2006年01月02日

ドラマ「里見八犬伝」で連想される「HERO」「LOVERS」

 国内ドラマネタが、続きます。
 見ましたわよ、「里見八犬伝」!
八犬伝の8つの玉

 衣装がワダエミ、主題曲「Brave Soul」が「悲情城市」のS.E.N.S(センス)、主演が(いつかニコラス・チェー謝霆鋒とがっぷり組んで共演してー!)と願って来た、少林寺で修業もしてきたタッキーとあっては、見ずにいられましょうかってんだ。
 しかも、神々しくも美しい伏姫は、仲間由紀恵ちゃん!
 そりゃ夫唱婦随の大河ドラマよりは、ハマリ役かも、ってもんだ。
 ちなみに、ジュニア版小説では、伏姫は、父が愚痴った「おまえが敵の武将の首でもとってきてくれたならなあ。伏姫を嫁にやってもいいくらいだ」との言葉を守り、敵の武将の首をくわえて戻ってきた巨大な犬・八房と、「畜生とは言え父がした約束は約束、守らねば」と律儀に洞窟に隠れ住んだものの、決して、断固として、八房とイケないことなんかしてなかったわ。それなのに処女受胎でおなかが膨れ、獣姦の疑いをかけられたのを恥じて腹に懐剣を突き刺したんだったと思う。原文ではどうなってるか知らないけど。
 とにかくその傷口からぱーっと8つの玉が飛び出して天に舞い上がり、各地に分散するわけ。
 その玉を持ち、かつ体の一部に里見家の家紋である牡丹の花のアザが浮かび上がるのが、八犬士の証しなのです。決して伏姫の産んだ子どもというわけじゃない。それぞれ母がいて、父がいるけど、血縁とは異なる、志を同じくする者として安房の国に集い、義兄弟の契りを交わし、やがては里見家を盛り立てる重臣となる。

 ええ、nancixは物心つくかつかないかのときに、NHKで辻村ジュサブローさんの人形劇を見た世代ですよ。「わーーーれーーーこーそーはぁー玉梓が怨霊ーーー」ドロドロドローが怖くて泣いたわさ。
 ジュニア版小説も読破して、仁義礼智・忠信孝悌が、すらすら言える。
 真田クンと薬師丸ひろ子の角川映画版も、映画館に見に行ったわさ。二人の濡れ場を覗き見ていたとしか思えない、犬山道節役だったと思うソニー千葉ちゃんにやたらウケちゃったりしたわけだけど。「あまじーっ! あまじーっ!」って叫んでたの、若き京本政樹でしたっけ??

 考えてみれば、金庸らの武侠小説を何の抵抗もなく読めたのも、「八犬伝」の素養??があったからかもしれない。
 名剣、魔法、剣士と剣士の友情、女装、強大な権力者や悪人。ワクワクする要素は「八犬伝」と武侠小説において、欧州のヒロイック・ファンタジー以上に、相通じるものがある。
 異なるのは、武侠小説なら伏姫も浜路も剣の達人で男以上に颯爽と活躍するはずだということ。
 とにかく「八犬伝」では、善き女はすぐに人質になったりさらわれたり、お荷物なんだよねえ(涙)
 nancixが好きだったのは、だから浜路じゃなくて、ウルトラ警備隊の紅一点に通じる、犬坂毛野でありました(^_^;)

 そういういろいろで、期待に胸膨らませて、前編を見たわけです。
 友人には「ひるがえる黒い布、入り口越しに見える甲冑の軍勢…HERO英雄のパクリですか?」と携帯メールもらったけど、いやいやそのさらに元ネタは、おそらく黒澤明監督作品や日本の黄金期の時代劇でしょう!
 でも確かに、鎧、衣装のほとんどはワダエミさんが「HERO」「LOVERS」でも使った、中国・北京の工房で作ったそうです。

 …おおっ、中国・内モンゴルでロケしたのかー!
 でも伏姫終焉の地の滝は、CGだよね? どうも緑残剣様と、緑飛雪が剣を交わし合った滝に似てたけど。
 あああ、だけど総髪のタッキーがどうしても「HERO 英雄」の緑残剣様、もしくは青残剣様に見えるぅぅぅぅ!
 一面のコスモス畑でのタッキーと綾瀬はるかちゃんの恋のささやき、「LOVERS」でチャン・イーモウ張藝謀監督が欲しかった絵そのものなんだろうなあ。

 ……なーーーんで、八房が出て来ないのぉぉぉ?
 大きなムク犬だか秋田犬だかに寄り添う仲間ちゃん、夢想してきたのにぃぃ。
 だけど「マジック・クレーン」みたいな"はりぼて犬"が出て来ても、失笑だしな…。
 長大な小説なんで、前後編にしたって、CMを抜くと正味4時間程度の長さにしないと、到底収容しきれない。
 だから「二人の浜路」は一人にまとめ、小悪党・網乾左母二郎は、確か稀代の悪女・船虫と組んでいろいろと悪さをするはずだったのが、あっさり道節に成敗させちゃったのかしらん?
 ま、角川映画版はあまりに原作と違いすぎたんで、まだ今回のドラマの改変の方が許せるかも。
 今回は「ゴジラ FINAL WARS」も手がけたアクション監督の坂口拓さんに、アクションコーディネーターのカラサワイサオコンビをつけて殺陣を演出しているのですが、どんなもんでしょーか。香港映画並みにスピーディーではあったかな。軽量級のアクションではあったけど。
 ワイヤーワークは、まだ出てきてないかな。

 犬江親兵衛役の山下翔央(しょおん)くん、かわえーです(はあと)。
 ジャニーズのYa-Ya-yahのメンバーなのか。まだ堀越高校在学中なのか…中学生ぐらいに見えたよ。

 まだ本格的に映ってないけど、赤岩一角役の陣内孝則さんの息子犬村大角礼儀役の・勝地 涼(かつじ りょう)君もすっきりさわやか。

 犬川荘助役の佐藤隆太君も、実直さと元武士の子どもという折り目正しさが演技ににじみ出ていて、いい味出してました。何だかVodafoneのCMで、絶品の満面笑顔を見た記憶もあるんだけど、記憶違いだったらごめんなさい<(_ _)>
 昨日書いたドラマ「輪舞曲(ロンド)」のレギュラーでもあるらしい。出た!と思ったらすぐ殺されちゃった安房の国先代領主・山下定包役の佐々木蔵之介と同じ事務所で、2人芝居もしたことあるっていうから、先行き楽しみ。身長179cmというし。

 佐々木蔵之介もだけど、意外なキャスティングだったのが、網乾左母二郎役の田辺誠一。あああ、玉三郎相手に「天守物語」の若き侍を演じた"紫の薔薇の人"がぁぁ。渡部篤郎、すっかり老けたのね…。籠山逸東太役に武田鉄矢っていうのも、金八先生のイメージを払拭するキャスティングでした。
 何よりも、ナレーションがジョン・カビラ……。
 なんでやねん……?

 逆に、ハマリすぎてて笑ったのが泉ピン子さん。人形劇でもおにぎりみたいな顔だったけど、そのまんまでしたー。大杉漣、白塗り足利御曹司の京本政樹もぴったりだねえ。陣内さんと京本さんの2ショットでは、顔色が違い過ぎて笑えてしまったよ(^_^;)

 ところで、後編では女装の美剣士・犬坂毛野の対牛楼での仇討ちシーンがあるわけですが…。
 前編を見る限り、女田楽の舞と音楽がかなーり中華風なので、「LOVERS」のチャン・ツイィーの袖振りアクションのパクリ…アレンジになりやしないかと、今から心配です、ハイ。
 花柳登貴太朗先生のご指導なんで、ちゃんと和風にアレンジされると信じたいんだけどねえ。
posted by nancix at 23:48 | Comment(3) | TrackBack(3) | 日々のこと。
この記事へのコメント
nancixさん、明けましておめでとうございます。
わたしも、何故あの白くてふさふさの「八伏」がでてこないのだろうって思いました。すごく重要なのに。。。
スーパー歌舞伎の着ぐるみの「八伏」は舞台劇だから映えるのかぁ。「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム(スメアゴル)みたいに作るってのは無理だったんでしょうか。
タッキーが青の残剣様にわたしにも見えました。
カメラワークとか演出にもところどころ「HERO」やら「LOVERS」とかを感じさせるところがいっぱいありましたね。(袖降りアクションも!)
可哀想なピン子さんに向かって「このくされタヌキが!」のくだりに、おもわず吹き出してしまいました。今夜の後編が楽しみです。ジュサブロウバージョンと比べて見ましょうかね。
Posted by ふみちゃん at 2006年01月03日 09:11
「八伏」じゃなかったですね「八房」でした。ごめんなさ〜ぃ!
Posted by ふみちゃん at 2006年01月03日 09:20
これ、楽しみにしてたんです。
家族全員早くお風呂にはいり、スタンバイして、しっかり最後まで見ました。
一言でいうと、うまくまとめてたのではないでしょうか。かつての人形劇にはまりこんでいた私にはちょっとものたりないところもあったけれど。
おっしゃるとおり、「HERO」「LOVERS」の影響がすごかったですね!子供まで「HERO」みたい、といってましたから。私も、ついタッキーにトニーを重ねて見てしまいました(笑)
Posted by かしこ at 2006年01月04日 16:38
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「里見八犬伝」
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Weblog: 今日の芸能ネタ
Tracked: 2006-01-03 08:58

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Excerpt: 1月2日お正月二日目はだらだら寝正月・・。昼間夫のいないのをいい事に(某ブランドのバーゲンに行った)TBSの噂の占い師「銀座の母」2006運命の大予言スペシャルを見る。人相学・??
Weblog: ぐうの日常
Tracked: 2006-01-03 12:19

里見八犬伝
Excerpt: TBSの新春時代劇。ちょっと番宣をチラッと観て面白そうだと思って観てしまった罠。ヤラれた。衣装がやたらワダエミっぽいと思っていたら、見事にワダエミだったのでかなり焦りました。あと2億ほど製作予算につぎ...
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Tracked: 2006-01-04 03:23
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