2008年04月26日

香港電影通信第211号雑感

 ようやく「香港電影通信」の封筒を開けて、第211号の中身を読んでみた。
 巻頭特集と日本人俳優主演作にはノーコメント。

 相変わらず、野崎歓先生は濃い旅をしてらっしゃるなー。
 同じ文化中心でエドワード・ヤン楊徳昌の展示を見ても、せんせは撮影用脚本+絵コンテに目が行くのね。
 あ、エリック・ツァン曾志偉ボスの本、買い損なった…(泣)。やはり2泊3日、しかもイベントありはきつかったわー。

 「江山美人」は、尖沙咀スターフェリー埠頭横の海運戯院でご覧になったのかー。
 ランガム・プレイス朗豪坊の某回転寿司屋に肥ったネズミ出現→閉店って、ひぃぃぃ…香港で"廻転壽司"だけは食わねえ!と決意しているのは、正しかったか!

 香港大学に電影資料館…まだ1度も行けてない(泣)。いつかは…いつかは、ゆっくりと…。

 んで、「飮茶倶楽部」と題した後書き。
 3月中旬、トニー・レオンは「香港電影通信」発行人らに灣仔のレストランで特製「鮑のフルコース」をご馳走したのねえ! よかよか、大いに旧交を温めてくれたまえ!
 クロム・ハーツ東京リニューアルオープン開幕パーティーにも一緒に来ていたセシリア・イップ・トン葉童(誰がセシリア・チャンだ! セシリア・イップだ!)&パートナーのルイ・タン陳國熹、台湾からのほうちゃんこと侯孝賢監督とガオ・ジェ高捷も同席! あああ、なんてゴージャスな映画人の宴席!
 真夜中の国際ファンの集いよりも、こちらに透明人間と化してテーブルの下に張りついて、耳をダンボにして話の内容を盗聴していたかった…(ヘンタイ)。トニーは北京語でほうちゃんやガオジェ兄さんと話したのかなー…?

 でもやっぱり、「ラスト、コーション/色、戒」でタン・ウェイ湯唯ちゃんだけが中国でのCM発禁、「封殺」扱いされ、一方では英国的思想の人権団体もバックに付く香港人VIPだからと、トニーが全くお咎め無し、という扱いは全く納得できない。トニーのせいでは決してないし、彼自身にもどうにもならないんだけど。
 結局、タン・ウェイ湯唯ちゃんはアン・リー李安の映画監督としての表現欲、西洋世界へ「中国人だってこれだけすごい性愛表現ができるんだぜ」と見せ付けたい功名心の犠牲になったようなものなのに、と女として義憤を感じずにはいられない。あの原作なら、もっと抑制の利いた、センセーショナルではない演出にすることだってできたはずだ。責任の所在はアン・リー監督と制作会社にあるのに、中国当局ってのは全くもう昔から……(以下略)。

 だいたい、日本式の料亭で、日本式の内装、日本式のお膳、日本式の座布団、聞こえるのは日本の三味線と端唄…と日式の真っ只中で、抗うように「天涯歌女」を歌い踊った王佳芝のどこが"売国奴"だ? 自虐的になっている易先生に中華民族の誇り、中華民族の美意識、中華世界の美しい情愛を示してみせたのが王佳芝じゃないのか。「天涯歌女」が劇中で流れた映画「馬路天使」の主役、チャオ・タン趙丹は投獄もされたけど、1976年には名誉回復されてるじゃないか。と、日本人のくせにわけもわからず憤慨してみる。
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posted by nancix at 23:00| トニー・レオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月15日

宴が終わって…トニー&ピーターの回想

 sina.com経由東方早報で見つけた、トニー&ピーターさんのチョットいい話。

 今回の金像奨領奨典禮は開催資金縮小のせいもあり、レッドカーペットをかなり短くしたそう。
 そのために登場する映画人ラッシュで、入場開始後15分という意外に早い到着となったトニーは、すぐにはレッドカーペットの上を進めず、直後に到着した「投名状」のピーター・チャン陳可辛監督と一緒になって、衆人の目も気にせずしばし話し込んで旧交を温めたそうです。
トニーとピーター04.jpg

 マスコミに聞かれると、ピーターさんは「僕らは何度も一緒に仕事をしたからね! 僕個人が最も好きな映画は《風塵三侠》だし、《亞飛與亞基〜錯在黒社会的日子》でもトニーと一緒に仕事をしたよ」と語りました。(あの2003年の「1:99電影行動〜2003春・追想」を忘れてますか、ピーターさん?) ピーターさんはまた「僕とトニーは一緒に成長したんだよ」とも語ったのでした。うんうん、東南アジアと米国の人脈を生かしてその時代時代に即した娯楽作を作り続けたピーターさんと、中華圏に居ついてゲージツ映画に出演を好むトニー…という方向性の違いはあれど、香港に生まれた同い年だもんねー!

 話してるうちに、彼はさらにトニーとの面白いエピソードを思い出してくれました。「『君さえいれば 金枝玉葉』では彼を起用しなかった。でも彼の恋人(カリーナ・ラウ)を起用したので、彼は撮影現場に見学に来てくれた。ちょっと撮影を見ていて、彼は僕に言ったんだ。陳可辛、君ってひどいなあ。こんないい役に僕を使ってくれないなんて! 僕は彼に言ったさ、だって君は歌を歌えないじゃないか…当然これはジョークだよ(笑)。でもトニーは言ったんだ。『君さえいれば 金枝玉葉』の中のレスリーとカリーナの、一人は静かな生活を好み、一人は賑やかな生活を好むのに一緒にいるっていうのは、明らかに実際の僕とカリーナの物語だろうって。トニーは言ったんだよ、『君は僕の物語を撮ってるのに、僕を起用しないのは意外だよ』って!」
君さえいれば 金枝玉葉

 やっぱりぃぃぃぃ! 「恋する惑星」を観たくて飛んでみたら前日で上映が打ち切られていたあの1994年夏、香港での「金枝玉葉」封切日に、満員の映画館で香港一般ピープルと(以上に?)座席からずり落ちかけるほど笑い転げながら、nancixは心の中で何度もピーターさんに叫んでいましたよぉ! 「このサムって人物、絶対トニーもモデルの一部でしょ? そうでしょ? きーーーっあなたってばあなたってばもう、面白すぎる! 巻きロングスカートに鼻ピアスの30過ぎて偶像歌手トニーまでネタにしてぇ! トニーがこの映画を観たらどう思うか! 謝れ、絶対謝れぇ!」って…。いや、トニー本人も苦笑交じりに面白がってただろうけどさ。

 こういうエピソードを、ピーターさんからもトニーからも聞きたかったのに、聞き出せないできた無力な自分が本当に情けない…。・゚・(ノД`)・゚・。 でも今このときになってでも、読めて本当に嬉しいよぉ。
posted by nancix at 06:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

第27回香港電影金像奨受賞リスト

そんなわけで、受賞リストをば。

最優秀作品賞  「投名状」
最優秀監督賞  ピーター・チャン陳可辛 「投名状」
最優秀主演男優賞  ジェット・リー李連杰 「投名状」
最優秀主演女優賞  スーチン・ガオワー斯琴高娃 「おばさんのポストモダン生活」
最優秀助演男優賞  アンディ・ラウ劉徳華 「門徒」
最優秀助演女優賞  スーザン・シウ邵音音 「野。良犬」
最優秀新人賞  ケイト・チョイ徐子珊 「跟踪」
最優秀脚本賞  ワイ・ガーファイ韋家輝&歐健兒 「神探」
最優秀撮影賞  アーサー・ウォン黄岳泰 「投名状」
最優秀アクション指導賞  ドニー・イェン甄子丹 「導火線」
最優秀編集賞  エリック・コン[廣β]志良 「門徒」
最優秀新人監督賞  ヤウ・ナイホイ游乃海 「跟踪」
最優秀音響効果賞  Sunit Asvinikul、Nakorn Kositpaisal 「投名状」
最優秀視覚効果賞 呉輝輝、周志勝、郭エ衡 「投名状」
最優秀美術指導賞  奚仲文、易振洲、黄炳耀  「投名状」
最優秀服飾デザイン賞 ハイ・チョンマン奚仲文、載美玲、利碧君 「投名状」
最優秀オリジナル音楽賞 久石譲 「おばさんのポストモダン生活」
最優秀オリジナル主題歌賞 《逼得太緊》 「十分愛」
最優秀アジア映画賞 「ラスト、コーション/色、戒」
専業精神賞 リディア・サン沈殿霞
終身成就賞 レイモンド・チョウ鄒文懷

 ……ふううぅ。漏れや誤字はありませんかねえ…?
 7部門で堂々受賞の「投名状」。nancixは流血に弱いので未見ですが、香港+中国映画界渾身の力作なんでしょうか。キャストだけでも見たい気持ちにさせてくれますし、一刻も早く日本公開されることを望みます。「王妃の紋章」で、「何じゃこりゃぁぁぁ! これだから中華コスチュームプレイは…」っと日本の観客が離れてしまわないうちに(あわわわ)。>>続きを読む
posted by nancix at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

最優秀作品賞は「投名状」−!

 さて、いよいよ第27回香港金像奨の最優秀作品賞の発表です!
 プレゼンターはMr.Boo、いや今や香港芸能界の重鎮、マイケル・ホイ許冠文!
 最優秀作品賞は、ピーター・チャン陳可辛監督作品、ジェット・リー李連杰、アンディ・ラウ劉徳華、金城武主演の「投名状」−−−!

 ピーターさん、ほんとにおめでとーーー!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 いやあ、危なげなく開幕の辞を述べたトニーといい、ホントに1962年生まれ、すごいぞ…。妹分(勝手に自称)としては、涙なみだであります!

 94年当時、あのニパッとしたまあるい笑顔がチャームポイントだったピーターさん(香港初のアイドル監督!)が、
 トニー・レオンとジャッキー・チョンとアニタ・ユンを一つベッドに寝かせ(トニーの太ももに抱きついて眠るジャッキー…んふっ)、
 あのレスリーに、セクシー女性よりも可愛い坊やを好きになってしまったぁぁ!と苦悩させて「んふっ」とほくそえんでいた、イタズラ好きなピーターさんが、
 ロバート・レッドフォードが始めたサンダンス映画祭に出せるようなインディペンデント系映画を創りたいと目を輝かせていたウディ・アレン派のピーターさんが、
 香港が中国回帰したら、僕らの創作の自由がなくなっちゃうじゃん!とすねて独りでハリウッドに行っちゃったピーターさんが、
 あの中国で大掛かりなロケをして、ジェット・リーとアンディ・ラウと金城武を共演させて1作にまとめあげる力量を備えるなんて、どうして解っただろう…。

 それもゴールデン・ハーベスト関係で得た心強い味方、映画製作プロデューサーのアンドレ・モーガンさんもちゃんと自分のビジネスパートナーに加えて…。紆余曲折、彷徨をムダにはしなかったのね。

 ほんとに、ほんとにおめでとう……。
 
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りんちぇ新影帝さまの唐僧的ご感想。

りんちぇ新影帝さまの唐僧的受賞のご感想。(と捜狐娯楽の見出しにあるのだ)

 実は、私は本当のことを言えば、ある時期はギャラに応えるために仕事を請けていた。だから28年間、金像奨に参加することがなかった。話は半々に省略しますが、ありがとうピーター・チャン監督、彼は私に言った。アクション映画を撮る必要はない、文芸作を撮ってこそ受賞できるんだと。本当に投票してくださった映画仲間、映画ファンと評議委員会に感謝します。私は本当に皆さんに感謝します、僕は本当は皆に感謝したくない、兄弟を売った發哥には(「投名状」での役名?)。28年間に、感謝すべき人が多すぎます。第一に脚本家と監督、私の両親に、武術の先生・胡彬にも感謝しなければ。第二に感謝すべきは一人の監督です。彼は香港にはとても多くの素晴らしい監督がいると言い、私に多くのよい作品を与えてくれました。心から皆さんに感謝します。

 さあ、残すは最優秀作品賞だーー!
posted by nancix at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最優秀監督賞はピーターさん!!!!

 そして最優秀監督賞は、「投名状」で、ピーター・チャン陳可辛監督ぅぅぅ!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ーーー!

 プレゼンターがトニーだったらよかったなあ…実際はチャーリー・ヨン楊采[女尼]と、パトリック・タム譚家明監督でした。

 さあ、いよいよ最優秀主演男優賞の発表です!
 プレゼンターは、何と司会のかしまし3人娘?が務めるらしい。
 最優秀主演男優賞は……。
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posted by nancix at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最優秀主演女優賞、そして…?

 最優秀主演女優賞のプレゼンターは、アーロン・クォック郭富城。
 さて、受賞者は…!

 おおーーっ!ベテラン中のベテラン、数々の名作に主演してきたスーチン・ガオワー斯琴高娃が、「おばさんのポストモダン生活」で受賞ですーー! 二度香港金像奨にノミネートされ、二度とも受賞という強運の持ち主! (ちなみに最初の受賞は85年の第4回金像奨で、「似水流年」での最優秀主演女優賞受賞)。

 作品的には「結末がもうちょっと何とかならんかったんかい」とか色々言いたいことがありますが(アン・ホイだからなあ…)、彼女だからこそラストまで見られたとも思えます。チョウ・ユンファとの掛け合い漫才も、中盤まではサイコーに楽しかったし。

 しかしますます、香港映画界、中国と融和してますねえ…(日本座敷で自嘲し、涙する易先生の気分…って、かなり違うか)
posted by nancix at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

各賞受賞者発表その2

 さて、最優秀スタイルデザイン賞の受賞者は、「投名状」によって、ベテランのハイ・チョンマン奚仲文、戴美玲、利碧君のトリオでした!

 最優秀美術指導賞も、「投名状」の奚仲文、易震周、王炳耀トリオ!

 うーむ、「投名状」強し! 日本公開が楽しみです。

 そして最優秀助演女優賞は……。「野。良犬」の婆婆役、スーザン・シウ邵音音でした! 初めてのノミネート、初めての受賞だそうです。個性溢れる助演者も、映画振興には絶対に必要な存在。今後も、少しでも多くの助演者に、長年地道にキャリアを積み上げて来た女優俳優に、スポットライトが当たりますように!
 
 さて、ロナルド・チェン鄭中基の歌の後は、最優秀オリジナル主題歌賞。「十分愛」から、「逼得太緊」が受賞しましたよ。

 続いてプレゼンターに登場したのは、日本人もビックリ! 倉田保昭兄貴とミリアム・ヨン楊千[女華]のコンビだっ!
 そういえばこの二人、「風雲! 格闘王/安娜與武林」(03)で父娘役で共演してたっけか。
 倉田さんが「コンバンワー」と日本語で第一声。ミリアムもつられて「コンバンワー」と。
 倉田さん、後は広東語を話して「わぁ、お上手ですね!」とミリアムに言われたりしてました。

 もちろん倉田兄貴が登場となれば、アレですよ。最優秀アクション指導賞。
 この賞に輝いたのは…!
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posted by nancix at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最優秀オリジナル音楽賞は久石譲に!

 RTHK香港電台のラジオ放送も遅れて始まりました。トニーの開会の辞、なかなか堂々としたものだったと思います。

 それにしても女三人の司会、まさにかしましい…(^_^;)

 ところで、最優秀オリジナル音楽賞は、「おばさんのポストモダン生活」で、日本が誇る作曲家、久石譲さんが受賞!
 代理で、久石ファンを自認するアン・ホイ許鞍華監督がトロフィーを受け取りました!

 そして最優秀脚本賞は「神探」のユン・ガーファイ袁家輝と欧健児が受賞。

 スタンリー・クワン關錦鵬監督と、メインランド(中国)から唯一来港したゲスト、フー・ジュン胡軍がプレゼンターを務めたのは、最優秀アジア映画賞。
 受賞したのは、あああ、やっと…! 「色、戒/ラスト、コーション」だったのでした!!!!
 トニー〜〜〜(涙目)。

 そして、ハイライトシーンはまだまだこれから!
 最優秀助演男優賞は!
 エリック・ツァン曾志偉とチャップマン・トー杜ミ文澤がプレゼンターを務め、受賞者は……なななななんとー! 「門徒」のアンディ・ラウ劉徳華兄貴だったのでしたーー!
 兄貴的に初めての、助演男優賞受賞です……ある意味、主演男優賞よりも、演技的に難しいのが助演男優賞に値する演技をすることかもしれず。
 まさに演技力、男優としての実力、他の演技者との調和を評価されたということは、アンディ的に大変意義のあることではないでしょうか?
  
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posted by nancix at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

香港電影金像奨、各賞の受賞者は

 最優秀撮影監督賞は、「投名状」のアーサー・ウォン黄岳泰。
 最優秀編集賞は、「門徒」のエリック・コン[廣β]志良。

 どちらもベテランですね…。

 最優秀新人監督賞は、「跟踪」のヤウ・ナイホイ游乃海。ヤウさんは脚本家として長年映画界で活躍、「アンディ・ラウ 戦火の絆」(96)や「ロンゲスト・ナイト/暗花」(97)、「ヒーロー・ネバー・ダイ」(98)、「ザ・ミッション 非情の掟」(00)などを手がけてきました。映画人としては中堅ですが…そうか、やっと監督を務める機会に恵まれたのですね。

 そして最優秀新人賞は、「跟踪」のケイト・ツイ徐子珊。TVB香港小姐(ミス香港コンテスト)出身のキツネ顔の彼女、「少しも意外性がない」なんてhttp://yule.sohu.com/で評されてしまってます…。
 
 功労賞もしくは終身成就賞とも言うべき専業精神賞は、もちろん先日、闘病生活の果てに亡くなった肥姐ことリディア・サン沈殿霞に。13歳で芸能界入り、時代劇スター、アダム・チェン鄭少秋との結婚と離婚は、大いにゴシップ欄をにぎわせました。日本でいうなら黒柳徹子+中村メイコ+和田アキ子×3ぐらいの大物であり、芸能界のご意見番であり、陽気なコメディエンヌであり、面倒見のいい姐御でした…。トロフィーは一人娘のジョイス・チェン鄭欣宜が受け取りました。
 同じくベテラン女優で、娘時代に映画で肥姐と共演したジョセフィーヌ・シャオ蕭芳芳さんが、彼女に捧げる言葉を述べたそうです。

 また、終身成就賞は、ゴールデン・ハーベスト主席を引退した、レイモンド・チョウ鄒文懷さんに授与されました。

 最優秀音響効果賞は「投名状」のタイの録音技師、Sunit Asvinikul、Nakorn Kositpaisalが受賞。タイで少年期を過ごし、タイ映画界とも密接な関わりを持つピーター・チャン監督が、代理でトロフィーを受け取りました。
 最優秀視覚効果賞も「投名状」で、呉輝輝、周志勝ら3人が受賞。
 ピーターさん、嬉しさの極みでしょうね…。
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式典開始の挨拶はトニーが

 第27回香港電影金像奨の、開幕の挨拶は、すっかり国際巨星に成長した電影大使様トニー・レオン梁朝偉が担当したそうです。
開会挨拶トニー

 ……香港体育館の大ステージで歌うよりは緊張しない、慣れたお仕事だったでしょうか?(^_^;)

 内容はまた後ほど、お知らせします。
posted by nancix at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンディ・ラウ劉徳華、歓声と共に入場

 日本時間午後8時17分、最優秀主演男優賞の候補者の一人、アンディ・ラウ劉徳華が、ファンの黄色い歓声に包まれて登場したそうです。

 ご本人は「投名状」でのノミネートについて「ジェット・リー李連杰が最優秀主演男優賞を獲得すべきだよ」と語ったそうですが、はてさていかがなりますことやら。

 今回も、最優秀主演男優賞は誰が獲ってもおかしくないし、受賞に値する実力派揃いなんだよねえ…。
posted by nancix at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トニー・レオン、ピーター・チャン監督らと入場

 19時49分(日本時間)、トニー・レオン梁朝偉は黒のタキシードスーツに黒蝶ネクタイの正装で、香港文化中心に姿を現しました。
金像奨トニー01

金像奨トニー02


 ピーター・チャン陳可辛監督(「ウインター・ソング」「投名状」)と一緒になり、共に場内に入っていったそうです。
トニーとピーター
 あああ、白髪交じりのピーターさんが妙に可愛く見えちゃう…同い年ぃぃ。

金像奨トニー03
 カメラ目線は、さすがに国際巨星となったトニーの方が慣れている…。

 赤絨毯上でのインタビュー。
トニー:最近は休暇中だからね、忙しくないんだ。
記者:初めて(男優賞候補者ではなく)ゲストとしての身分での参加ですね。ご感想は?
トニー:僕は毎年参加してるよ。候補者でない時もある、(そのときの)気持ちは軽いよ。でも(今回は候補者でなくても)とても緊張している、開幕の辞を読まなくてはならないから。
記者:どの映画が受賞すると思いますか?
トニー:僕は(各賞の受賞作が)たくさんあればあるほどいいと思う。
記者:あなたは(受賞者が)誰だと嬉しいですか?
トニー:誰が選ばれても僕はとても嬉しいよ。
記者:ありがとうございました。

 ……聞くだけヤボ、って質問も多いですね…(^_^;)

 また、アーロン・クォック郭富城も登場。黒のボウタイをしていたそう。
 アーロンが主演した「C+偵探」、前回の香港旅行で「ラスト、コーション/色、戒」と併せて見た作品でのノミネートですが…どうだろう…?
posted by nancix at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第27回香港金像奨、現在開始!

 1年に一回の香港の映画大賞、「第27回香港電影金像奨」授賞式、いよいよ香港文化中心でスタートしています!
 RYHK香港電台(香港ラジオ)第2台での中継番組も、現地時間午後8時半から始まります!(午前0時までの長丁場…(ーー;))

 今年の影帝は、果たしてジェット・リー李連杰なのかアンディ・ラウ劉徳華なのかアーロン・クォック郭富城なのか、それとも?

 今年の影后は、果たして?

 トニー・レオン梁朝偉がノミネートされなかったために、モチベーションがかなり落ちているnancixですが(レッドカーペット上でカリーナ・ラウ劉嘉玲にプロポーズなんて…あるわけねえべ)、やはりお馴染みの面々が集うこの映画大賞を、無視するわけにいきませぬ!
 ネットラジオと各ニュースサイトをサーフィンしながら、「いながら香港文化中心」を楽しみたいと思います!

 
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posted by nancix at 19:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 香港金像奨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月12日

有線ルーターの設定が犯人だった

 自室のブラックホールからようやく、有線ルーターの箱と、中に入っていたマニュアル集CD-ROMを引っ張り出せた。
 マニュアルに従って設定を点検し直してみて、はっとした。
 そういえば、長年愛用しているプロバイダが、固定IPアドレスのサービスをいきなり有料化したので、香港出発直前にサービスを脱退したのだった。
 固定IPアドレスの設定を解除し、ルーターの電源を入れ直したら、ネット接続が復帰! ブラウザで各サイトが見られるようになったーー!

 はうぅぅ…香港電影金像奨領奨典禮のネット中継やネットラジオ放送に、間に合う……(感涙)。

 明日は自室に篭城、引きこもると、家人にも宣言したのであった。

 え? なんで固定IPアドレスにしてたかって?
 なぜかというと、一時期自宅サーバーをLinux+古いデスクトップパソコンで構築すれば、画像も動画も、日本で放送されたトニー出演のTV番組も、知的財産権を気に病まず、中国並みに自由に自サイトに置いておけるかと企んで、あれこれ試していた時期があって……。

 いやその…実行はしてませんよ、ええ、試行錯誤していただけで…もう時効じゃないですか、はっはっはっはっ。
 こんなにYouTubeであれこれ見られる時代になったら、もう自宅サーバーをわざわざ構築する必要もないしねー…。

 はああ。ネットに拒否されたとか落ち込んで不貞寝してないで、もっと早く気が付くんだった。ダメダメだわ……まったくもう……_| ̄|○
posted by nancix at 11:06| 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

呼び出されて会話拒否されたら

 夜中に呼び出されて必死に駆けつけて、顔を合わせたとたんに会話拒否されたら、どうすべきだったか、やっと今さら気が付いた。

 まず店員を呼びつけて「今トニーが飲んでる白ワインを、ボトルで今すぐ全部持って来い」と要求する。
 そのワインボトルを一気飲みして、残りはデイバッグに詰めて「よっしゃ、おかげで身体温まったわん。ほなもう私は用済みだから、とっとと帰って寝るわ」と日本人テーブルに宣言。紙幣を数枚テーブルに残して、とっとと店を脱出。鼻歌でも歌いながら、タクシー捜して「九龍半島まで行けっつったら行けっつーねん!」と脅しすかし、
 ホテルに先に戻ってとっとと眠ればよかったんである。

 タクシーに逃げられて捕まらなかったら、地下鉄が動き出す夜明けまで、ふらふら無人の街を歩いてもよかったんだし。
 こんな若くもないみすぼらしい女、襲うような物好きもいないだろうし。

 もしくは、A4の紙にマジックで大きく「我患感冒、而家有頭痛、喉ロ龍痛。所以我希望先返回我的酒店、早點睡覺。」と書いて、他テーブルで談笑しているトニーの鼻先に突きつけて、そのまんまとっとと一人で帰ればよかったんである。
 ……紙もマジックも持ってなかったけど…。

 今頃正解を見つけても遅いっちゅうところですが、これが私、我是我でした。

 全くもう、何をしょんぼり座り込んで、トニーがとっとと帰るのを待ってたんだろーうか。我ながら情けない。
 時間を戻せるなら、戻してイチからやり直したい!

 うん、もー今後は我慢したり辛抱したり、自分らしくないことは、やんない! ほんっと、バカバカしい!

 しっかりせんかい、nancix!
posted by nancix at 23:08| 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫1匹と、香港で。

 職場と自宅の往復では、抑うつ状態からなかなか抜け出せないので、猫を飼ってる方にSOSメールを打つ。

 自宅訪問の許可をいただいたので、猫ちゃんと遊ぶために、お邪魔することにした。
 そういう日に限って、残業が(泣)。
 最寄り駅に到着したのは、本来なら失礼しようと思っていた時刻。
 なのに、わざわざ途中まで迎えに来てくださった。

 一緒にそばをさっと食べて、ご自宅へ。
 持参の土産の中国茶をさっそく入れていただき、一緒に飲み、猫ちゃんを眺めたり、猫じゃらしをお借りしてからかっていると、何だかなごんできた。
 香港油麻地の「Kubrick Cafe」で購入したという、写真集「南Y猫島」を見せていただく。撮影:阮麗碧 編集:梁可[女亭] 出版:日光社。
 いいなぁ…もっと早く知っていれば、1冊買って来たのに…。
 ちなみに、避妊手術をした猫は、目印として片耳の先をちょん切るのだそうだけど、あんな血管の浮いたうすーーい耳…猫は痛くないのかー!(涙)。

 さらに、とある猫ブログを教えていただいた。
 
 「香港ねこぶろぐ」。
 まさにその、南Y島という、チョウ・ユンファ周潤發の生まれ故郷でもある離島に住む、大阪出身の「さくらちゃん」さんのブログだ。
 いいなぁ……ネーミングの妙、簡潔で過不足のない、ユーモラスな関西弁文章、伸び伸びとした、無防備な猫の姿。

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posted by nancix at 23:00| 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

USBメモリを購入…

 まだ、ネットに接続できない。
 もうすっかり、へこたれている……。

 そんななか、また香港で出くわした日本人ファンから携帯メールが届く。「パソコンは復旧したか?」というご機嫌伺いだけど、結局は写真の催促……。

 ああああああああ、もうもう、解った! わかったから!
 どうせワタクシは、撮影係にお世話係でしかない存在!

 香港独り旅で、国内での全ての義務やしがらみから解放されるつもりだったのに…。

 職場帰りにヨドバシカメラに寄り、USBメモリを2000円台で購入。起床後すぐにパソコンに保管した画像をメモリに移す。翌日の帰りにネットカフェに寄って、2ショット画像をウェブメール経由で送る。

 USBメモリ代金と、ネットカフェ利用代金…(涙)。

 職場の、飲みに行く誘いを断り、昼食も500円以内に抑えようと、日々必死に倹約しているのに…。本も雑誌も購入してない、映画も全然見てないし…。

 自分はいったい、何をしているんだろう…? もうワケがわからない…。

 ムスッとしたトニーが、つかつかと真正面から歩いてくる夢を見た。いかにもいまいましそうで、何だかワケが解らないけどとにかく、公衆の面前でなじられるんだ!とビクッと身をすくめて、目が醒めた。
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2008年04月06日

ネットから遮断される

 日本に帰国してから、まだ扁桃腺炎の後遺症で辛い思いをしている。
 仕事は容赦ない。もう平日休みも当分取れない。

 ようやく迎えた週末、朝から携帯メールが入る。香港で出会った日本人トニーファンから「相棒がずっとご機嫌で、トニーと話せてよかった。トニーとの写真、送ってねー」と甘ったれた調子の要請。

 ……こちとら、トニーと話せなかったのに…_| ̄|○
 到着前に、どんな話題が出て何を話したのか、2人とも全然教えてくれないのに…。

 仕方なくパソコンを起動してブラウザを立ち上げたら、まったくネットに接続できないのに気が付いた。
 
 どういうこと? 焦る。
 室内を調べてみると、いつのまにか、光ファイバーの回線終端装置(ONU)のスイッチが切れているのに気づいた。あわてて電源を入れ直す。
 ……やっぱりダメ。有線ルーターの電源も切り、回線終端装置→有線ルーター→パソコンの順で電源を入れ直してみる。
 ……やっぱりダメ。

 NTTの問い合わせ窓口に電話し、アドバイスをもらう。いったんかけ直してくれた担当者によると、調査の結果、屋外の回線に異常はないとのこと。ルーターの設定ミスか、LANケーブルの断線?

 いくら電源を入れ直しても、マイネットワークの「ローカル エリア接続」を点検しても、ネットにつながらない。絶望的…。

 生トニーだけでなく、ネット社会全体からも拒否されちゃった気がする…。
 真夜中、精根尽き果てて寝床に倒れこむ。
posted by nancix at 23:00| 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

香港国際空港を、走り抜ける!

 エアポートエキスプレスには、予定していたより15分ほど早く乗れた。
 さあ、空港へ、急げいそげ!
 搭乗予定時刻は、14:55だ! 35分には搭乗口に到着しなければ!

 空港到着は、ほぼ予定通りの14時。
 保安検査を、行きよりも難なく済ませ、税関も無事通過したものの、搭乗口に行き着くまでに両替店を捜さなければならない。

 …長いながい「動く歩道」を駆け抜け、ANA指定の搭乗口をかなり行き過ぎて、やっと見つけた両替店では、しかし2人も先客が!
 
 インド系のじいさま、何をもめているのか注文を付けているのか、係員と話し込んでなかなか両替を済ませてくれない(涙)。

 はーーーやーーーくーーーー。

 ようやくじいさまが退き、次の白人女性はさっさと両替を済ませてくれた。
 ……やれやれ。

 1万2千円分の両替を済ませると、またしても「動く歩道」の上をどたどた駆け戻る。
 搭乗口には、指定されたよりも10分ほど早く到着できた。
 まだ14時25分。

 やれやれ…こんなことなら、あと10分は「三國志之見龍卸甲」を見ていられたのにぃぃ。
 …ていうか、昼飯食べ損なった……_| ̄|○
 機内食は何時に出るんだろう…?

 などと心配していたら、1日真夜中に出くわした日本人トニーファンの人と再度出くわし、同じ便と判明。香港にいながら、もはや気分は日本……。ああうぅ、帰りたくなーーい。もっと気ままに映画見たいーーー。

 機内ではマスクをかけて爆睡するつもりが、空気の乾燥のせいか、飛行機の降下中に鼓膜がキーーーンと痛み出し、鼻をかんだらぼやんとしか音が聞こえなくなった。喉、鼻、耳と三重苦にあえぎながら関空に到着。耳は、空港バス内で座席倒してマスクして、香港のSちゃんがくれたリコラのど飴を舐めながら目をつぶっていると、少しはマシになったものの…。
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posted by nancix at 23:00| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冒頭しか見られなかった「三國志之見龍卸甲」

 さて、エアポートエキスプレス機場快線の九龍駅上シネコンで、いよいよ始まった「三國志之見龍卸甲」。

 制作中の頃のニュースに関しては、こちら↓。
いったい三国志映画ブームはどうなって
劉徳華主演「三國之見龍卸甲」にネット有名人出演
「三国志之見龍卸甲」ポスター02
 重厚な、堂々とした風格のあるオープニングに、期待が高まる。CGといい、筆文字(アンディの自筆?)で展開するスタッフロールといい、日本の大河がドラマにも遜色ない、威厳ある出来栄えだ。

 そして、いよいよアンディ・ラウ劉徳華、登場。
 山中のお堂のような場所にたたずむ老けメイクアンディ。お堂の中で、仏像を見上げている。
 対峙する大軍、どっかと座った女将軍?、マギー・Q。

 アンディのモノローグ付きで、どうやら老年の趙子龍の回想のかたちを取って、現在→過去→現在と物語を進めていく構成だとわかる。
 同じ仏像が何度か出て来て、ふと「インファナル・アフェア/無間道」を連想させるけど、さすがに趙子龍が無間地獄をさまようわけではなく、世の無常さ、はかなさ、諦念を表現したいのか…?

 この映画の製作発表の時は、サモハン・キンポー洪金寶が老年の趙子龍を、アンディが若い時の趙子龍を演じると報道されたりもしたが、そうじゃなかった。
 サモハンは、若き流浪者、趙子龍と同郷の常山で、一足早く劉備軍の義勇兵に志願し、趙子龍に「アニキ」となつかれる先輩の一兵卒・羅平安を演じていたのだ。
 少なくとも、この時までは羅平安が兄貴格であり、地図を持ち、それを読み解ける教養を趙子龍に示す。
「三國志之見龍卸甲」ポスター
 後ろ盾もなく、妻子も親もいないらしい、しがない義勇兵の二人だが、ある嵐の夜、不安なまま砦を守ろうとしていると、不思議な男が砦に出現する。
 砦に立てこもる兵卒たちに、思い込みを正し的確な指示を与える、その飄々とした不思議な男こそ、後の劉備寵愛の軍師・諸葛孔明だったのである。
 ……地味顔です。
  プー・ツンシン濮存マという俳優が演じています。中国の俳優さんだと思われます。あとで調べたら、栗原小巻が出演した「乳泉村の子」(謝晋監督)に中国残留孤児の明鏡法師役で出演していました。「青い凧」「こころの湯/洗澡」にも出ていたんだとか。覚えていない…。

 しかし、羅平安は劉備夫人と、まだ赤子の阿斗(後の劉禅)を曹操の軽騎兵隊から護衛する役目に失敗。夫人らの馬車は行方不明になる。
 劉備(オッ・ワー岳華、おおっ、「傷だらけの男たち/傷城」で阿頭の舅、殺される富豪役を演じた老優! 往年の武侠映画の剣士!)は、羅平安と趙子龍を、軍議の場に呼びつける。
 羅平安アニキを懸命にかばう趙子龍。氏素性の卑しい彼に母子奪還の任務を与えることに、劉備の義兄弟である関羽・張飛(陳之輝)は反対し、血気盛んな張飛は「責任を取れ!」と羅平安に襲い掛かる。
 アニキの身代りになって受けて立つ、義侠の人アンディ!
 殿の御前にも関わらず、丁々発止と激しく打ち合う張飛と趙子龍、割って入る関羽。
 三つ巴のこの激闘には、所作にも効果音にも京劇テイストが入ってます。
 劉備の横で、冷静に見守る孔明。
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posted by nancix at 13:15| 香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

香港最終日。最後の任務は九龍駅で!

 夕べやってた荷造りが、まだ終わらない。
 でもとにかく、朝刊を買わなければならない。

 今回は雑誌新聞スタンドではなくセブンイレブンに出かけ、目ぼしいものを買ってみることにする。
 平日の朝とあって、通勤通学の皆さんが大勢歩いてらっしゃる。日本と変わりません。
 セブンイレブンだと、新聞を買うとポケットティッシュを1部につき1個ずつオマケにしてくれるのが嬉しい。これも香港好きの友人たちへの格好のお土産になります。

 重い新聞の束入りエコバッグをぶらさげての帰り道、何文田勝利道のちょっと入ったところに、「才叔粥店」があると初めて気づいた。
 おおっ! 粥だ! やっと念願の皮蛋痩肉粥が食べられる!
 皮蛋痩肉粥と、凍檸檬茶を注文。
 内装は真新しく床もキレイだが、客はじいさん2人。従業員も、おじさんとおばさんの2人だけ。若者は周囲のベーカリーやカフェに行っちゃうのかな…。
 運ばれてきた皮蛋痩肉粥は、瑤柱(貝柱)でダシを取ったと店内の張り紙で自慢しているだけあって、上品かつしっかりと味がついた粥だった。腫れた喉にも、優しい感触。
 満足ーーー!

 我慢しきれず、食べながら朝刊の娯楽面だけを取り出して、チェック。
 おおおーーー! トニーがトニーが、歌うトニーがカラーでアップでーーー♪
 コンサート当日に来て、なるべく帰国を延ばした作戦勝ちだー!

 粥を食べ終わると、いったんホテルに戻り、自室のベッド上に収穫を放り投げ、再び取って返す。
 今度は雑誌新聞スタンドで、さっきと同じ新聞をありったけの3部買う。
 それでも足りないので、またセブンイレブンへ戻り、3部買う。
 15部ぐらい買って、トニーファン仲間にばら撒きたいところだけど…。足りない分はカラーコピーするか…。
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posted by nancix at 12:44| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

UFO印の「江山美人」は少女マンガちっく。

 旺角ランガム・プレイス朗豪坊の「UA朗豪坊」で、やっと映画鑑賞開始。

 予告編にタイ映画「チョコレート」が登場。ヒロインの可憐かつ勇ましいタイ人少女が、そこはかとなく志穂美悦子に見えてビックリ、明らかに高機能自閉症(HA)という設定の彼女が、動体視力に優れ、映像を見るだけでカンフーの高度な技をマスターでき、自分の身と母親を護るために…という設定にあぜんぼーぜん。
 これって、すぐに患者団体などが「患者への偏見・差別を助長する」と抗議活動起こす日本では、公開大丈夫か…?
 さらに、悪役だか謎のアジア人だかで、阿部寛が堂々と出現したのにも驚いた。「東京攻略」の伊藤タケシ役に比べると、出世したよねアベちゃん…ていうか、仲村トオルも二番煎じ邦画「少林少女」で、今回のアベちゃんと似たような役で出てるし…。「東京攻略」効果、おそるべし!である。
 それにトニー・ジャーことパノム・イーラムらを輩出したタイ製カンフーアクション映画の王道で、ヒロインは吹き替え無し、CG合成無しで非常に危険なアクションに挑まされている。それこそ、花のかんばせに傷がついても構わずこれ1作で使い捨てにする勢いだ。嗚呼女工哀史(ちょっと違う)。

 さてお待ちかね、「江山美人-An Empress And The Warriors」は、久々にあのUFO電影人製作有限公司のロゴから始まって、目頭が熱くなった。
 今見ると実に稚拙で素朴なシルエットアニメのロゴなんだけど、このロゴから始まる「風塵三侠」「月夜の願い〜新難兄難弟」「君さえいれば〜金枝玉葉」「ボクらはいつも恋してる!〜金枝玉葉2〜」「世界の涯てに/天涯海角」「裏街の聖者/流氓醫生」「アンナ・マデリーナ/安娜瑪徳蓮娜」「ラヴソング/甜蜜蜜」「ラベンダー/薫衣草」「小親親」などの佳作の数々に、今までどれだけ楽しませてもらったか…。

 今回は北京語版でしかもコスチューム・プレイ古装片ではあるのだけど、要するにUFOの作品ってのは、

煎じ詰めれば「少女マンガ」

 なんである。

 チャウ・シンチー製作映画がどうも少年ジャンプっぽい(スポ根もののセオリー、骨格を巧みに取り入れたストーリー展開)のに比べ、
 アンディ・ラウ劉徳華主演映画がどうしても男のロマンとおセンチ満載のヒロイック・ファンタジーとなるのに比べ、
 UFO作品は繊細で、感情描写に重きを置いていて、物語の骨格も線が細く、実に少女マンガなんである。
 これは、ツイ・ハーク徐克らの電影工作室の出身で、UFOでの製作プロデューサーを経てケリー・チャンの辣腕マネジャーに転身した、クラウディー・チョン鍾珍女史の好みなのかもしれないけど…。いやいや、今回は製作に徹したピーター・チャン陳可辛さんのシュミ…?
江山美人ポスター.jpg

 今回も、中原が十国に分かれて戦乱が絶えない戦国時代、燕国の燕飛兒公主(王女)様(ケリー・チャン陳慧琳)が、幼馴染で兄のように頼りにしている、武骨で誠実で忠義に生きる若き慕容雪虎将軍(ドニー・イェン甄子丹)と、自然を愛し生命を育むというロハスな生活を送る飄々とした風来坊で世捨て人の色男・段蘭泉(レオン・ライ黎明)との間で揺れ動くという設定。
 もちろん、恋で。

 深夜のNHK BS-2で放送中のアニメ「精霊の守り人」や、以前の「十二国記」のようではないか。(決して、美青年キャラだらけで絶対にコミケ狙いのこっちではない) 小野不由美がシノプシスを提供しました、と言われても驚かないぞ、と。
 …いやいや、流麗な描線の韓国コミックにも、こういうストーリー展開はありそうだなあ。

 燕飛兒公主様(ケリー)は例によって、戦に傷ついた兵士の手当てに励む、ナイチンゲールタイプの心優しい女性。こういうステロタイプ、日本だけじゃないのね。
 しかし、父王が悪大臣と組んだ王の甥?の胡覇(北京電影学院卒業の郭暁冬)の手で暗殺されたとき、彼女の運命が暗転する。国王は当初負傷した際、慕容雪虎将軍(ドニー兄さん)を後継者に指名していたのだが、親の名もわからない孤児だった彼が王の座に着くことを、胡覇一派は認めようとしない。父方の血筋を重んじる中国では"雑種"なんて言いますからね、父親のわからない子供のことを(怒)。

 燕国が悪大臣+胡覇一派と、よい大臣の藤伯常+慕容雪虎将軍一派に分裂しそうになった時、公主様は雪虎将軍の苦境を救うかのように決断を下す。それは自分が軍に入隊し、厳しい軍事教練に耐え抜いて一人前の戦士となり、誰にでも認められる戦神と化して、一国を率いることだった。雪虎将軍は心を鬼にして、か弱い公主を鍛え抜く。
 しかし、胡覇らはさらに、闇の仕事人…異民族らしい暗殺者集団に命じて、教練中に軍馬の世話をたった一人で引き受けた公主の命を狙う。危機を悟った公主は馬を駆り、必死で人里離れた森に逃げ込むが、毒矢に射抜かれて気絶する。

 その森に独り暮らす、ロハス男の段蘭泉が事件の現場に居合わせた。彼は公主を連れて自分の秘密基地…隠れ家に逃げ込み、追っ手を撃退し、解毒の処置をし、公主の命を助けたのだった。
 武人たちとはまるで異なるロハスな世界観、人生観を持つ心優しい段蘭泉に、公主はだんだんと警戒を解き、心を開いていくのだが…(このへんがコミカルで、まさに少女マンガ)。
 その時、祖国は彼女無しではいられない、存亡の危機を迎えようとしていたのだった! 必死に公主を捜していた雪虎将軍は、森に近い草原の地面に深く埋め込まれた、ある名剣を見つけ、段蘭泉の過去を悟る…。それは段蘭泉が、ある哀しい宿命を背負った一族の最後の一人だったというもので…。

 ……なーーんだか、トニー・レオン&フェイ・ウォン王菲&チャン・チェン張震&ヴィッキー・チャオ趙薇主演の「天下無雙」の元ネタになった「江山美人」という民間説話とは、全くかけ離れたストーリーでありましたよ。どうして「江山美人」てなタイトルにしたんだろう? (ちなみに民間説話の方の「江山美人」は1959年にリー・ハンシャン李翰祥監督の手で映画化され、香港を代表する可憐な美人女優のリン・ダイ林黛が主演しました。あらすじはこちら。)
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posted by nancix at 23:59| 香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初の香港マックカフェ。

 旺角ランガム・プレイス朗豪坊内のシネコン「UA朗豪坊」でチケットを確保、香港人トニーファンのIさんを待ちながら、階下のマックカフェで、生まれて初めての「香港マクドナルドバーガー」を食べた。
 サクサク揚げチキンとトマトの薄切りを挟んで、ピリ辛ソースを塗った、日本では食べたことのないハンバーガーだった。
 1990年の初めての香港ツアーで、ツアー仲間の男の子たちが「ここのマックで”オレンジジュース”って注文しても、通じないんだよなぁ」と嘆いていたのを思い出す。彼らのカタカナ発音では、確かに…って、自分も今回、「[女乃]茶、熱!(ホットミルクティー)」ならすらっと言えたけど、オゥランジィジュー(ス)!と発音するのは自信ないなあ…。

 ソースが意外に辛かったハンバーガーを、ミルクティーで流し込むように食べ終わって、セットだったフライドポテトを持て余す。まだIさんから電話がない。どうしよう。…もしかして、ビル1階にも、マックカフェじゃない方のマクドナルドがあったんじゃなかったっけ? 不安がよぎる。
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posted by nancix at 23:30| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嗚呼「世界杯」の夜は更けて

 旺角の太平道に差し掛かると、なんとTVBのロゴ入り局車両が何台か停まっていて、まばゆいライトが道を照らし出している。テレビドラマの撮影だ!とピンときた。

 この道は交通量が少なく、片側が土手に面していて、騒音を撒き散らす線路や道路が無いので、確かにロケにはもってこいかもしれない。「世界杯」ではない別のパブ入り口から女性が飛び出してきて、恋人か友人らしき男が後を追って来て彼女を引きとめようと腕をつかみ、その手を彼女が払う…というような撮影を、スタッフが遠巻きに眺めながら繰り返し続けていた。特に通行の規制もしていなかったので、ゆっくりと歩きながら様子を見守る。俳優は…あまり有名人では無さそうに思えた。
太平道TVロケ

 ……こんなドラマ撮影を日夜続けた延長に、トニーの今があるんだよなあ…。

 さて、昨日の明るいうちに撮影したスポーツパブ「世界杯」の外観は、こんな感じ。
「世界杯」外観
 「傷だらけの男たち/傷城」撮影時は、もっとサッカーにちなんだポップな外観だった。2006年8月24日、トニーがロケ中だった頃はこんな感じ。↓
060824トニーと世界杯

 今は、随分とシックに改装されていた。

 ドキドキしながら「世界杯」の扉を開けて中を覗くと、真っ赤なソファー席はほぼ満席。でも表面が照明で何色にも変わって光る乳白色のカウンターなら、席が空いていそうだった。
 ああぁ、あのカウンターに、マカオ帰りに律儀にエッグロールのお土産を買って来る阿邦と、無造作に食いまくる阿頭がいたのね……。

 中に入って指1本を立て、店員らしきお兄さんに「1位(一人)」と言い、積極的にカウンターの空いたスツールに座った。
 まもなくバーテンダーが前に来て「何を飲む?」と聞いてきた。「生力(サンレッ)ロ卑酒(=サンミゲルビール)」と指1本立てて伝えると、まもなくカウンターにミニ瓶とグラスが置かれた。バーテンがまだ前から動かないので、(前払いなんだ)と気が付いて、財布を取り出す。……幾らだっけ? ちょっと高いと感じたんだよなあ…75香港ドル=900円くらい? チャージ料込みだったのかなあ。
サンミゲルビール
 これが生力ロ卑酒、サンミゲルビール。古くは「男たちの挽歌/英雄本色」で若き刑事キット(レスリー)が注文していた、由緒正しき?ビールである。

 店内を見回すと、2台ある液晶テレビには、競馬の結果発表らしき映像が映り、サッカーや他のスポーツではなかった。ちょうど目ぼしい試合の中継がなかった時間帯なのかも。

世界杯で01
 賑わう真っ赤なソファー席の間を歩き回っているのは……ビヤ・ガール
 胸ときめいたが、それはスー・チー舒[ミ其]が扮したサンミゲル・ガールではなく、もちろん元祖バドワイザー・ガールでもなく、白と緑の2トーンのミニワンピを着た、カールスバーグ・ガールだったんである。ちょっと残念。でもなかなかキュートな女の子でした。
ビアガールと
 あとで登場するオーナーの一人と彼女に、きちんと許可を取って撮影したので、皆さんはいきなりフラッシュパチパチ焚いて撮影し始めないように。”ライダースーツ姿のタチの悪いチンピラ”はいなかったけど、どんな方々が居合わせて怒り出すか、わかったものではないので。
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posted by nancix at 22:30| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信和中心攻略! しかし…

 信和中心は、まずは地下のCDショップから攻略だ。

 ここで、鮑比達ことクリス・バビダのCD「I remember...Leslie」を捜す。…新作コーナーでは、どうも見当たらない。

 レジの店員に、昨日レスリー展覧会「[聲留。情動]張國榮音楽之旅展覧」でもらったチラシを見せると「こんなのは…うーん、ずっと前に出たんじゃないか?」と首をひねりながら、高く高く積まれたCDの中から、さっと探し出してくれた。

 ……あれぇ…青い字で「JAZZ」って書いてある…ジャズアレンジのアルバムなのか。それもいいかも…。なるほど、2007年発売みたいだ、とジャケットの裏を見て判断。新作でなくても、まあいいや。自分用に1枚買う。
 他に食指の動くCDがなくて、階上にどんどん上がって、生写真屋を探す。かつて必ず訪れていた、映画ポスターを勝手に?印刷したポストカード店がないのが、つくづく残念…。

 生写真屋は幾つか見つかったが「梁朝偉」といくら言っても、若い店員に「ない」と言われる。
 あるのは台湾アイドル「飛輪海」や「棒棒堂」ばかり、F4すらなかなか無い…ましてや高齢化が進む一方の香港明星は、全く旗色が悪い。これでいいのか香港? いいはずがない。

 レスリー写真やレスリーアイドルグッズだらけの店では、趣味のわるーい、ショッキングピンクやショッキングイエローをあしらった立体シールシートや印刷の悪いマグカップを「これも梁朝偉、これも梁朝偉」と押し付けられる。さすがに苦笑して断った。
 ……昨日のコンサートの「歌うトニー」写真は、神戸の「香港王」さんの仕入れ力に期待するしかないのか…。

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posted by nancix at 22:00| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時代廣場で幾米(ジミー)展を鑑賞

 そのまま地下鉄に乗ればよかったのに、ふと雨の中、以前泊まったローズデール・オン・ザ・パークホテルのてっぺんあたりが目に付いた。
 …そうか、あっちに行けば香港中央図書館やビクトリアパークがあり、銅鑼灣の中心街に出られるんだよな…。

 そういえば、graceちゃんの携帯メール情報では、タイムズスクエア時代廣場で、台湾の人気絵本作家、幾米(ジミー)さんのミニ個展が開かれているという話だっけ。
 見るだけ見てみようか…。
 雨の中を、とぼとぼ歩き出す。
 直線的な高士威道ではなく、うっかり銅鑼灣道を選んでしまったので、エラく遠回りになってしまった。それでもやみくもに歩いているとリー・ガーデンズ利園のビルに突き当たり、やがてやっと時代廣場にたどり着くことができた。

 ……日本的に考えればかなり時間は遅いんだけど、まだ会場は閉場してないだろうか…?
 後で調べたら、午後10時閉場だった。さすがに夜更かし香港である。

 graceちゃんの携帯メールを改めて見てみると、タイムズスクエア時代廣場1階ロビー吹き抜けみたいなところで、幾米(ジミー)さんのミニ個展「Never Ending Story幾米創作10年展」があるんだそう。ビル内に入ってみると、そこに円陣のような白い壁が立てられ、壁の上には絵本「Separate Ways君のいる場所/向左走 向右走(映画版は「ターンレフト・ターンライト)(02)」、トニーが幾米作品で最も感情移入したとか、最初に出合った絵本だとか言っていた「君といたとき、いないとき/月亮忘記了」でお馴染みのキャラクターの、石膏のような白い立体像が飾られていた。

 ゆるやかに湾曲した白壁の内側に、各作品の原画が1枚か2枚ずつ掛けられ、その下に少し小さな液晶パネルが掛けられていた。そこに、展示以外の原画や絵本の一部が映る仕掛け。懐かしの「向左走 向右走」「地下鐵」絵本からの原画も展示されていて、細密なペンタッチとカラーインクの巧みな使い方にうっとり見とれた。…素人だとホワイトだらけになるし、下書きの鉛筆書きが残るものなのに、原画はその1枚だけでもう充分に完璧な出来だった…今までに永田萠安野光雅らの原画展もできるだけ行って見とれてきたけど、本当に幾米さん、すごいや…。

 また、一角にはファッションデザイナーの康嘉偉という人が、幾米の新作「完美小孩」(まだ買ってないや…)からインスピレーションを得たという、衣装各種も展示されていた。何だか生身の人間が着るには、少々小さいサイズに思えたなあ…。
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posted by nancix at 19:00| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

格安全身マッサージ、張叔平を目撃!

 おそるおそる、ちょっと古ぼけた感じのマッサージ店の中に入ってみる。
 ヒマそうな受付のおばさん、相手をしている少し若いおばさんが目に付いた。
 「全身健康…、40分」と頼むと、あいよとばかりに個室に通してくれた。
 寝台に腰掛けて待っていると、現れたのは若いお兄さん。
 え……お兄さんなのか…おばさんじゃなくて…。
 お兄さんは着替えるか?と聞いてくれて、灰色のTシャツとジャージを用意し、一旦外に出てくれた。
 着替えて寝台に寝そべったのはいいんだが、何故か汗が全身から噴き出す。
 「ちょっと君ぃ、これじゃ身体が冷えて、風邪がさらに酷くなるよ」と呆れたお兄さんがタオルをくれて「拭け」と言って外に出てくれたり、替えのTシャツをくれたり冷房を強めたりしてくれ、結局3着目のTシャツに着替えてようやくマッサージ本格開始。うう…恥ずかしい。
 でもマッサージは実に気持ちよく、レム睡眠状態の中で「ふぁぁ…」とか「はわわ…」とかマヌケな声が出そうになって、焦った。

 結局1時間弱かかり、レジ前でコップ1杯の水も飲ませてくれ、1300円程度だったのだ! 日本なら5000円はするぞ! ありがたやーー。

 ホテルに戻ると、荷物整理もそこそこに、ベッドに潜り込んで午後寝……。

 はっと気が付いて飛び起きると、外が薄暗い。

 ひえーー、早くトニーへのファンレターを書いて、澤東電影公司に置き逃げしてこなくっちゃーー!
 コンサートの感想では「最初はレスリーの友人知人親族だけで彼の思い出を話し合えばいいのに、なぜフローレンスさんはコンサートを企画したのだろうと不思議だったけど、鑑賞してみてやっとわかった。音楽人、映画人、プロの人々だけでなく、聴衆もレスリーを支える大事な存在だったんだ、聴衆も一緒に彼の作品を味わってこその追悼企画だったんだね」というようなことを書いた。それと「どうして香港に張國榮記念館が作れないんだろうと、私は不思議。日本には有名歌手の記念館があり、台湾にはテレサ・テン[登B]麗君記念館があるのに。展示できる品はちゃんとあり、訪れたいと思う人は世界中にいる、無いのは建物だけ。何とかできないのかなあ」とか、「あなたが88歳になったら、私はお祝いに梁朝偉記念館を作りたいよ! 東京に? 香港に? それは今から考えておかなくっちゃ」とも。
 「昨夜は喉が痛くて話せなかったけど、私の言いたいことはこういうことだった」と結んで、便箋4枚の中文手紙はおしまい。

 ……ま、どうせ文法間違いだらけだし、面倒で読まないだろうけどね……_| ̄|○。

 マッサージと仮眠のおかげか、かなり喉が楽になっている。しかし、外はまた冷たい雨だ…。
 地下鉄でまた香港島に向かい、目指す駅にたどり着いたのはもう午後7時過ぎ。誰か事務所にいるかなあ…雨の中、地下鉄出口から目の前のビルに向かって電話をかけると、昨夜お世話になった、日本語を話せるスタッフさんがいた! ちょっとだけお邪魔するOKが出た!>>続きを読む
posted by nancix at 18:00| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユンファ夫妻の写真、City'superエコバッグ

 茶瓶のお茶もお湯も尽きたので、お湯を補充してもらおうと言うことになった。
 nancixのすぐ背後に、たまたま白上着のウエイターさんがいたので「唔該、先生!」と声を出すと、SちゃんもJさんも爆笑した。
 …何、なに? ワタシの発音、そんなにおかしいですか?
 「違う、ちがう。先生を言わなくていいの。唔該だけでいい。こういう時に"先生"まで言うのは、えーと何て言えばいいのかなあ、丁寧過ぎるってこと」と、お茶を補充してもらいながら、二人は教えてくれた。うーむ…やっぱり日本で習う広東語テキストは丁寧過ぎ、時代遅れなのか…「唔該、小姐」「唔該、先生」って、どの広東語のテキストにも書いてあるのにぃぃ。

 やっぱり、生きた広東語を学びたいなあ…「ラスト、コーション/色、戒」で一日3時間、みっちり家庭教師に習ったというトニー並みに頑張れば、この年齢でも少しはましな日常会話が身につけられるかしらん…そうしたらトニーが何を言おうと、「ほんなこつ、○○の穴の小さい男ごたるぅぅぅーーー!(以下略)」と切り返せるのにぃぃ。

 あああ、トニーと口ゲンカしたかった。平然と言い返してムッとさせてみたかった。のだめこと野田恵だって、オレ様千秋真一に言いたいことを言ってたから、認めてもらえたんじゃないか。変態度はのだめに負けないのに(負けろよ)、オレ様千秋様トニー様に組み付いていけないのは(いくなよ)、ひとえに語学力の劣等感のせいなんである…。とにかく、通勤に往復4時間近くかけ、淋しがりやで耳が遠くなってきた老父の話し相手も務め、フルタイム働いて手抜きだが家事もやるという今の生活を、何とかしなきゃー…。

ペンギン餃子
 楽しく談笑しながら、おなか一杯食べた。ペンギン型餃子だけは写真と全然違っていたし、味もあまりよくなかったけど、他は及第点。また友人達と尖沙咀に来る時は、ここで飮茶して他のメニューにも挑戦しよっと。
 って、気が付いたらマンゴープリンは1個しか来てない! 「えっ私にだけ? 皆食べないの?」と聞いたら「私たちはいいよ、一人で全部食べな」とSちゃんはサラッと言う。いいのかな…申し訳ないな…。

 支払いは、また「割り勘にさせてー」とnancixが頼み、「ダメだめ、日本ではおごってくれたでしょ」と2人が押し返し…結局、今回は既婚共働きのJさん持ちになった。ゴチになりましたっ!

 階段を降りながら、壁に貼られた写真類を見ていて、びーーっくり。

 チョウ・ユンファ周潤發夫妻だーー!

 ユンファママと3人で、店主らと撮ってる写真もあった。
 かなり古いから、ユンファがハリウッドに行く前かな…?
 「料理の鉄人」にこの店の料理長が出演した際の、あの派手なマント姿の鹿賀丈史との記念写真もあった。

 「さて、午後出勤までもうちょっと時間があるから、お買い物に付き合うよ。どこ行きたい?」とSちゃんが聞いてくれた。
 んーーー…尖沙咀で買いたいのは…「City'superで、エコバッグ買いたい!」と頼む。
 「エコバッグぅ?」とキョトンとするSちゃん。
 とりあえず、面白そうだからと3人でオーシャン・センター海港城3階へ。
 あ、あれ? 前に来た時は向かいの新港中心じゃなかったかな…と一瞬戸惑ったが、新港中心にあるのはCity'superのフードコート「クックド・デリ・バイ・シティスーパー」だけでしたね。一人でこのあたりをうろついてたら、エラいロスタイムするところでした。

 ところで海港城の中央付近の出入り口のすぐ外側は、両側に透明ボードを立てて、喫煙場所と化していた。真ん中の通路を歩くだけでケムいのなんのって。気管支の弱い方は、要注意であるよ。
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posted by nancix at 13:30| 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

香港女人2人と飮茶。

 食後に京都念慈菴・川貝枇杷膏の「便利装」の箱を開けてみると、それは1回分ずつパックになっており、上部を切ってぬるぬる中身を出して、そのまま口に注ぎ込めばいいというものだった。
 …なるほど、蜜練と題してあるようにハチミツで練ってあって、実に甘い! でもまあ、シロップよりも腫れた喉に滞留する時間は、長そうだ。
 味は…子供の時はこれしか買ってもらえなかった、懐かしの固形浅田飴をもっと濃く甘くした感じ。

 テレビニュースにも見入って、ふと気づくと、そろそろ飮茶待ち合わせの時間が近かった。MTRで尖沙咀に行かなきゃいけないんだから、早めに出た方がよさそうだ。身支度をして、待ち合わせているSちゃんとJさんへのお土産入りミニバッグを忘れず持って、いざ旺角の街中へ…。

 MTRは意外に早く尖沙咀駅に運んでくれ、待ち合わせまで15分ぐらいあったので、ネイザンロードの向かいのカジュアルファッションショップを覗くことにした。こんなに春先の香港が涼しいと思わずに、半袖ばっかり持って来ていて、長袖Tシャツやブラウスがないのだ。
 いつものジョルダーノは、なぜかジョルダーノ・コンセプトというブランドに変身を遂げていて、ユニクロでもイタリアのベネトン風でもない、白黒中心のちゅーーーとハンパなオフィスカジュアルショップになってしまっていた。デザインも細身に……使えん

 その並びにあったのが、スポーツカジュアルのHANG TEN
 あら、黄色い足跡マークが何だか懐かしい気がする。デザイン的にはティーンズ向けかなと思ったけど、レディスのコーナーではグレーの衿付きカットソーや、ちょっと凝った模様付きの白ブラウス、茶色+水色の長袖Tシャツが見つかったし…何より安いと思う。ただしサイズ表記がユニセックスなのか女性サイズなのか、イマイチわからない。できるだけLかLLサイズを選んだが、長袖Tシャツだけは、女性店員が幾ら捜してくれてもMサイズしかなかった。…まあ、丈はちんちくりんにはなりそうにないし、ピタTのつもりで着るか。

 3着を買い、また待ち合わせ場所に駆け戻った。Sちゃんがすでに到着していて、手を振って合図してくれた。Jさんと携帯電話でやりとりしていて「彼女は少し遅れるので、先にレストランに行こう」という。

 尖沙咀で、飮茶レストランというと…いつも香港文化中心の「映月楼」しか思いつかないのだな。昔はザ・カオルーンホテル九龍酒店地下に、昼だけは安めの飮茶サービスのある、高級レストランがあったけど…。

 今回、Sちゃんが連れて行ってくれたのは、ワトソンズ屈臣氏のすぐ近くに狭いせまい間口の入り口がある、「鴻星海鮮酒家」だった。2000年にはお台場にも支店を出しているのね。日本で食べると高いだろうなぁ。

 入り口は狭いと思ったが、階段を上がってみると、でででかい! 広い! 席数多い!>>続きを読む
posted by nancix at 11:30|