人気質で周囲の人々と接したからこそ、有名人にこびへつらうのではない、あの絶品の笑顔が、別れの涙が返って来たんじゃないかな…。
そういえば健さん、つたないながらも中国語を話そうとしていました。
インスパイヤドラマの竹野内豊、韓国での父の死が契機で警察を目指したはずなのに、仇?のいる韓国のことを調べることも、言語を学ぶこともしなかったんですかねえ。
「私の父を殺したのは、オマエか!」ぐらい、韓国語で聞きたくないのかな?
「HERO 英雄」のときは、ジェット・リー李連杰スタッフの車で起こった交通事故や、トニーマギーに加えてウィリアム・チョン張叔平をセット売りしたがったジェットトーンの思惑と、ワダエミさんとの確執、トニマギを何とかゴシップネタにしたい芸能メディアの盗撮、何より自分が足を負傷したことなどが重なり、トニー・レオンは到底健さんのような澄んだ心持ちにはなれなかったと思う。メイキングのトニーは別れ際はおちゃめだったけど、明らかに「一仕事終わった、やれやれ」という感じだけで、健さんのように「一生忘れられない思い出をもらった」という姿ではなかった…。
でも、トニーがもっともっと年輪を重ねて、上映後に「何を描きたいのか解らなかった」とか愚痴をこぼさずに、心を閉ざさずに、監督やスタッフやキャストとなごめるようになれたらいいのにな、と祈らずにはいられない。
健さんのハグハグ、にちょっと涙して、
家事を続けて、
また同じABCをつけたら、今度は日曜スペシャル「レギュラーの香港あるある映画探検隊!」が始まってました。
どーせ香港政府観光局の肝煎り、ジャッキー・チェン映画とブルース・リー映画と「慕情」だけでしょ、と録画もしないで見ていたら、しまったぁ! 「香港国際警察」はもちろん、葉山豪(「香港国際警察」4人組ドラ息子&娘の一人、ゲームのプログラミングを手がけるマックス役。ヒロとジャッキーが呼んでたような?)と同行の小寺右子女子アナが「トニー・レオンの大ファン」とのことで、「インファナル・アフェア」3部作のロケ地が登場しまくりじゃん!
レギュラーも、「インファナル・アフェア」1の冒頭で登場の「萬佛寺」に参拝!
行ったよ行ったよー、nancixもあの石段を昇ったんだよぉぉぉ!
しかしあの金色像は、五百羅漢さまです。仏弟子や聖者の像です。ン・ジャンユーに似ていると昔から思ってきたらやはり「インファナル・アフェア2」のジャンユーに似てると紹介された萩原流行、「修行僧」とは少し意味合いが違うとちゃんと教えてくれい。
小寺アナと葉山さんは、トニーが3で中国マフィアの弟を灰皿で殴りつけるはめになったステーキハウスへ! 映画のまんま残ってました。小寺アナ、大はしゃぎで葉山さんを壁側に立たせてました…(^_^;)。葉山さん、トニーの代役すいません…。
続いて、香港島の長いながい石段を、ヤンがウォン警司とケータイで話しながら、焼き芋か何かを食いつつ下りるシーンも。あああ、通りの名前をメモできなかったよー(T_T)
トニーとアンディが出会う、あの因縁の、いや思い出のオーディオショップも、映画の頃のままでした。
もちろん、中環の例の長いエスカレーターも登場します。「花様年華」「2046」でおなじみ、トニーファンの聖地とも言える「金雀餐廳(レストラン)」の紹介では、映画内のシーンは鏡面に映った映像で、実際はトニーもフェイもレストラン内に掲げられたスチールパネルのように右手でスプーンを使っていたこと、鏡は撮影のために取り付けられたことが紹介され、納得できました。
恥ずかしいほどベタで不器用ですから、のレギュラーの2人は、やがてトニーが演じるはずの"葉問"師匠が香港で開いた詠春拳道場の総本部も訪問。貴重な詠春拳の練習風景を見ることができましたよ。カンフーを学ぶために香港に渡ったという、日本美人も練習に励んでいました。……あれ? 見覚えのある方のような気もしないではない…?
西川君に手ほどきをするのは、いかめしいお顔のアンディ・ラウ…「じゃなくて、アンディ・クォックです」とご本人が突っ込みを入れました。あなどれません、香港人の突っ込み気質。
そして、ついにレギュラーの2人は朝の九龍公園で、憧れてやまない(という設定らしい)チャウ・シンチー周星馳の……!
いや、星馳本人は世界を飛び回っているとの設定で、「少林サッカー」「カンフー・ハッスル」などに登場のティエン・カイマン田啓文さん&ブルース・リーそっくりのゴールキーパーことチャン・クォッポン陳国坤さんがサッカーボール付きで登場。「あるある探検隊!」のベタなギャグにも、ちゃんと大受けしてくれたのでした。
そのときはスケジュールが合わなかったのか、横幅が標準以上に広いラム・チーチョン林子聡さんは、萩原流行の向かったホテルマッサージルームに登場。腹の出方・セルライトの付け方は、チャップマン・トー杜[シ文]澤を寄せ付けない勢いのままでした…。
あああ、やっぱりちゃんと録画すればよかったなあ。
夜は「功名が辻」の後、さあいよいよ「インスパイヤ・アンフェア 無間輪舞曲」第2話なんですが…。
今回はカメラはクルクル回らないし、竹野内君、メモを韓国語で読み上げてましたね。
そのまま学習し続けて、歩み寄ってくだされ。
カーアクション?CGは、もとはしさんいわく「頭文字Dのパクリかと」。nancix、その前の部分から「ディバージェンス(原題)」の影響かと、思ったもののまだ日本での公開は未定なんでしたっけ。まさか昨年の東京国際映画祭で、スタッフが見に来てたとか…?
裏番組が、なんと王凱歌という、話題の巨匠監督・王家衛と陳凱歌を手軽にくっつけちゃったようなネーミングの中国人狙撃者を主人公にした「恋人はスナイパー 劇場版」。フジテレビのドラマの映画化の一つで、主演のウッチャンが公開当時「トニー・レオンを意識して演じました!」と堂々と叫んでいた一作です。……水野美紀ちゃんは好きな女優さんなのですが、ドラマ2話以降も映画も、中国人役を日本人が演じる違和感、ヘタな広東語がイヤで、あえて見逃してました。
…へええ、劇場版では、ジェット・リー李連杰と共演作の公開が控えている中村獅童(歌舞伎修行はどーなってんだろ…)も棒読み中国語を駆使して、「東京攻略」よりもクールでイッちゃってる阿部寛が狙撃合戦してたんだなあ。
でも、ウッチャン…これって、ドラマ版ファンはドン引きだったんではないの?
ドラマの軽妙さ、ウッチャンの純朴な留学生と聡明な狙撃者の2つの顔のうち、留学生部分が一切なくなり、どこまでも凱歌ときなこが追い詰められ、ズタボロに心身を傷つけられてしまう。
やられてもやられても死なない凱歌ときなこ、ジャッキー・チェンアクション映画の影響受けすぎー!(あ、竹中直人もさりげなく不死身…だったな)
…で、ラストは何だか、80年代香港ノワールのまんまでしたよ…原作は西村京太郎なはずなんですが…ウッチャン、貴方は周星馳みたいに、ドラマ枠の規制を取っ払えて思い切ったことができる映画版で、一度は容姿へのコンプレックスから解放され自らを悲劇のヒーローにしてみたかったの?
表も裏も、パクリともどきだらけで、この時間帯は何だか疲れましたよ…。
健さん、日本の若年層はこんなことで、どーしたらいいんでしょうホントに。
で、NHK BS-Hiでは、2月1日・8日午後8時からのハイビジョン特集「鄭和 偉大なる旅人 数奇なる生涯」で、ドラマ部分の演出を、正真正銘のチェン・カイコー陳凱歌監督に依頼したそうなんです。
鄭和といえば、近年の発見と研究で、コロンブスよりも早くアメリカ大陸に到達したのでは? と話題になっている、中国人航海者。そもそも大陸を「発見」ってアンタ、ネイティブの皆さんが脈々と暮らし独自の文化を築いていたのに、勝手に「発見」して征服するなよ、と西洋からの視点に異論を唱えるのに、格好の存在なのです。
ああ、見たひ。でもBS-hiは見られない。
BS-hiじゃなくて、地上波で堂々とゴールデンタイムに放送してくださいー国営放送さん。
2006年01月22日
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嬉し・羨ましい・・・・。
ついでに
私のささやかな情報源かから取ったウラネタ。
健さん、
倍賞(妹)さんと、
トニーさんとカリーナさんに似たような関係を築いているとか??
チャップさん、
実物を観た人いわく
「映画の役はケタタマシイけど、実物はすごくインテリな雰囲気で、顔が小さかった:
って。
(これを報告してくれた方は、アアイウ手合いの顔が好きな人なんですが・・・・)
健さんネタに戻りますと・・・・
最近BKKで酒―ご飯―ライブハウス友達になっていた、日本の映画関連のお仕事をされているオジサマのお話を聞いた限りでは
健さんは、男も惚れる・というか、
本当に、一緒に仕事をしていて気持ちの良い人だそうです。
こういう人が日本の映画界でスターとして君臨しているって、なんだか私も嬉しいです。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
久しぶりに来て見ましたら、『輪舞曲』論争が凄いことになってますですね(^_^;)
私は見てないので何も言えませんが、そこまでたたかれるドラマも今時珍しい(笑)みんなそれなりに期待してたってことなんでしょうかね?
あ、ひとつ訂正させて下さい。『恋人はスナイパー』は、フジテレビではなくテレビ朝日制作です。二時間スペシャルのドラマ二本を経て、映画になったんですね。
で、これは私の超個人的な意見ですが、この映画は、ブルース・リー大好き・ジャッキー・チェン大好き・ジョン・ウー大好き・香港映画大好きなウッチャンが、香港映画みたいなことがしたくて、香港映画でやってることがしたくて、テレ朝とがっぷり組んでわざわざ香港からワイヤーアクションのスタッフ呼んで、『踊る大捜査線』の脚本家といかりやさんとアクション出来る水野美紀さんを呼んで、他にも豪華キャストを揃えて、「俺たちはこういうのが好きだ!!」という思いを声を大にして言った映画、だと思ってます。
だからウッチャン、ほんとは二丁拳銃をやりたかったんだろうなぁ…(笑)