2007年01月29日

「どろろ」いつ見よう?

 先週、大阪某所のディスカウントショップを覗いたら「墨攻」の前売券がなななんと、たったの880円で大量に出回っていた。ショックを受けたですよー。
 本来なら1000円で見られるレディースデーに行くつもりだったのに、思わず1枚買ってしまったですよ。
 アンディ兄貴……せっかく大阪にまで来てプロモーションしてくれたのに…(T_T) 誰だよ、横流し?したの…。

 ついでに買ってしまったのが「どろろ」の前売券。こっちは1300円だった。
 いやまあ、たまにはトニー・チン・シウトン程小東アクション監督のキテレツな殺陣でも楽しもうかなと…。どうせ絶対に忍者も出てくるんだろうなあとか、ドッバーーーーッと真正面から噴き出すナニカが画面一杯に広がるんだろうなとか、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズのノリが懐かしくなったりして。
 しかしチョウ・ユンファ周潤發&コン・リー鞏俐の「満城蓋帯黄金甲」のアクション監督もチン・シウトンでしたよね…だって黒装束の忍者がワラワラと山中の屋敷の屋根上や切り立った崖に囲まれた山道に集結して、万有引力無視で空飛んで崖を這ってたもん(^_^;)
「満城〜黄金甲」で舞い降りて来る忍者軍団
 チン監督も忍者並みに、世界中に神出鬼没だなー…。

 最初は「妻夫木聡と柴崎コウ〜〜?? 百鬼丸は精悍で鋭い容貌の、陰りある青年で、陽気で隣のお兄ちゃん的で気のいい感じのブッキーじゃないような…、どろろは声変わり前の神木隆之介君か、いっそ成海璃子ちゃんの男装でないとー!」と仰天したキャスティングだけど、考えてみれば妻夫木クンは「五個撲水的少年」こと「ウォーターボーイズ」が香港、台湾でも結構人気を呼んだんですよね。って、ウォーターボーイズは周防正行監督の「五個相撲的少年」=「シコ踏んじゃった」とは関係ないんだけどね(^_^;)
 そして柴崎コウといえば、トニー・レオン主演作「東京攻略」にチョイ役で出てるんですが…本人もすっかり忘れてるだろーな…。彼女がモデルを務めた日本の化粧品広告は、香港でも見かけた覚えがあります。

 まあそんなこんなで、東アジア圏一円に作品をセールスするための、知名度優先のキャスティングなのかなあ…と何となく納得したり。
 すでに世界22カ国での配給が決まってるそうですね(程小東の知名度のおかげもかなりあるかも)。

 中華圏映画に少しは縁が出来た、そんな2人が出演した「SMAP×SMAP」、今夜は忘れず見ました。
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posted by nancix at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

映画雑誌「電影双周刊」がぁぁぁ!

 ショックだ……。

 香港きっての良心的映画雑誌「電影双周刊」が、創刊28周年を迎えてついに休刊に追い込まれたというのだ。第725期がどうしても出せず、やむなく、の休刊だとか。
 創刊28周年記念号らしき、この第724期が最終号になってしまうのか?!
電影双周刊724期表紙

 ソースは19日付の香港の大公報(今頃気づくだなんて…バカバカ…)と「YAhoo!雅虎娯樂」(簡体字版)。

 映画雑誌といっても、日本のキネ旬とは異なり、英語名「CITY ENTERTAINMENT」に恥じず、DVD情報、音楽、演劇、伝統粤劇、テレビ番組、ファッション、流行アイテムも取り上げる、まさにカルチャーマガジンだったのに。
 香港電影金像奨だって、本来は同誌のスタッフが中心になって1982年に創設されたものだった。運営が協会方式になり、だんだん同誌の手から離れてしまったため、1996年には対抗する映画賞「香港金紫荊奨」も香港映画評論家協会やスポンサー数社と共に創設し、香港人を驚かせたこともあった。結局、映画界からの非難や他スポンサーへの気兼ねもあって、すぐに金紫荊奨への協賛は取りやめたようだったけど。

 nancixは90年代の一時期、わざわざ「電影双周刊」社(香港島側にあった)を訪ねてまで、バックナンバー捜しをして、定期購読を申し込んでいたこともある。バックナンバーはあいにく、あんまり無かったのだけど…。定期購読は当時、まだクレジットカードが使えず現金で払ったような。その後も1年分をまとめて海外送金用小切手か何かで払ったはず。
 阪神・淡路大震災の数日後、崩れた門柱の郵便ポストに入らないからと、郵便配達さんが手渡ししてくれたのが、電影双周刊最新刊だったっけ…。

 もっとも90年代末期には香港映画の制作本数が激減し、やむなくだろうけど表紙も特集もハリウッド映画が中心になってしまって、またその頃から王家衛作品を筆頭に、撮影中は一切のメディア取材を受けない作品が増え、定期購読を止めてしまったんだけど。

 休刊の理由は、経済的なことらしい。数年前から中国のスポンサーに出資してもらっていたのだけど、ずっと赤字続きだった上に、契約内容に不明瞭な点があり、中国と香港のスポンサーと交渉を続けてきたが、ついに中国のスポンサーが「これ以上、出資はしない」と通告してきたと。
 確かに最近の電影双周刊の広告は、劇場公開も出来ないエロ&暴力で手っ取り早くDVDにして儲けようと粗製濫造されたらしきVシネマ…じゃなくてビデオムービーだったり、地味そーーーーうな中国映画だったりして、昔のようにマールボロや高級ウイスキー、リーバイスの広告ではなかったのだ。

 そして、こないだ香港で買って来た「電影双周刊」は3分冊になってすっかり内容が薄くなり、本誌の「プロダクション・チャート」のページでは撮影予定作品は28作品(うち、「黄」「賭」「毒」なんてのは明らかにC級作品の仮題…)、もう完成済みが12作品、撮影中が12作品で、ページの半分に収まってしまうくらいのリストになっていたのだった。
 あああ、90年代前半には、撮影中・完成済み作品リストは見開き2ページはあったというのに…。その代わりタイトルはころころ変わるし、出演者名もかなりミスってたけどさ。

 そして経営権を買い取る母体がわりに早く見つかったキネ旬と違い、香港・中国ではおいそれと、赤字雑誌の発行を引き受けようという投資者が見つからないらしい。
 現在の社長兼総編集長で101人の金像奨選考投票員の一人でもある陳柏生さん、さぞや無念だろう…。創刊当初からボランティアとして無給で編集に参加していたという方なのだから。「まだあきらめない、新投資者とも接触済みなのだが、互いに事態の様子見をしているところだ」と語っているそう。
 ううう、頑張ってください…「おもろけりゃええんやー!」とゴシップだらけ、ねつ造だらけの娯楽誌と一線を画する「電影双周刊」は、絶対にぜったいに失くさないでください…。
 いつか、日本語訳版「電影双周刊」が出版されることになったら、雇ってもらおー!とか当てにしてたのにぃぃぃ(ムリ)。

 本当に、何とかならないものだろうか。いくらWEB上で作品の公式サイトも俳優自身や所属プロダクションのサイトも増え、素早く情報を入手できるようになったとはいえ、まだまだWEB上のは日々喪われていく情報に過ぎない。印刷物による記録残しも、大切だと思うのだけど。
 日本人でも手を差し伸べられる方法、何かないでしょうかねえ…。
posted by nancix at 03:48| Comment(6) | TrackBack(0) | 香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

祝・水野美紀、香港映画出演!

 自分でもどういう基準で、同性である女優さんを好きになるのか、いまだによく解らない。
 昔から好きな女優は八千草薫さん、老父も好きだったという高峰秀子さん、原田美枝子さん、高橋恵子さん、シルビア・チャン張艾嘉。
 とっくに引退しちゃったけど、ブリジット・リン林青霞、チェリー・チェン鐘楚紅、童顔ここに極まれりのテレサ・リー李綺虹も(いまどうしてるんだろうか)。

 この10年来好きなのは、ジジ・リョン梁詠[王其]、仲間由紀恵、そして水野美紀だったのだ。
 ……何が彼女たちに共通してるんですかね?
 何ていうか、異性に媚びないサワヤカさ、みずみずしさ、まっすぐ感、なのか?
 折れそうに細かったりするけど、いざとなったら啖呵のひとつも切って、傷つき崩折れた男を"雄々しく"かばえそうなところなのか?(でもあくまで品は保って)。
 年齢を重ねても"全身がケバい、図々しいオオサカのオバチャン"にはならない感じ、だからか?

 容姿が好きだからって、全作品見てるわけじゃないんだけど…。今クールの仲間由紀恵ちゃんとレオン・ライ黎明…もとい、谷原"将軍"章介のコメディドラマはどうも見る気がしなくて、パスしてる。

 そのうちの水野美紀が、何と香港映画の撮影中だということを、もにかるさんのブログ「HongKong Addict Blog」経由で知った。

ファイティングラブ
 さっそく件の「水野美紀 Official BLOG」を見に行ってみると、うわーーーお! ジョー・マー馬偉豪監督の新作を撮ってるんじゃないの!
 ジョー・マーといえばもちろん、トニーファンにとっては「ファイティングラブ」(01)で、キュートかつ不遇にあっても頑張り続けるOLサミー・チェン鄭秀文と、つっかけ姿も意地っ張り長男役もいじらしい(でもアイドルの恋人を振ることができない優柔不断さが香港男そのもの!)トニーを魅せてくれた大恩人。
サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋 そして、忘れられない「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋/地下鐵」で、それまで見たことがないほど愛らしくてしっかり者で包容力もあるミリアム・ヨン楊千[女華]と、行き当たりばったりの生き方をしてきたけどアクシデントで視力を喪うことで初めて、大切なものを見つけるトニーのキュートさとギュッと抱きしめたい魅力を、スクリーンに焼き付けてくれた大恩人なのだ。
 
 そしてnancixにとっては、UFO電影人製作有限公司が放った小品佳作シリーズ「記得…香蕉成熟時2」(94)で監督をするチャンスを得た新進の時代から、物陰からそうっと見守ってきた、思い出深い映画人でもあるのだ。
 メガヒット作品はな…少ないけれど、純正港産トレンディラブストーリー「FEEL100%」シリーズや婦警活躍物語「新紮師妹」シリーズで、芸能界に出てきて間もない新進タレントに映画界進出のチャンスを与えてきて、新人育成には定評がある。丁寧なキャラクター創り、心理描写の繊細さ、伏線の張り方の見事さ、洒落てるセリフ……本当に、日本のトレンディドラマ脚本家は全員ジョー・マー監督に弟子入りしろーーっ!と叫びたいほど、上手い職人監督なのだ。

 そして、基本的に監督の作品では、女が雄々しくて、男が女々しい(^_^;)
 女がある意味豪快で、男がある意味、繊細。
 だけど、女は決してヒステリックにもバカにも描かれず(脇役・引き立て役は別)、
 男も邦画に比べるとずっと紳士的で、女の言い分を尊重してくれる。ていうか、尊重せざるを得なくなる(^_^;)(^_^;)
 主演カップルだけが幸せならいいんではなくて、脇役も魅力的。
 友情、家族愛、様々な人情が、主役を包んで輝かせるのだ。

 その監督が、水野美紀を香港に招いて、映画を撮る!
 これがコーフンせずにいられようかっっっ!
 
 しかし、一体どういうジャンルの映画なんだろう…。
 日本のマンガが原作という噂も小耳にはさんだけど…。
 「大混乱 ホンコンの夜」(01)「爆裂都市」(04)のサム・レオン梁徳森さんが関わってるんだったら、日本で大々的に公開される大作じゃなさそうな…(あっ……ごめんなさい…)
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posted by nancix at 23:59| Comment(2) | TrackBack(2) | 香港映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

アン・リーはトニーを天才と称した

 1月21日、やっと上海のスタジオ(車[土敦]片廠)で「色、戒」記者発表会が催されましたよー。
上海記者発表で
 衣装に身を包んだ、ワン・リーホン王力宏、タン・ウェイ湯唯ちゃん、トニー・レオンです。

 こちらはもっとアップ。
王力宏、湯唯、トニー
 力宏クン、肩幅広いですね…顔も小さいのか…(^_^;)
 湯唯ちゃんのコートが、意外に現代でも通じるスタイルです。
 さっと簡単にまとめたらしき、新華網から訳してみると。
 アン・リーはトニー・レオンを天才と称した
 アン・リーが監督し、トニー・レオン梁朝偉、ワン・リーホン王力宏、タン・ウェイ湯唯が主演する映画「色、戒」は最近、車[土敦]片廠で撮影を進めていて、現在のところ1ヶ月を超える撮影期間となっており、製作費は数億人民元となっている。この映画は2月始めにクランクアップを迎える予定で、21日には映画会社が特別にスタジオ内で記者発表会を開いた。
 今回、映画会社は4ヶ月3000万人民元を費やし、スタジオに40年代の南京路を建立した。上海のスタジオで5ヶ月間撮影に没頭したアン・リーは、撮影に大いなる困難があったことを認め、しかし全員がとても努力したと述べた。ある大陸のマスコミが「最初はチャン・ツイィー章子怡をヒロインに起用するつもりだったか」と質問すると、彼は「そうだ」と認め「しかし(ツイィーが)役柄の気質に合わないために、最後にはタン・ウェイ湯唯を探し出した」と答えた。

 記者会見中、アン・リーは一人ひとり俳優を紹介し、最後には集合写真を撮影した。彼はダウンジャケットのファスナーを上げようとしたが不成功に終わり、隣にいたタン・ウェイ湯唯が見かねて手助けしようとした。最初はうまくいかず、3分間も悪戦苦闘することになり、トニーと王力宏は好奇心いっぱいに彼女を見守っていた。アン・リーは2度に渡って「もういいから」と遮ろうとしたが(彼女を)阻止できず、恥ずかしさを満面に浮かべていた。幸いにもタン・ウェイ湯唯は最後には、ファスナーを引き上げることに成功した。
アン・リーのファスナーを上げようと苦闘する湯唯

 今回の俳優の表現について、アン・リーは誇らしげに「トニー・レオンは多くの監督が一緒に仕事をしたいと夢見る俳優だ、天才俳優なんだ」と語った。なぜならアン・リーが監督に没頭するあまり気分が落ち込んだ時に、トニーは却って監督を慰め安心させてくれたからだと。アン・リーはずっとトニーを誉め続け「トニーのイメージや気質が張愛玲の描く小説内の敵役と同じわけではないが、彼が演じると雰囲気がとてもあるんだ」と言った。以前、アン・リーは香港で2日間撮影した時、痛風の発作が出たのだが、撮影が完了するまで頑張り続けた。幸い、上海で撮影した後は、発作は起こっていない。アン・リーによると、この映画は9月に上映される予定だとのことだ。(文:猛火)

 東西の名優たちを演出してきたアン・リー監督に「天才」とまで褒め称えられるとは……!
 nancixはいま、モーレツに感動しているッッ!(目から鼻から力水!)
 しかしトニーさん、何と言ってどんな表情で監督を慰めたんでしょうねえ。
 湯唯ちゃん、世話焼き女房の資質有り?(^_^;) でもアン・リーさん、思わずお世話したくなる可愛さもあるもんなあ。「ワタシは女優よっ!」とツンとお澄まししてない、まっすぐな性格がうかがえますね。
 口さがないメディアには、また他の若手女優たちのように「監督とデキてる」と決め付けられるかもしれないから、お気をつけて…。

 しかし「9月に上映」って、どこでよーー!
 中国大陸でか? 台湾・香港でも同時期公開か?

 また旅費を貯めねばなりませんな…。書棚買い替えは、またしても先延ばしだ…。
posted by nancix at 00:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 「色、戒」特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

中国で『ディパーテッド』が上映拒否

 中国で『ディパーテッド』が上映拒否 : シネマトゥデイ
 レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが共演している『ディパーテッド』が、中国の配給会社から上映を拒否されている。本作は、香港映画『インファナル・アフェア』をハリウッド・リメイクしたもので、作品の中には中国人の悪役が登場するが、中国での配給権を持つ香港の配給会社「メディア・アジア」社はこの映画の上映が「適当ではない」とした。また、中国フィルム・グループの副会長は「この作品を見て、本土での上映には向かないと決断した」とAP通信に語ったが、はっきりした理由は語らなかったそう。(後略)
 正確には「中国の配給会社から」ではなく、中国電影局の検閲に引っかかって許可どころか拒絶されたということなんですが……そりゃそうでしょうよ…。

 なぜか広東語を話す人相の悪い中国人(マフィア?)とアイルランドマフィアの取引。軍事用(ミサイル用だったっけ)コンピューターチップを、中国人がマフィアから買うのだが、ミソも○○も一緒かよ!と思わず舌打ちした、ジャック・ニコルソンの「おまえらが台湾を併合したかったら」うんぬんの毒舌。あれで中国で検閲に通って正規に上映して収益を上げようと思うほうが、ちゃんちゃら可笑しい。associateだかassociationだかとしてクレジットされていたメディア・アジア側は、完成試写でさぞかし頭を抱えたのではないか。ニコルソン、それは北京語を話す北京の党幹部に言えっての。広東系マフィアに言ってどうするよ。根本的に制作者サイドは、チャイニーズに対する敬意のかけらもない。まあ、それを言うならボストン警察にもマフィアにもFBIにも全てに対して、敬意なんか○食らえ!ってな調子なんだけどさ。

 と感想を抱いて、たまたま中国新華社のサイトを見ていたら、米国バージョンをメディア・アジア側が修正して検閲に合格するようにしようとそれなりに努力した、広東語を話す中国人を韓国語を話す韓国人に吹き替えようともした(オイオイ…それもヒドい話だなあ)。しかしスコセッシ監督が固執して一切の改変を拒否したので「この映画は中国当局に銃殺された」というニュースが、すでに昨年12月29日付けで出てました。

 スコセッシ監督が日本で「本当はこの映画を作りたくなかったんだ(中略)でも作らなくてはいけない理由があって作ったんだが、撮影中、そして撮った後の今でも私は怒りを感じているんだ」と発言したという報道も、実際はどんな英語を用いてどんな口調で言い放ったのかわからないものの、何に対する怒りなんだ?と首を傾げるしかない。10年越しの企画だという遠藤周作の「沈黙」映画化の方をさっさと進めたいのに、ムダに時間を費やすことになったとお腹立ちなのか? マフィアや手を汚しても良心の痛まない警官のはびこる世相にか? 中国当局の検閲を"弾圧"と感じてのことか?

 監督がリメイクを「させられた」と感じているのなら、米国の映画会社ワーナー・ブラザースにも『インファナル・アフェア』のリメイク権を売ったメディア・アジアサイドにも、随分と失礼な話だし。そんな話をわざわざ来日してすることないと思うんだけど。現場の雰囲気としてはどうだったんだろう。ウィットの一種と受け流されたんだろうか。ワケがわからん…というムードだったんだろうか。せっかくレオ様が週刊朝日の表紙を飾ったというのに(トニーは単独では「東京Walker」の表紙だけだった…)気分の悪い話ではある。

 ところが、香港の新聞サイト「東方日報」は「ワーナー・ブラザースが最近表明したところによると、米国での大ヒットに気をよくして、『ディパーテッド』前伝・続編を作りたいとのこと。マーク・ウォールバーグもインタビューに応えて、ぜひ続編に参加したい、現在映画会社はスコセッシ監督と監督のお気に入りであるロバート・デ・ニーロに交渉中だそうだと明かしている」「香港版のアンドリュー・ラウ劉偉強監督とメディア・アジア上層部には、ワーナーから何の連絡もまだ入っていない。しかしもしもリメイクするなら、ラウ監督はぜひ映画会社とコミュニケーションを取りたい、デ・ニーロの参加は喜ばしいことだと話している」と、ノーテンキに報じているのですが、はてさて。
 ラウ監督自身でリメイクした方が、世界どこでも公開できてよっぽどマシなんじゃないの?
 前伝たって、「ディパーテッド」にはすでにある程度、ヤンとラウ…じゃなかった、ビリーとコリンの生い立ちのエピソードも描かれているんだけど。
 それに続編って……あのラストに、何をどう付け加えろと?

 「○○は、実は脳死に至っていなかった」「○○○の双子の弟がチャイナタウンの食堂で働いていて」という悪夢が頭をよぎります。ああああぁぁ。
posted by nancix at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アジア以外の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

こらこらどうした、韓国映画!

 そーーーいえば最近、全然韓国映画を見ていません。
 昨年やっと、Cinem@rt心斎橋という、アジア映画を中心とした映画館が大阪に誕生したのに、香港映画しか見に行ってない。
 (面白そうな韓国映画があったら、気軽に見に行けるなー♪)と、それなりに楽しみにしていたのに。

 でもさあ、面白そうと言っても「プライベートレッスン/青い体験」をこの年齢で見に行く気にはなれないしさあ…(^_^;)
 「素敵な夜、ボクにください」吹石一恵&キム・スンウが共演? フジテレビの月9ドラマですか? このキム君、全然主人公って感じじゃないおやっさんルックスなんだけど、写りが悪いだけ?
 「フライ、ダディ」?? あれ? 確か堤真一と誰かジャニーズ系のひとが主演してませんでしたかね? …「世界の中心で愛を叫ぶ」→「僕の、世界の中心は、君だ」のように、邦画のリメイク作?

 というわけで、イマイチ食指が動かないのだ…。

 どうも映画業界では、韓流ブームに乗り遅れるなとばかり何でもかんでもやみくもに高い権利金を払って争って買った韓国映画が、もはやかける時期・かける映画館に事欠くほどだぶついているらしいというのは昨年後半から言われていることで。「韓国映画いまや「寒流」」なんてA○RAのオヤジギャグみたいな引っかけを笑えない声も出ているというし…。

 だからって「韓流から華流へ」って、それっとばかりに韓流ブームに乗じて粗製濫造されたガイド本や韓国ドラマ写真集?で味を占めた質の悪いライターが流れ込み、香港電影金像奨授賞式や台湾金馬奨授賞式でウロウロされて「あれ誰? あれ何に出てる人? 日本で人気あるの?」と日本人ファンに聞きまくり(昔はよくそんなテレビ局下請けスタッフや女性週刊誌ライターが東京や香港やいろんなところにいました)、てっとりばやく人名作品名間違いだらけのルポをされても、困るだけだしねえ……(^_^;)

 そして今日、スポーツ紙で知った、このニュース
 韓国“彼女シリーズ”最終章に綾瀬はるか:日刊スポーツ
  日本でも大ヒットした韓国映画「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く“彼女シリーズ”最終章が、日本を舞台に、日本人キャストで製作されることが22日、分かった。映画「僕の彼女はサイボーグ」で、主演のサイボーグを綾瀬はるか(21)が演じる。相手役の“僕”は小出恵介(22)。前2作に続き、韓国のクァク・ジェヨン監督(47)がメガホンを取る。08年春公開予定。
 どどど、どないなっとんじゃい韓国映画界!
 「猟奇的な彼女」といえば、「藍宇」より「電車男」より遥かに早く、ネット掲示板でのネチズンのやりとりを元に映画化された名作で。チョン・ジヒョンみたいなあどけない容姿の美少女が、日本のロリロリタレントのように男に媚びることが全くなく、気ままに思いのままにふるまい、ガツンと周囲の大人や男どもに鉄槌を食らわす姿が爽快で。でも内心に抱えている屈託や哀しみは、ただのワガママコギャルとは一線を画していて。
 「僕の彼女を紹介します」は、残念ながらどうも見る気がしなくて未見だけど…。

 イ・ヨンエさんと共に、nancixと香港男どものハートをわしづかみにして振り回してくれたキュートで芯が強くて魅力的な「猟奇的」ヒロインだったのに、その「彼女」シリーズ3作目に、日本の若手女優を起用?
 相手役はアフロヘアの真澄ちゃんじゃなくて、小出恵介君?(いやそりゃ若手の中では滑舌が達者なほうで演技派だけどさ…つぶらな瞳もいい…。)
 そしてロケ地は、おらが街の神戸だぁ? 釜山じゃなくて?

 しかも新聞の方に載っていた、このあらすじ。…どこかの自主制作映画サークルの連中の脚本ですか? いや、コミックスクール投稿用作品の原作? どう考えても「どこかで読んだようなプロットばかり。オリジナリティがありません」と落選だよ?↓
>>ネタバレだけど続きを読む
posted by nancix at 22:02| Comment(0) | TrackBack(1) | アジア映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月20日

アカデミー賞外国語映画賞部門にはゼロ

 アイヤー…。

 確かチャン・イーモウ張藝謀監督の「満城蓋帯黄金甲」も、
 香港代表?の「夜宴」も、
 台湾代表の「深海 Blue Cha-Cha」も、
 韓国代表の「王の男」もノミネートに参加していた、第79回アカデミー賞外国語映画賞部門。
 61か国の61本の中から最終選考に進んだ9作品が発表されたそうですが、上記の作品は1本も残らなかったですよ。
 キビスィーーー!

 公式サイトのリストはこちら
 アルジェリア、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、メキシコ、オランダ、スペイン、スイス……。
 ううむ、世界は広いですな。

 というか、「氷の微笑」や「トータル・リコール」「スターシップ・トゥルーパーズ」のポール・バーホーヴェン監督なんて、すっかりハリウッド人だと思ってたんだけど、故国に戻ってオランダ語で映画撮ってたのかなあ。
 
 9作品のなかからさらに選考が行われ、ノミネート5作品が決定され23日に発表されるそうですが、まあ中華圏映画が無いとなったら、どれが獲ってもいいや。

 あれだけリキ入れて「満城蓋帯黄金甲」を撮影したイーモウ監督や製作陣、かなり気落ちしてるかも?
 1月25日には韓国公開が始まるし、いつになるかわからないけど日本公開も控えているんだから…。
 特にイーモウ監督はこの作品を"時代劇映画最後の作品"と思い決めていたというしなあ。アカデミー賞、やはり映画人としては、獲れるものなら獲りたかっただろうなあ。
 北京オリンピックの後は、壮大で派手な中華オペラ演出家になりきっちゃうんだろうか?
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2007年01月19日

いよいよ20日、「ディパーテッド」公開。

 金曜日とあって、今夜の夕刊は、映画広告満載でした。

 某新聞大阪本社版は「ドリームガールズ」がフルカラー全面広告、「マリー・アントワネット」もフルカラー5段広告。チン・シウトン程小東アクション監督の「どろろ」は5段広告+インタビュー企画の全面広告で、監督などにコメントさせてる。

 「無間道風雲」…もとい「ディパーテッド」「墨攻」は、かつての「インファナル・アフェア」一発目広告と同じく、白黒5段。
 「インファナル・アフェア」の新聞広告は、2003年のリーグ優勝を果たして話題の的だった星野仙一阪神タイガース監督(当時)のコメントが入ってましたっけ。(配給会社の想定した対象年齢層は、オジサンたちなんですか? おこづかいが乏しく映画見るお金があったらスポーツ紙買って一杯飲みに行ってパチンコでもしてしまうオジサンたちにアピールしてどーすんの???)と疑問いっぱいだったのを思い出します。
 結局「ヤンでトニー・レオンに完落ちでーす!」という女性ファンも多かったのに…シクシクシクシク。

 「墨攻」…キャストをカタカナだけじゃなくて、漢字名も入れてくんないかな…(^_^;)

 毎朝と夕方に見る、地下街の壁の両サイドに目いっぱい貼られた「ディパーテッド」の横長ポスター。「インファナル・アフェア」はJR大阪駅地下に数枚と、この同じ地下街に1枚だけだった…。
 正面睨みの顔ながら、瞳に悲痛さと不敵さを湛えたヤン陳永仁が、今でも恋しい。
 この宣伝攻勢からして「ディパーテッド」はどうせ初登場で10位以内に入るんだろうな、「オリジナルを知らないけど感動した」「いやオリジナルより面白い」「期待してなかったが面白かった」「豪華キャストで堪能した」「インファナル・アフェアファンはウザいから黙ってろ」と評するヒトもとても多いんだろうな、WO○OWなどで放送はもちろん、来年あたりにはゴールデンタイムに、テレビ東京系ではなくフ○か○日かT○Sで地上波で放送…はR-15指定だからかなりカットしないと無理か…と、
 何だか…正直、もうずっと前からこの国ではハリウッド至上主義なんだ、世の中そんなもんだと解りきってることなんだけど、
 いざ目の前に現実を突きつけられると……溜め息が出ます。

 いやまあ、見に行きますよ「デイパーテッド」も。日本語字幕で見たら印象変わるかもしれないし。レオが託したあの封筒ってどうなったんだっけと疑問もまだあるし。

 多分、映画の日かその次のレディス・デーに、かな。
 でも「どろろ」も「墨攻」も見たいし…香港から帰ってやっと全部録画を見た「瑠璃の島スペシャル2007 初恋」でますます惚れた緒形拳さんの「長い散歩」も何とかして見たいんだよな…。
>>溜め息交じりのボヤキの続き
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2007年01月18日

週刊文春1月25日号に思う

 昼休みに、レオさま+ウィル・スミス来日の話題になって、派遣のオンナノコたちはパソコン画面を見ながらキャピキャピとさざめいている。
 やはり成田で撮影された画像を見て「レオさま、どーしてこんなに太ったの!」とショックを受けている子が多い。そりゃnancixだってそれを見て「ギルバート・グレイプ(93)」の、「バスケットボール・ダイアリーズ(95)」の華奢な少年がぁぁあ!と絶句したけど…。
 「今回のディカプリオの新作って、香港映画が元の、リメイク作品なんだよねえ。女の子が見るにはバイオレンスが過ぎるかもよ」と控えめに皆に言ってみると「ハリウッド映画になるんですから、そりゃ元の映画よりずっとよくなってるんでしょ。香港映画じゃあ見る気しないしねえ」とあっさり無邪気に言われてしまった。

 ………はぁぁぁ_| ̄|○。

 正体を隠してこの国にいるのが、時々辛くなります、トニーさん(遠い目)。

 で、気分転換に午後の休憩時間を利用し、久々に「新聞・テレビが書かない記事」を書く週刊誌こと週刊文春を買ってみました。1月25日号です。
 「雨に濡れた子犬のような瞳のトニー・レオン」とかって、白黒だけどこのオヤジ週刊誌のグラビア1ページを飾ったことも、過去にはあるんだよねえ。

 すると「映画のプロ32人が選んだ2006年ワースト映画・第3回文春きいちご賞」発表…という記事があり、「LIMIT OF LOVE 海猿」「連理の枝」などを抑えて「PROMISE」(チェン・カイコー監督)ってのが17ポイントを集めて堂々の5位になっていましたですよ、noeさん
 何なに、チェン・カイコー監督が日韓から俳優を招いて撮った歴史巨編? またしてもニコラス・チェー謝霆鋒とセシリア・チョン張柏芝の香港代表ペアを無視するのか貴様らッッッッ。 それにこれは架空の世界、架空の時代を舞台にしたファンタジーであって、中国史には関係ないッッッ。
 と、そっと心の中で息巻いてみる(だけ)。
 「PROMISE」の試写が回りだす(試写って、回るというのか? 日本語的にどうなのよ)や、多くのきいちご審査員が「今年はこれで決まりだ!」との声を上げたといいますが、映画のプロの皆様はもう一度"一般公開"版を、金払っても見るべきだった。ドンゴン&セシの大気圏突破を省略するなど、涙ぐましい編集修正が施されていたのに、配給会社の努力を知らないで君たちはプロといいながら昼間っからタダで試写を見ておいて安易に失笑&爆笑をッッッッ……。
 
 ま、3位の「ダ・ヴィンチ・コード」、2位「日本沈没」1位「ゲド戦記」全部見てない映画のド素人だけどさーこちとらは(腰砕け)。

 そして「シネマチャート」のページでは、なんとあのジョニー・トー監督の「エレクション」が取り上げられている(関西では公開は3月予定…)。あのおすぎが、かつては「香港映画なんてビンボー臭くって、野蛮で、キラーイ!」とほざいていたおすぎが、品田雄吉(映画評論家)と同じ3つ☆をつけている!
 4つ☆をつけてくれているのは、「ウインター・ソング」を辛口批評していた芝山幹郎さん(翻訳家)と斉藤綾子(作家)だけなんだけどね。
 おすぎがジョニー・トーの黒社会映画を、一応見るとは、少しは、時代は変わったか、な…?

 と感慨にふけっていると「こぼれ話」の欄に「角川ヘラルド映画」が3月1日から「角川映画株式会社」に社名変更するとの速報が。
 そうかあ…かつては日本ヘラルド映画株式会社として「さらば、わが愛〜覇王別姫」「ブラック・マスク/黒侠」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲」「NYPD15分署」を配給し(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの日本語字幕問題ではネチズンと一騒動あったけども)、最近では角川ヘラルド映画として「オペレッタ狸御殿」「ウインター・ソング」を配給してくれた会社が…ついにヘラルドの看板を失うのか…としみじみ。

旅の指さしメニュー「中国で食べる」 「この人たちのスケジュール表」には、写真家のリウ・ミセキ氏が「旅の指さしメニュー「中国で食べる」」(幻灯舎コミックス)を上梓したという記事が。中国で食べたい料理を指さすだけで注文できる指差しメニュー本だそうだ。一度書店で探してみなければ。
 でもこれ、北京の四川料理店に行って「ここに載ってる(広東)料理を出せ! 辛くするな!」とごねる日本人観光客なんかが増えると、問題だろうなあ…(心配のしすぎ)。
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posted by nancix at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月12日

画像アップを進行中

 一度には無理なので、チョコチョコと更新していきます。
 たまに「旅行記」カテゴリを覗いてみてください。項目、増えてるかも。

 ・「傷城」バスの画像をアップ。
 ・香港島SOHO地区の「傷城」ロケ地探訪その1をアップ。
 ・香港島SOHO地区の「傷城」ロケ地探訪その2をアップ。
 ・香港島SOHO地区の「傷城」ロケ地探訪その3をアップ。
 ・「朝からテレビでトニー!」に付け足し+画像アップ。
posted by nancix at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

帰っても頭から離れない

何とか8日のうちに我が家に生還〜!

雪が降ってなくて、乗り換え駅ですぐにタクシーが捕まってよかったです。
荷物をレンタルのスーツケースから出して整理して、デジカメのデータをデスクトップパソコンにコピーしたら、もう力つきて爆睡してしまいました。

今日、平常通り仕事してても、頭の中でリフレインしているのは、男が身をよじって苦悶の叫びを上げているような「傷城」サントラの5曲め「問血」。
 表面上は穏やかな表情、単なる仏頂面を見せていた彼の、内心の葛藤や過去の悪夢にさいなまれる苦悶を表現していたんだなあと、今になって胸に染みます。
 うん、きっと何度も何度もあのときを再現する悪夢を見て、うなされながら起きてるよね…少年時代から。
 そして、冷や汗びっしょりで震えながら目が覚めても、
 抱きしめてなだめて優しく慰めてくれる人は、いない。
 ○○○は、別室に寝起きする規則のはずだし。

 どれだけ孤独な夜を、古いステレオコンポで音楽を聞きながら過ごして来たんだろう、彼は。

 サントラだけ聴くと、ちょっと大げさで大仰ねえ、と思ったんだけど…。

 何だか、香港で内なるジャック・ニコルソンは厄介払いできたんだけど、
夜のベンチや暗い部屋に独りじっとたたずむ、劉正煕が憑依してしまったみたいです。

 ひょえーー!
posted by nancix at 11:22| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

朝からテレビでトニー!

 香港最終日。
 荷物詰めして早めに九龍駅でシティチェックインしちゃおうと、6時過ぎに起きました。
 何気なくテレビをつけてチャンネルを変えていると、トニーのアップが! 北京語で女性のインタビューに応えているではありませんか! それは衛視鳳凰台という、衛星放送スターテレビ系中国語チャンネルのインタビュー番組「名人 面対面」でありましたよ。
鳳凰電視にトニー.jpg

 内容は「傷城」BGMをバックにトニーの半生を振り返る部分で、TVB時代の、ステージで当時流行のブレイクダンスを披露する貴重な場面もビデオ放送されました。ナレーション中にインサートされる写真は、こちとらが持ってるのと同じブロマイドでしたよ(苦笑)。
 周星馳と山の中で8ミリ映画を撮った時はただの遊びで、演技開眼なんてものじゃなかった、僕は彼(星馳)が望みを実現するための道具に過ぎなかった、本当に演技が楽しいと感じたのはTVB訓練班時代だ(以下はいつもの話)と話すトニーでした。
 番組は30分足らずで終了、続きは来週って…。そんな殺生な〜(T_T)!
 でもまあ、偶然にも朝からトニーを見ることが出来て、幸先いいわ〜!
 さあ、一気に戦利品と土産と、
 真夜中にホテルのセルフランドリールームで50ドル払って洗った衣類と、
 バッテリー残量0でAC電源に繋がないと使えず、有線LANでアクセスしてもブログ更新ページが重すぎてちっとも開かないノートパソコン一式を、あきらめてスーツケースに詰め込んでしまえ〜!(やけっぱち)
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posted by nancix at 08:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月07日

傷城2回目鑑賞完了。

 香港島・銅羅湾の映画館「総統戯院」で、2回めの「傷城」鑑賞完了。
 近くで見つけた海皇粥店(チェーンの粥専門店)で夕食を済ませました。

海皇粥店のお粥と大根もち.jpg

 今回はいつもの皮蛋痩肉粥ではなく、お店のお薦めメニューとなっていた皮蛋魚片粥にしてみました。白身魚の身やピーナツが入ってます。
 でも、何だか薄味…やはり痩肉にした方が皮蛋と相性がいいのか。
 付け合わせは、野菜類だとまた大量に出てくると警戒し、蒸し蘿蔔[米羔](ローバッコー)、大根餅にしたんですが、やはりで、でかい…。
 この半分のサイズでよかったのに。 

 地下鉄でセントラル中環へ。
 昨年11月12日にフェリー乗り場が移転して初めて、天星小輪ことスターフェリーに乗りましたよ。
 地下鉄の構内で、どこの出口から出ればいいのか迷って、売店前で通りかかった小姐に、ヘタな広東語で聞きました。2006年度の地図帳「香港街道地方指南」には、まだ移転後の埠頭の位置が表示されていなかったのです。旅の半ばだけど、そうとわかったら最新版を買わねば。
 「すいません、天星碼頭はどちらですか? あっち? こっち?」
 「あらあら、もう天星碼頭は無いのよー。港澳碼頭(香港マカオ総合フェリー乗り場)に行きなさい、ええと、あっちの方をぐるりと回って行くのよ」ぐらいは、聞き取れた。

 すっかりキレイになったフェリー乗り場、迷わず上層の乗り場に向かう。ガラス越しに尖沙咀側を眺められる展望コーナーが設けられ、ベンチも備え付けられていました。
 乗り場では中国からの団体ツアーと一緒になってしまいました。何とか窓辺を確保。
 さあ、夜景の見納めです。
船上から見た中環フェリー乗り場.jpg
 船上から見たフェリー乗り場。

夜景01.jpg

 セントラル側には、大観覧車が。神戸のメリケンパークのものよりかなり大きいかも。乗ってみたいけど、独りじゃわびしいわな…(^_^;)

海面に映るネオンが美しい…

 海面に映るネオンが美しく、何度来ても見惚れます。

尖沙咀側の夜景

 尖沙咀側の夜景。かつてこのあたりに広州、そしてロシア、ヨーロッパへとつながる鉄道駅があった証しの時計台(1915年建造)が、周囲の高層ビルに圧されてだんだん低く見えてきましたよ…。>>続きを読む
posted by nancix at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

見つけた!「傷城」バス!!

 今回の最重要任務は、年末に香港潜入を敢行した関西トニーファンの皆様が果たせなかったという「傷城」バス撮影であった。

 指令携帯メールに「無理だよ〜〜! 第一こんなに公開から時間が経っていては、もう走ってないかも」とぼやきながら手ブレ防止機能付きデジカメ「LUMIX」(あ……そういえばピンチーブーの…)を抱えて現地入りしたわけだが、
 強力な助っ人rainbowmamaさんのお導きにより、
 香港島灣仔から銅鑼灣への軒尼詩道ヘネシーロード沿いで、見事その貴重な期間限定の勇姿を捉えることができたのであった!

 たった3枚だけだけど…(^_^;)

傷城バス001

 キターーーーーーーーッ! 時刻は現地時間午後4時4分!

傷城バス002

 ハァハァハァハァ、あああ、乗りたい乗せてーーーーー!

傷城バス003

 ていうか、この辺りをトニーさんがヘコヘコトボトボいつもの姿勢で地味〜〜にオーラ消して歩いていたら、有無を言わさずクロロフォルム嗅がせて横抱きにしてバスに押し込んで、バスにタケコプター付けて日本にお持ち帰りするーーーーーっ!(崩壊中)
 ああああ、行ってしまうぅぅぅーーー…_| ̄|○


 ていうか、ホントに日本でもこのまんま走らせてくれないかな…A×××さん、考慮してほしい…無理だろうなあ…。
posted by nancix at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SOHOロケ地探訪03

 ロケ地探訪、まだ続きます。
 SOHO地区の士丹頓街STAUNTON Streetを西にずっと歩いていくと、飲食店が途切れ、荷李活道警員宿舎という、閉鎖された古い建築物の横に出ます。
 もしや、ここでピーター・チャン陳可辛の「THREE・臨死/三更之回家(ゴーイング・ホーム)」のロケが行われたんだろうか?
追跡01.jpg
 右手には、最近話題らしい「孫中山記念館」にちなんだ孫文の時代の香港を写した貴重な写真が、壁に展示されている。もちろん、2006年夏のロケ中にはなかった写真ですが。

 さらに行くと、城皇街SHING WONG Streetと直角に交わる辺りに出る。正体不明の男を足で追う丘建邦の、援護に回った劉正煕が、車で男に先んじて逃走を阻もうとするあたりのシーンのロケ地だと思うのですが。
城皇街への道でロケ中トニー

 城皇街を下っていくと、士丹頓街に並行する一つ下の通り、骨董品店の並ぶ荷李活道に出る。
 で、金城君が必死に駆け上がった階段が荷李活道に交差しているこのあたり。
消防栓が目印

 真っ赤な消防栓が目印と、rainbowmamaさんにご教示いただきました。

追跡には怖い急な坂道
 ……体力がないと、真夏にこの階段は駆け上がれないわ…。心臓破り。もちろん、トニーには全速力での疾走なんて無理だーー(^_^;)

 善慶街プレート
 ちなみにこの階段道には、こんなプレートがありました。これを目印に捜してください。

 階段道を下ると、謎の男のアジト(トニーの盗撮写真が至るところに張られている…ハァハァハァ)をロケしたとおぼしき界隈に出るのですが、それらしきビルを眺めても、特徴的だった窓格子が全然見つからないので、あのビル外観は別の所で撮影してインサートしたのかもね、とrainbowmamaさんと話し合ったことでした。

 帰国してから地図帳を見て確認したのですが、劉正煕の携帯電話に直接電話を掛けて来た謎の男、その電話の発信源が「[手へんに罷]花街LYNDHURST TERR」のコンビニエンスストアの公衆電話だと劉正煕が突き止め、コンビニを訪れて防犯カメラ映像を入手、謎の男の車のナンバープレートを確認するシーンがあります。
 その「[手へんに罷]花街」も、地図帳によると、SOHO地区のすぐ近く、荷李里道とつながる界隈でした。次の香港旅行ではそのコンビニ探しと、數碼港に足を延ばして「病院」に見立てられた建物(一般立ち入り禁止らしい)も突き止めなくちゃね…。
 それと、舒淇ちゃんがサンミゲルビールキャンペーンの仕事をしていて、トニー&金城君が訪れるスポーツバー「太平道の世界杯」も。この店だけは、九龍半島側・旺角にあります。

 で、話は謎の男のアジト界隈に戻ります。
 ふと気づいたのですが、この辺りって、もしやあのトニー・レオン主演作「裏街の聖者/流氓醫生」のロケを行った九如坊の児童遊園が近くないか?
 足を延ばしてみましたが…。
>>「裏街の聖者」ロケ地はもはや…
posted by nancix at 14:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SOHOロケ地探訪02

 さて、ロケ地探訪その2です。
 rainbowmamaさんのお導きにより、まずは舒淇ちゃんが扮した細鳳の、自宅前に向かう。
 SOHO地区にある、2005年12月に廃止された旧刑務所「域多利監獄ビクトリアン・プリズン(現在は記念館として一般公開中)」のすぐそばです。通りの名前は贊善里Chancery Laneになるのかなあ。さきほどの道から、徒歩たったの3分程度。
阿鳳の家01.jpg
 かつての恋人が最後に目撃されたバーで泥酔してしまった丘建邦(金城君)を、強引に巻き込まれた細鳳がお持ち帰り…違う、助けてキティちゃんだらけの寝室に寝かせてやった、その家の前。
 サンミゲルビールのキャンペーンガールとして懸命に夜の街に生きる彼女への告白を決心した丘建邦は、深夜にこの家の前に座り込んで、彼女の帰宅を待つのです。そして、キスシーン♪へ…。
 ちなみに撮影時に描かれていた犬のイラストは消され、白いペンキで上から塗り直されていました。

阿鳳の家02.jpg
 あれ? 家の前にはこんなペイントが。
 そう、ここは実は、一般家庭ではなかったのです。
>>阿鳳の家の謎をさらに詳しく
posted by nancix at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SOHOロケ地探訪01

 さて、本日は香港島サイド探訪デーなり。
 ただいま現地在住のrainbowmamaさんと、11時半にセントラル中環駅で待ち合わせて、SOHO地区蘇豪區へと向かいます。
 トニーファンにも金城君ファンにもお馴染み、ペデストリアン・エスカレーター行人電動樓梯が目印。始点も「恋する惑星」の頃とは大きく様変わりしたエスカレーター、途中にこんな案内板も出来ていました。
SOHOへの案内板

 いつのまに、SOHOが荷南「美食區」になったんだ?
 と考えていたらおなかが空いてきた。朝はノートパソコンのバッテリー切れでモバイラー化に失敗した「パシフィック・カフェ」で、ミニパック入りフルーツ盛り合わせとカフェ・ラテしかおなかに入れてないからなあ。

 坂道をてくてく歩き回る前に、まずは腹ごしらえだ。

 二人で向かったのは、茶餐廰「蘭芳園」。「傷城」のなかで、正体不明の男を走りにはしって追跡した丘健邦が、息せき切って飛び込み、犯人の姿を見失ったと知るや893さんらのテーブルにどっかと座って勝手にビールジョッキをあおってしまう、あの小食堂です!
 (何じゃ、コイツ?)とむかっ腹を立てる893さんらを、車で援護していたトニーさんがすぐに後から入って来て、なだめるのがミソ。

蘭芳園前

 住所は中環結志街2號地下。地下といってもグランド・フロアのことで、店は地上にあります。
 屋台街の一角にあるこの「蘭芳園」、手前に屋台風の店もありましたがこの時はビニールシートが半分かかっていて、営業していなかった様子。食堂の方に入りました。
 日中はジモティ家族連れがランチを楽しんでいる、普通の食堂です。893さんなどいない。安心です。50年以上の歴史があるといいますが、改装を繰り返してきたのか、蜘蛛の巣が張ることもなく結構清潔。
 店内の狭さは、よくぞまあカメラを据えて照明灯を立てて撮影できたことと感心するくらいです。閉店が夜8時と香港の飲食店にしては珍しく早いそうなんですが、その閉店後に貸し切れたからこそ、映画撮影が可能になったんでしょうね。
 あいにくほぼ満席で、金城君がどっかと座ったテーブルにはグループ客が。その奥の、母娘連れのいるテーブルで相席となりました。
蘭芳園メニュー
 写真付きのメニューを指差して注文したのは、クリームシチューとカレー(全然辛くない)がかかり、上に目玉焼きをのっけた2色ご飯と、店の名物だという、ストッキングのように目の細かいフィルターで漉したミルクティー。練乳入り・砂糖無しなのでほのかに甘く、それでいてしつこくない。
 しまった、料理名はメモし損なった(-_-;)。
 この「蘭芳園」、茶餐廰ファンの皆様にはわりに有名な店のようですので、皆様どうか日本公開の折には「傷城」に足をお運びくださり、懐かしい「蘭芳園」に再会してください。てか、金城君、ビールだけでなくミルクティーも一気飲みして豬包(豚肉バーガー)もほおばれば宣伝になったのに…(宣伝させるな)。

 食事を済ませると、いよいよSOHO地区へ。
 場所は香港観光情報サイト「香港ナビ[HONGKONGNAVI.COM]」さんのここも参考に。
>>いよいよロケ地その2へ
posted by nancix at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

壮大華麗、壮絶なる家庭不和劇「滿城盡帶黄金甲」

 さて、夕方までKCR(九廣鉄道)で馬鞍山などで旧友に会っていて、旺角まで戻るのに直通のバスがなく、KCRに乗って意外に時間を食ってしまったnancix。
 通い慣れた定点観測地・信和中心とその周辺の偵察を済ませましたが、いやもう、せっかくのトレンド最先端を示す大看板が並ぶ西洋菜南街も、Rain(ピ)や”猟奇的な彼女”チョン・ジヒョン全智賢ちゃんに侵略されて、港産アイドルは影も形も…(泣)。
ピの大型看板
 アジアコンサートツアーを香港から始めるピ(レイン)の大看板。

 「時間廊CITY CHAIN」という90年代には数々のドラマ仕立てCMで魅了してくれた、時計屋チェーンの店頭を飾る、ダンディなアンディ・ラウ劉徳華の3種の看板だけが、香港スターとして気を吐いておりましたよ。
アンディ大看板

 あ、あとはイーキン・チェン鄭伊健の大看板がネイザンロード側にどどーーんと。やはり腕時計の宣伝。
 
 この旺角にあるシネコン「旺角百老匯Mongkok Broadway」で、年末年始の映画界を制した王者?、チャン・イーモウ張藝謀監督の新作「満城盡帯黄金甲」を鑑賞です。信和中心に突入する前に座席指定券を買いに行ったら、チケットブースはさすがに週末だけあって、長蛇の列。
 列に並ぶ前に、向かいにオクトパスカード八達通かクレジットカードでチケットを買えるタッチパネルが3つ並んでいるのに気が付いた。
 持っててよかった八達通。他の女の子が「NANA2」のチケットをクレジットカードで買おうとしても、途中から進めなくなってモタモタしていたのを尻目に、こちらはオクトパスカード八達通で、すんなりチケットを買えました。
 ほーほほほっ、まだこちらにはジャック・ニコルソンが背後霊として憑いているのよ、眉毛無し中島美嘉には負けなくてよ(ワタシはいったい、何人…)。
 
 んがっ!、場所的な便利さで選んだこのシネコン、上映前に果てしなく階段を上り、帰りも一気に階段を下りないといけない恐怖の心臓破り館なのを、すっかり忘れておりました…上映10分前に映画館に到着して安心してたら、5院(スクリーン5)は途中からエスカレーターがなくなり、階段を香港若者と一緒に、3階分は駆け上がりましたよ。帰りも7階分くらい下りました。ゼイゼイゼイ。朝の九龍公園ウオーキング、明日は中止だ。

 しっかし、ようやくたどり着いてみると、スクリーン、ちっちゃい……_| ̄|○
 このキンキラ大作こそ、ワイドスクリーンで堪能すべきなのに…。
 
 今回の予告編は、ビデオ映画ですか?と聞きたくなるほど画質の悪い、オーバーアクションも80年レベルの「ツインズ・ミッション」と王晶プロデュースのマージャンギャンブラーもの「雀聖3」でした。
 Twinsがサモハン・キンポー洪金寶や「SPL 狼よ静かに死ね/殺破狼」の悪役ウー・ジン呉京(船越英一郎似)と闘う「雙子神偸/ツインズ・ミッション」、敵に双子のカンフー使いを何組か集めたのが新趣向らしく。これは「ツインズ・エフェクト」などを日本公開した会社が買うんじゃないかなあ。権利金、「傷城」などよりずっと安そうだし。
 どっちも「カンフー・ハッスル/功夫」の家主夫妻、元秋と元華が出てたような。
 家主夫人こと元秋、さらにキョーレツな厚化粧下品オバサンぶりでした…吉本新喜劇でも通用するよ。中山美保玉砕だな…。

 そして、「満城盡帯黄金甲」。
 いやはや、何と壮大・絢爛・豪華な家庭不和劇であり、壮絶な夫婦喧嘩であることか。
 いつコン・リー鞏俐がアリアを高らかに歌い出すかと思うほど、ギリシャ悲劇やシェイクスピア(「ハムレット」は絶対入ってるよな)を意識した、中華オペラでありました。
 イーモウは「LOVERS」を経て「PROMISE 無極」に刺激されて、
 行き着いたのは結局「HERO 英雄」秦帝国の集団武力への回帰だったようです。某国だの某宗教団体だののマスゲームの不気味さを思わせる、あまりに揃い過ぎて個の魅力を圧殺したようなシーンが、たっぷり。
 さすがに人民解放軍を持つ国の……んがぐぐ。
 ただし、完全なるオペラだと、コロス(群集)はたっぷりいても、黒装束の忍者の群れは出てこないよな(大笑)。
 どうしても、何が何でも忍者を出したがるのは、トニー・チン・シウトン程小東アクション監督の執着なのか。
 日本では「どろろ」をアクション指導し、イーモウ作品でも架空の時代の架空の大王に忍者を操らせる。程小東、大資金を得てしたい放題やりたい放題じゃないですか!

 そして「上海ルージュ/揺 揺、揺到外婆橋」に引き続いて、またもやコン・リー鞏俐が酷い目に遭わされる。
 文字通り身をワナワナ震わせてすすり泣き、悔し泣きをする彼女の、鼻をすする音が、耳について離れません。
 "ワナワナ震え女優コンテスト"があったら、文句なしにダントツで世界一だよなあ…。
 いや、ないけど、そういうの。
 「上海ルージュ」では、もはや言うことをきかなくなってコントロール不能になった驕慢な愛人を、「オレの言うことを聞けずに勝手に離れていこうとしたら、こうだ!」と男がネチネチいたぶり、愛人の心身を痛めつけていくのがとっても不快でしたが(プライベートでは鞏俐と監督がその頃どうだったか知らない)、今回のネチネチぶりもすごい。
 これだからプロデューサーだの監督だの、支配欲剥き出しの"ピグマリオン症候群"の男ってば…。
 ……まあ、鞏俐扮する王妃も、自分でせっせと家庭不和の種を蒔きまくった割には、マクベス夫人ほどの権勢を持てずに自己破壊衝動に襲われたのか、作戦大失敗だったんだけど…。
 彼女が陥る「孤寒症」って、「宮廷女官チャングム」にも出てきた気がするなあ。映像では自律神経性更年期障害で起こるホットフラッシュ(顔面や胸のあたりがカーっと熱くなる。紅潮、のぼせ。体温調節の乱れ)の酷い症状っぽかったんだけど、ああいうのは本当に人為的に起こせるものなんでしょうか。東洋医学の先生に取材したいものです。

 「HERO 英雄」への回帰といえば、 音楽が……今回は「HERO 英雄」の現代中国が誇る大作曲家・タン・ドゥン譚盾ではなく梅林茂さんだったのに、
 どうしても男女コーラスに「♪ワッワッワッワッ」と歌わせないと、
 太鼓をドンドコドコドコドコ叩かせないと、気が済まないのか、イーモウは!
 そしてチェン・カイコー陳凱歌もイーモウも、"リウ・イエといえばヘタレ男"なのか? 眉毛を八の字にさせて、あのつぶらな瞳をうるうるさせて、追い詰めて、いたぶらないと気が済まない「ドS」なのか?

 場内の失笑をいちばん買っていたのは、あまりにあまりなヘタレぶりの、リウ・イエ君でした…かわいそー…。>>続きを読む
posted by nancix at 10:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

信和中心潜入も…(T_T)

 信和中心潜入から生還いたしました。やはりもにかるさんの事前情報通り、映画のポストカードやポスターやロビーカード販売の店が無い…。

 そして、両腕に恐ろしげな入れ墨をしたおにーさんやおっさんが30ドルで「傷城」のDVDを売ってる…絶対人の頭のシルエットで字幕が読めない代物だろー! ラスト寸前でブチっと切れて、可愛いワンちゃんが走って来て撮影者に飛びつくんだろー!

 あんたたちのやり口はずばっとまるっとお見通しだー!(なぜお見通し?)

 と思ったら、どうやら広東省で正式に版権を取得した中国版らしい…。
 もちろん北京語で、PAL形式です。
 でもねえ、信和中心で買ったら、893さんたちの資金源になっちゃうのよー(泣)。彼らがのさばる限り、映画館に観客動員できなくて、正式なDVDも売れ行きが伸びなくて、映画人が苦労することになるのよー!
 
posted by nancix at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「父子(足本版)」鑑賞

 ホテルで有料(24時間90ドル!)・有線のLAN接続が利用できるようになったんだけど、やはりblogが重いです(泣)。書き替えは帰国後しか…。

 油麻地の百老匯戯院-電影中心で「父子(足本版)」鑑賞。
 足本版って、ノーカットバージョンのことだったのですね。
 前日、ネットで調べた時は11時45分か12時開始だったのに、この日に限って11時35分始まり。チケットは売ってくれたけど、入場したらもう2分ぐらい見逃してしまってました(号泣)。
 自転車2人乗りで、父の背中にもたれながら風車をかざす少年の姿(ラスト近くにリフレインされる重要なシーン)を見られたからまだよかったけど。
 詩情豊かな風景描写、心象描写は、昨今の香港映画ではなかなか見られないものです。いかにも映画祭向け。今年の東京国際映画祭アジアの風部門に持って来そう。プログラム・ディレクターのテルちゃん絶賛しそう。

 いやしかし、長かった…(;-_-。

 マカオと言わず、東南アジアにごまんといそうなダメダメ瞬間湯沸かし器負け組男を、アーロンよくぞこれだけ演じ切った!感動した!
 まあ、nancixはこんなタイプには絶対に、近寄らないことに決めていますが。向こうも願い下げでしょうし。
 そして、アーロンとチャーリー・ヨン楊采[女尼]ら、女優陣とのベッドシーンが、エロい! 監督入魂のシーンと拝察。
 今回もおっぱいこそアーロンのたくましい背中で隠して見せませんが、「2046」のトニー&チャン・ツイィーに勝るとも劣らない、詳細な床戯が延々と続きました。
 ……だから、長いんだってばさ。

 撮影がマーク・リー・ピンビン李屏寶なせいか「花様年華」のホテルのように、古ぼけたマカオのゲストハウスの廊下でカーテンが、揺れる。
 「欲望の翼」のごとく、イタした後の虚脱した男女のベッド上の姿が、エロい…。
 「2046」のごとく、隣室の訳あり小姐とアーロンが、当初は何だか気に食わないようなのに、アイラブユーもなく欲望の赴くままに深入りしてしまう…。
 おいおーい。

 それにしても子役にトラウマが残らなかったか、気になるところです。

 あと、子役も含めて、よくまあこんなに「アーロン系統」の容貌を集めてきたなあと、キャスティングに感心しました。
 アーロン系統なのに、微妙な目鼻口の配置によって、アーロンは超美形、他の方は…まあまあ…なんですがね。
 子役が成長すると、美少年になってくれるんだろうか。謎。

 かなり疲れて映画館を出て、本来は地下鉄の油麻地駅を目指すはずが、うっかり方角を間違えて佐敦に近い方へと歩いてしまいました。まあ、ネイザンロードに出れば何とかなるでしょ、おなかも空いたしとトテトテ歩く。
 ネイザンロードに出ると、道の向こうに何度も宿泊したイートンホテル逸東酒店が見えた。
 地下フロアでトイレを借りて(ホントは地下のカフェの客専用ですけどね)、ネイザンロードに出て「地球の歩き方」を調べ、「春和楼餃子旺角店」で遅いランチを済ませることにしました。時刻はすでに2時半だ。
 この店は、かのチャイ・ラン蔡瀾氏プロデュースによる紅[碪カ]黄埔新天地の「蔡瀾美食坊」にも出店してるっていうし。
 しかし、外れでした…。
 「春和楼招牌餃子」35ドルは、「焼き餃子で」と注文したはずが水餃子で出て来た。しかも、今頃社員食堂でも使わないだろうと言いたいメラミン樹脂製"なんちゃって和風"舟盛り食器で。
 餃子に舟盛り…。
 それに、盛り付けも何もあったもんじゃない。熱々じゃなくて、ぬるい。
 げんなり。
 「家常餅」18ドルは、薄いお焼きです。でも、何か調味料付けないと、モソモソして食べられない…そして食卓に置いてあった中華醤油らしきものは、何だかしょっぱいのでした。あああ、キッコーマン醤油欲しい。もしくは我が家にある、ナントカ味噌入り「餃子のたれ」。

 あー失敗した、失敗した。蔡瀾さんに頼りすぎた。
 香港で餃子に期待するもんじゃないのかも。
 やはり食べるなら蝦餃エビシューマイだ、腸粉だ。

 そしてKCRに乗って遠征した先(プライベートなので秘密)は、今年から土曜が全休になっていて、オフィス訪問できなかったのでした。
 あああ…餃子の祟りか、はたまたまだジャック・ニコルソンに祟られているのか。
 まあ、海辺の美しい景色が見られて、駅前ショッピングモールで「奇華餅家」を見つけ、友人からのリクエストの「熊曲奇(パンダクッキー)」を買えたからいいとしよう。
 この「熊曲奇」、職場への土産にも1箱買いましたが「サクサクしてて上品な甘みでおいしい」「垂れ目パンダが何だかユーモラスで可愛い」と好評でした。
 リクエストしてくれた友人に、感謝!
posted by nancix at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

香港の郵便局訪問中

 九龍公園散策を終え、星光大道に向かっています。
 尖沙咀のペニンシュラホテル裏の辺りは、大規模な工事中なんですね。
ペニンシュラホテル裏工事現場

 重慶マンションのさらに東側には超高層ビルを建築中だし、いやビックリ。
尖沙咀東の超高層ビル
 
 前回の香港旅行では香港島サイドに宿泊して、あまり尖沙咀を歩かなかったので、全然気づかなかったのです。

 尖沙咀郵便局に寄り道して切手を買うつもりが、子豚のマクダルシリーズの人気イラストレーター、アリス・マクさんによるマクマグの可愛いフォトフレームを発見! 138香港ドル(約2200円)。
 お土産にすると即決!
 窓口のおねーさんと
 nancix:「好Q(CUTEの香港風発音)!」
 おねーさん:「カワイーネ!」
 と意気投合。
 あ、あれ? どっちが日本語?

 局内の撮影は遠慮したので、画像は今年の記念切手案内ボードなり。
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posted by nancix at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

蛋達仔〜!

 香港で最初の朝食は、ホテル地下の「漢寶皇宮酒楼」の飲茶。朝は7時から営業中で、かなりの大広間。家族連れや高齢者夫妻でにぎわってます。
 なぜかBGMに電子音のような「花 〜すべての人の心に花を〜」(喜納昌吉作曲の)が鳴り続けてます……。
 ワゴンをおばさんが押して来る方式ではなく、テーブルのメニュー表にテーブル係が注文を聞いてチェックを入れていく方式。

 「お茶は何飲む?」とまず聞かれ、いつもなら反射的に「ポーレイ!」と返事するところですが、今朝は何だか別のが飲みたい。「寿眉茶!」と言ってみた。
 「サウメイ」の発音が違ったか、オジサンは「サウメイ、サウメイ…」と2回繰り返してから合点した様子。まもなくお茶が届きました。
 おお、結構サワヤカだ。

 お粥では定番の「皮蛋痩肉粥」優待価格4.8香港ドルと、水晶鮮蝦餃(特)を注文。野菜類では手ごろなメニューが見当たらず。
 お粥をほとんど食べ終わった頃にやっと届いた水晶鮮蝦餃は、蒸し過ぎなのか、透明な外皮がべちゃべちゃしてました。でもエビの味は格別。

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 デザートは蛋達仔。
 ここの蛋達仔はパイ皮。焼きたてじゃないのが残念だけど、とりあえず満足!
posted by nancix at 10:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やはり鮮蝦雲呑麺を!

 香港初の夕食は、映画館に近い廣東道沿いにある”ブリリアントガーデン めん類とおかゆの店”こと「榮苑粥麺小厨」にて。

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 鮮蝦雲呑麺(エビワンタンメン)22HKドル、
 蠣油菜遠(ゆで青菜のオイスターソース添え、遠の字が違うけどフォントが見つからない)20HKドル、
 注文してから調理始めるので時間がかかり、画像にはないけど叉焼腸粉22HKドル。
 青菜、1人では量が多すぎ。申し訳ないけど雲呑麺以外は残してしまった。

 何の変哲もないメニューだけど、もうね、これ見ると「帰って来たぁ!」という気分になれるのは何故だろう。
 旅のたびに立ち寄れる、お気に入りの店があるというのは幸せなことだ。特に、店の入れ替わり・地域再開発の動きが激しい香港では。次にも訪れたいんだけど…。

 いつも順番待ちの人々でごった返している「糖朝」の並びにあるんだけど、実はこっちの方がnancixは好きなのだ。連れが「糖朝」にこだわらない限り、こっちに入る。1人でもレジ横の席を用意してくれるし、「糖朝」の気ぜわしい女性店員より、ここのオバサンたちの方がメニュー選ぶときに「野菜なら○○はどうだ」とアドバイスしてくれたり、お茶を入れ替えたりして構ってくれる。
 実はここ、近所に録音スタジオがある(あった?)ので、レコーディングの合間に気分転換でニコラス・チェー謝霆鋒やイーキン・チェン鄭伊健がやって来た頃もあったのだ。以前は店内にサイン色紙が飾られていたけど、今回はサインが見当たらなくなっていた。
 
 
posted by nancix at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月05日

「傷城」鑑賞初回。

 1月4日からぐぐっと上映回数が減った「傷城」、尖沙咀の「嘉禾港威」では、午後7時40分からの1日1回限りになってました。
 ぐわーーーーん。
 10日までは、曜日によっては一日2回にもなるんですけどね。
 「黄金甲〜」はまだまだ上映回数が多くてロードショーのノリなのにぃぃ。
 でもやはり、「インファナル・アフェア」ロケ地でしかも、サムボスことエリック・ツァン曾志偉に出くわしたこともある、この映画館で初回は見たいんですよ!
 
 まあ「インファナル・アフェア無間道」と違って、推理ものは真相が明かされて結末を知ってしまうと、マニアでないと何度も何度も見ようという気にはなれないかもしれないからなあ…。
 しかし、1院(シアター1)のM11に陣取ったnancixの周囲を埋めているのは、カップルばっかりですよ。
 まん前のカップルなんか、寿司詰め合わせパックなんか仲良く食ってる! 日本かよ!
 バイオテルム オムの金城武出演CMと、二コール・キッドマン出演のシャネルCMに続いて、今後上映予定作品の予告編が流されます。シャネルって、もしや王家衛がディレクター? トニーの出演CMこそ見たいのに…。
 予告編では、11月30日公開というルイス・クー古天樂と、原作の短編小説も書いたというレネ・リウ劉若英主演の「生日快楽」が見たいなあ。ラブストーリーのおしゃれで小粋な小品佳作を作り続ける、ジョー・マー馬偉豪プロデュース作品です。
 そして銀髪アンディ・ラウ劉徳華とダニエル・ンー呉彦祖ががっぷり組んで共演の「門徒」、2月13日公開予定か…。
 両親がタイ華僑でタイ育ちのピーター・チャン陳可辛がプロデュースしたわけは、タイ・ラオス・雲南省あたりの国境にあたる黄金の三角地帯=ケシの栽培地域におけるロケを敢行する必要があったから、と見た。
 …違うかもだけど。
 アンディ兄貴、いやさすっかりボスの風格を身に着けて、演技がやはり濃い!
 
 お待たせしました、そして「傷城」。
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posted by nancix at 23:55| Comment(1) | TrackBack(1) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初日の戦利品

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チムシャツイの星光行という、スターフェリー乗り場に面したビルのコンピューター売場フロアにある台湾書籍専門店「尚書房」を香港在住のレインボーママさんに教わって、「傷城」チケットを買いに行きがてら足を延ばした。
 「men’s uno(大陸版?)」は最後の2冊、「明MING 青春の星」は最後の1冊をゲット!いずれも1冊30ドル。

 サウンドトラック盤はとりあえず高いけどHMVで。99ドル。HMVが移転して初めて行った…2階分のフロアしかないのね。
 映画観た後は、BGM流しまくりで寝る予定。
 ではそろそろ夕食と、映画に出陣だ!
posted by nancix at 19:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本日の香港は晴天なり

快晴の関西空港から、快晴の香港に到着!
機内で爆睡するつもりが、何と「The Deperted」中国語字幕の英語版で観ちゃいましたよ! 今回はジャック・ニコルソンに憑依されているのかっ!ひいいぃっ!
これはもう別物の映画か、とあきらめたら観た記憶のある場面ややりとりになって、気色悪いったらない……あの思い出深い嘉禾の映画館がポルノ映画館になって、ニコルソンのアレを無修正(もちろん作り物らしいけど)で観るハメになろうとは! うーんうーんうーん……。
おっとエアポートエキスプレスが九龍駅に到着します。では再見!
posted by nancix at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

遅ればせながら、新年快楽!

 ……大変長らく、本Blogをほうったらかしにしてしまって申し訳ありません<(_ _)>
 遅ればせながら、新年快楽!でございます。
2007年版年賀状…

 今年版の年賀状より。
 ……「傷城(きずしろ、ととりあえず呼んでいる)」をネタにすると、どーーしてもどーーしても快楽!って感じになりませんよね…。

 地獄の年末進行、残業終わって帰ったらバタンキューを繰り返し、
 老父のオヤジギャグとウンチク話地獄の、ほとんど誰も寄り付かない年末年始を過ごし、
 普段は小言少々しか会話のなかった老父と顔を突き合わせてしみじみ思ったのは、
 人間、老いて他人の言い分を全く聞かずに自分のウンチクばっかり開陳するようになったら、少しでも反論されるとムキになって屁理屈や暴言を言い張るようになったら、人生虚しいよねー、ってことでした。
 そして老父似の自分が、知らず知らずのうちにそうなっていないかと、
 「またお話を聞かせてクダサイ」
 「また映画の解説をお願いします」
 と書き添えられた職場仲間や香港系仲間の年賀状を見ながら大反省したことでした。
 人の話を、まずちゃんと聞こう。

 そりゃさ、多少は長く映画見てきてると、アレコレ気がついてしまうし、アレコレ連想するし、
 「白い伯爵夫人」よりも「レッド・ダスト」の方が、同じ時代の上海を舞台にしていても男女の機微の描き方が…とか何とか言いたくなっちゃうわけですよ。
 でも、それって「昔はよかった」の後ろ向き懐古主義じゃないか?と自問してみる。そんなことで何か建設的な意見が吐けるか? いじらしいほど感激している皆さんに冷や水を浴びせるような真似をして、何かいいことあるか?
 いかん。
 香港人に倣って、後ろを振り向くよりも毅然と前を向いて歩くのだ。
 後ろ向きに、すねたお子ちゃまにしかなれない時は、自分でも嫌なほど皮肉なイヤミ女になりそうなときは、思い切ってBlogを書くのを止めますですよ。
 だって文章は残るんだもの。自分も読み返したくないものを、人さまに読ませられないし、ね。

 金城武ファンの皆さんに「怖い、こわい」と怖れられているトニーに感情移入してダークサイドに呑み込まれてどっと落ち込んで立ち直れないかもしれないけど、
(深淵を覗きこむとき、その深淵もこちらを見つめ返しているのだ−−フリードリヒ・ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」)
 そして今夏らしい日本公開の有り方も大いに危ぶまれるけど、
 「傷城」を遅ればせながら、香港に観に行くのだ!

 というわけで、年賀状がそろそろ届いた皆さんにもお伝えしましたけど、本日5日より8日まで、久々の香港単独潜入に行ってきます。

>>続く
posted by nancix at 03:50| Comment(6) | TrackBack(0) | 日々のこと。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする