このサイトで、16日の香港・西九龍中心でのイベントが詳しく報じられていました。
サンドリーナ・ピンナこと張榕容ちゃんは現在、「[泪少][泪少]」で台湾金馬奨の最優秀主演女優賞(最佳女主角)にノミネートされちゃっているのですが、「とっても興奮してるし光栄に感じます、これは一つの肯定ですもの。この(ノミネートの)知らせを受け取った時は、家の中で2分間は歓声を上げまくってました!」と、微笑ましいこと限りないことをコメントしてたんですね。
で、ノミネートされた他の女優で、ライバルと思えるのは誰ですか?という質問に対しては「私とカレーナ・ラム林嘉欣は共演したことがあるし、彼女の(出演)作品も見てます。彼女がとても好きです」とだけ答えました。惜しくもノミネートされなかったみゃおみゃお役の柯佳讌は、「失望はしていません、努力し続けるだけです」と模範的な回答をしたそうです。うん、彼女なら役柄に恵まれさえすれば、中国のチョウ・シュン周迅と互角の七変化女優になれると思う…。
ファン・チーウェイ范植偉君に、司会が「どのようにサンドリーナを支持しますか?」と質問すると、彼は笑って「他の人が奨を必要でないよう希望します」とだけ語ったそうです。
范植偉君はすでに、あの美青年好きのヤン・ファン楊凡監督作品「涙王子」に出演が決まっていて、彼は陸軍軍人の制服と髪型にならなければならないそうです…顔には痘痕(火傷?)の特殊メイクも必要だとか。「せっかくのハンサムを浪費することが怖くないですか?」という質問には「俳優であるかぎり仕方のないことです。先輩のレスリー・チョン張國榮も『夜半歌聲』でそうしましたから」と、答えたとか。

…トニーさんやレスリーに比べられるのはプレッシャーでしょうけど、負けるなー!
で、香港産女性ユニット「Hotcha」のメンバーで腎炎で入院していたのは、リージェン・チョン張恵雅だったのねえ。彼女は運動に励み、また催しても我慢してしまう習慣を改める、と表明したそうです。過労とストレス(と薄着)で発病したんだろうけど、ご用心、ご用心。
ところで、nancixは本日、嬉しくてたまらない。「[泪少][泪少]」を香港亞州電影節で見て以来、ずっと謎だった日本語の挿入歌の題名が、このサイトで判明したからだ。「長春花」という歌だったのねえ。
しかも「長春花」でさっそくググってみたら、そのメロディと因縁を解説してくれている西日本新聞のサイトも発見した。
日本の懐メロではなく、台湾南部の阿里山の先住民ツォウ族として生まれ、自力更生と自治の思想を唱えた男性、矢多一生こと高一生ことUongu Yatauyonganaが創作した歌だったとは! クルクスの花じゃなくて「♪窓辺に咲いた フロクスの花」だったのね…ハナシノブ科フロクス属の。創作年代が1949年なのも判明。てことは、第二次世界大戦の終戦(日本の敗戦)から4年後か…。当時、台湾で暮らしていた幼い少女が聞き覚えても、おかしくない??
ここでも一部分を聞けます。
どこか沖縄の民謡のようなゆったりとした美しいメロディライン、単純だけど詩的な言葉が散りばめられた歌詞…NHK「懐かしのメロディー」で由紀さおり、安田祥子姉妹に歌われても、ちっともおかしくないと思うのだが、どうでしょう。
しかも、関西・奈良の天理大学で「高一生(矢多一生)生誕100周年記念国際シンポジュウム」が今年4月に開催されていたとは!
Uongu Yatauyonganaこと矢多一生こと高一生は、あの「悲情城市」の重要なモチーフにもなった1947年の二・二八事件が発生した後、反乱者に協力した疑いをかけられ、追われて阿里山に避難、1952年に逮捕され、白色テロの犠牲になった一人…1954年に当時の国民党政権下で「匪諜叛乱」罪で処刑されたというから「悲情城市」の文清さんとも接点があ…る?…ないか…。
「長春花」は、1949年、週末の午後の憩いのひとときに、Uongu Yatauyonganaこと矢多一生こと高一生が、苦楽を共にした妻に対して感謝を捧げようと、作曲・作詞したそうであります。まさかその3年後に逮捕されて妻と永遠に引き裂かれようとは、夢にも思わなかったのか、当時の時勢を見て何か心に期するところ、覚悟を極めるところがあったのか…?
とにかく、このキュートなだけでなく、なかなか奥深い青春映画が日本で公開されるあかつきには、ぜひともこの日本語曲を挿入歌に選んだ理由、Uongu Yatauyonganaこと矢多一生こと高一生に何か思い入れがあるのか単なる話題の人の曲だから選んだのか、をチェン・シャオツェー程孝澤監督に聞いてほしいものなんである。
テレビドラマ界から出てきた俊英だから「キャッチーな話題になると思って…」程度しか思い入れはないかもしれないけどね…。



ご存じとは思いますが、高慧君は高一生のお孫さんです。
下記のドラマに高一生がモデルのエピソードがあります。
http://www.ttv.com.tw/drama/2004/bead-ruby/welcome.asp